2009年12月31日

Solidata製SLCタイプSSD「K5-64RE」をVAIO Zシリーズに載せる。

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久しぶりのVAIO ZシリーズiconのSSD換装ネタ。

・VAIO typeZに、Samsung製SSDを載せてみる。
・VAIO typeZにSLCタイプのIntel製「X25-E」を載せてみる。(その2)
・VAIO typeZに最新コントローラのOCZ「Vertex」シリーズを載せてみる。「新ファーム(1275)編」
・VAIO typeZに赤いSSD「G-Monster V2」を載せてみる。
・VAIO typeZに2.5インチSSDを載せる。(その2)

今回は、
SOLIDATA製のSSD「K5-64RE」


このSSDは、2009年夏頃に発売されたもので、
2.5インチサイズ、
インターフェースはSATAII(3.0Gbps)、
INDILINXコントローラーと64MBものキャッシュを搭載。

一番のキモとなるのは、
NANDフラッシュにSamsung製のSLCタイプを採用している事。


メーカー公称値としては
読み込みで最大250MB/s、書き込みで最大190MB/sと
かなり高い値に目が行きそうになるけれど、
どっちかというと
最大リードやライトに興味があるわけではなくて
SLCタイプのSSDに64MBのキャッシュという組み合わせでの
日常での使い勝手感はどうなのか?に興味がある。

最近ではすっかりMLCタイプのSSDが主流になっているけれど
耐久面でアドバンテージが大きいだろうと思われるSLCを採用しているだけで魅力的に見えてしまって、
それに加えて、この製品は終了間際なのか
かなり値段が落ちてきている事もあって使ってみたくなる。

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<素のSSD性能をベンチマークテスト>

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まずは、
VAIO typeR mastericon「K5-64RE」
シリアルATAケーブルと電源ケーブルで接続して
ストレージとして認識されたら
未フォーマット状態のままでSSD自体の能力を計測。

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●HD Tune Pro 3.50(読み込みテスト)

・SOLIDATA製「K5-64RE」(SLCタイプ)

  『Read 64K』            『Read 512K』

  『Read 8MB』            『Random Access Read』

読み込みテストでは、
終始平均して220MB/sという驚異の速度を保っていて
グラフとしてもブレもほぼないほどに安定した結果。

また、ランダムアクセスを見ても
非常に高速。

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●HD Tune Pro 3.50(書き込みテスト)

・SOLIDATA製「K5-64RE」(SLCタイプ)

  『Write 64K』            『Write 512K』

  『Write 8MB』            『Random Access Write』

書き込みテストでは
グラフはノコギリ状の形となっているものの
極端な落差はなく、
単体で今までにここまで高速な数値があったか?
と思えるほどの速さを示していて
8MBでの計測にいたては公称値を超えるほどの結果が。

無論、ランダムの速度も非常に速い。


以上の計測がすんだので、
今度は「K5-64RE」をフォーマットしてファイルベンチマークも計測。

128KB以上になると、
読み込みはコンスタントに200MB/sを超えていて
書き込みも180MB/sあたりを確実にキープしている。

こんなに順調な結果が出て良いんだろうか?
と逆に不安になる。


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<VAIO typeZに装着してベンチマークテスト>


次に、
VAIO Zシリーズiconへの「K5-64RE」を装着して、
リカバリーディスクからシステムをインストールした状態で、
ベンチマークテストを行う。

『今回使用したVAIO Zシリーズiconのスペック参考』
OS:Windows Vista Home PremiumSP2(64bit)
CPU: Intel Core2 Duo P8700(2.53 GHz)
メモリ: 4GB
チップセット:Intel GM45 Express


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●CrystalDiskMark2.2

・SOLIDATA製「K5-64RE」(SLCタイプ)

   『100MB』              『1000MB』

CrystalDiskMark2.2では
シーケンシャルのリードライトともにほぼ公称値どおりで
512Kランダムの書き込みの数値にいたっては200MB/sを超えている。

また、
4Kランダムライトも読み書きともに24〜25MB/sという
Intel製SSDに匹敵する値になっている。

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●PCMark Vantage(HDD Suite)

・SOLIDATA製「K5-64RE」(SLCタイプ)

HDD Test Suite: 24860.0

「PCMark Vantage」で、
ストレージテストとなる「HDD Suite」を実行して
実用に近い状況でのテスト。

トータルスコアを見てもその一つ一つの項目を見ても
今までの2.5インチSSDの中でも突出した性能を発揮している。

ベンチマークのやり甲斐があるというか
テスト結果だけみれば本当に満足できるのは違いない。

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●Windowsの起動と終了、休止と復帰

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で、実際の速度を表す指標として
Windowsの起動や終了、休止と復帰の
速度はどんなものなのかをストップウォッチで計測してみる。

・SOLIDATA製「K5-64RE」(SLCタイプ)
『Windows Vista起動』
Windows Vistaロゴ表示 ・・・約31秒
画面切り替わり壁紙出現 ・・・約36秒
ウェルカムセンター表示 ・・・約37秒
サイドバーガジェット表示 ・・・約40秒
インターネットに接続   ・・・約50秒

『終了』・・・約14秒
『休止』・・・約53秒
『復帰』・・・約25秒

Vistaの起動に関しては
とても高速で壁紙が表示されてから
ウェルカムセンターとサイドバーがジェットが一瞬で出てくるし
ネットワークにつながってインターネットが出来るまででもとてもスムーズ。

終了時間もそこそこに速いのだけど、
休止に移行するまでもが非常に時間がかかるのと
休止からの復帰にしてもあまり早い印象を受けない。

ベンチマークの結果からすれば
もっともっと素早い動作になるのかと思ったけれど
このあたりの実質的な速度は
他の2.5インチSSDと比較してそうたいして変わっていない。

書き込みの速度があれだけ速ければ
休止なんてもっと早くてもいいだろうに
Zシリーズ本体のストレージアクセスランプを見てみると
休止状態に移行する最中に、
途中で消えている間が多くて結果として時間がかかっているようだった。

それ以外は文句なく速い。

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<SOLIDATA製「K5-64RE」の雑感>

ベンチマークテストは上々だし
VAIO Zシリーズiconへ組み込んで
リカバリーからWindows Vista SP2、VAIOアップデートにいたるまでも
とてもスムーズに進んでいたし、
まる1日使った限りでは非常に高速なレスポンスで快適。

と、ここまでみると
なかなか良いSSDだと言えるのだけど、
使いながらいろいろ調べてみると、
このSSDに関しては、使用頻度が増していくと
速度劣化が起きるという事例もあるみたいで
かなりドキっとさせられた。

もしかしたら、
これから先に頻繁にデータの書き換えが進むと
インストール当初の高速パフォーマンスが失われてしまう可能性も
あるかもしれない。。


ちなみに、OSがWindows7であれば、
データの書き換えを効率化するTrimコマンドが備わっていて
そういった速度劣化を抑えてくれる便利機能もある。

でもこれには、SSD側にもTRIMコマンドに対応している必要があって
さすがに「K5-64RE」は、発売されたタイミングからしてもTrimコマンドに対応していないだろうと思っていたら、
「CrystalDiskInfo」で確認すると
なぜか対応機能にTrimコマンドが表示されていた(汗

メーカーのHPを見ても自分が見た限りじゃ
その確認はできなかったのだけど、単なる誤表記なんだろうか?

どっちにしても
Vista環境であれば、Trimコマンドの恩恵には預かれないので
「マッハドライブ」を利用して
書き込みの断片化を極力減らすというやり方のほうが現実的かもしれない。


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Posted by kunkoku at 21:12Comments(4)TrackBack(0)