2007年01月21日

Windows Vistaがストレスなく動くモバイルVAIO「VAIO typeS」



Windows Vistaを搭載したVAIO typeS。

VAIO typeS プミアムバージョン 「VGN-SZ93NS・93S・93HS」
プレミアムカーボン、ブラック(カーボン)
sonystyle販売価格:163,800 円(税込) 〜

VAIO typeS 「VGN-SZ83NS・83S・83HS」
sonystyle販売価格:149,800 円(税込) 〜

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モバイルVAIOの中で
最高のパフォーマンスを発揮してくれるのが
このVAIO typeS。

CPUに、Core 2Duoを搭載できる事と、
ハイブリッドグラフィックシステムを採用により
グラフィックアクセラレーター「NVIDIA GeForce Go 7400 GPU」を
使える事。

【ハイブリッド・グラフィックシステム】

VAIO typeSの特徴的な部分ともいえる
「ハイブリッド・グラフィックシステム」。

VAIO typeT、VAIO typeG、VAIO typeUといったモバイルVAIOの場合、
バッテリーライフを優先するために
チップセット内蔵のグラフィックアクセラレーターのみを採用してる。
反面、グラフィックまわりの処理速度が弱いので
マルチタスクや、ゲームには不向き。

大型ノートPCになると
別にグラフィックアクセラレーターを載せてるので、
映像処理を一手に任せる事ができてグラフィック動作も機敏になる。
ただし、どうしても電力の消費が激しいので
すぐにバッテリー切れになってしまって
持ち運びには不利になる。

電源のある仕事場では処理速度が速いほうがいいし、
外出先でバッテリー駆動で使いたい時もあるし、
という場合に、
二つ(チップセット内蔵と、専用グラフィックアクセラレーター)の
特性を両方を切り替えられるのが
「ハイブリッド・グラフィックシステム」。


消費電力をなるべく抑えてバッテリー駆動時間を優先したい時には、
パフォーマンス切り替えスイッチを「STAMINA」モードに切り替えて
「チップセット内蔵のグラフィックス・メディア・アクセラレータ 950」を使用する。
バッテリーのスタミナ性能としては、
約1時間も長持ちする計算になる。

STAMINAモード最長バッテリー駆動時間 :約6.5時間
SPEEDモード最長バッテリー駆動時間 :約5.5時間


3Dゲームや動画編集に限らず、
Vistaをストレスなく動かそうと思えば
パフォーマンス切り替えスイッチを「SPEED」モードに切り替えて
「NVIDIA GeForce Go 7400 GPU」を使用する。

この速度の違いは、明らかに違うので
普段、電源が確保できる場所では「SPEED」モードで使うのが当たり前になるはず。

ベンチマークも参考までに。
・Core 2 Duo搭載VAIO typeSのベンチーマークテスト(その1)
・Core 2 Duo搭載VAIO typeSのベンチーマークテスト(その2)


【CPU】

CPUも低電圧を優先したシングルコアのCore Soloを搭載する
モバイルVAIO(VAIO typeT、VAIO typeG、VAIO typeU)とは違い
VAIO typeSは、実行部分(コア)を2つ持つ
非常に処理速度の速い「Core 2 Duo」を搭載。

特に上位2つの
・Core 2 Duo T7600(2.33 GHz)
・Core 2 Duo T7200(2 GHz)
は、他のCPUの2次キャッシュメモリーと比べて2倍の4MB!

より多くのデータを2次キャシュ上で処理できて
2つあるそれぞれのメイン実行部分からアクセスが可能。
(アドバンスト・スマート・キャッシュ)

2次キャッシュを共有化して効率の良いデータアクセスが出来るため
4MBという2次キャッシュの大きさがアドバンテージになる。

一般的な作業(エクセルとワード、ブラウザ閲覧)はもちろん
フォトショップやイラストレーター、
3Dゲームやハイビジョン編集や、動画のエンコードも
デスクトップ並の処理速度でこなしてくれる。

2006年秋冬モデルでは
2次キャッシュメモリー4MBを積んだCPUが
Core 2 Duo T7600(2.33 GHz)しかなくて
あまりにも高額なので断念せざるをえなかったけど、
今回2007年春モデルになって、
Core 2 Duo T7200(2 GHz)が追加された事で、
コストパフォーマンスから見ても
Core 2 Duo T7200(2 GHz)が一番魅力的なCPUになる。

・CPUってドレを選べばイイんだ?がわかりやすい「プロセッサー徹底講座」


【ハードディスク】

ハードディスクには、
新たに200GB(SerialATA)を選択できるようになった。

ただし、60GB〜160GBの回転数は5400回転/分だけど
200GBの回転数は4200回転/分になる事には注意。

Vista上で、HDDの回転数の差が
どれだけのパフォーマンスの違いが出るかは微妙だけど、
おそらくアプリの起動時や
HDDにあるファイルを読んだり書いたりする時には影響してくる可能性アリ。

ちなみに7200回転/分を取り付けた実験結果はコレ。
・完全保証対象外!VAIO typeSのHDD換装(その1)
・完全保証対象外!VAIO typeSのHDD換装(その2)


【ACアダプター】

ACアダプターに、
スティックACアダプター「VGP-AC19V21」を選択可能になった。

このスティックACアダプターは、
ACアダプタ部がスティック形状になっているから、
バックの隙間にもいれやすいし邪魔にならない。

使うときは、スティックアダプタをVAIOの後ろにおいて
そこからACケーブルを2.5mまでのばせるので
中途半端にアダプタ部が地面にころがらなくて非常に使いやすい。

今までは、
スティックACアダプターは16Vのタイプしかなかったため
19VのVAIO typeSには使えなかったのが、
今回ついに19V対応の「VGP-AC19V21」が追加されて、
さらに、カスタマイズ上で最初から選べるようになったのはうれしい。

・予備の電源を用意しよー。「スティックACアダプターVGP-AC16V10」

買い増しだと13,800円(税込)を払わなきゃいけないところが
それが、カスタマイズの際に+5,000円(税込)で
スティックACアダプターを選択出来るようになってる。
価格差だけみても8,800円も得。

【OS】

OSにWindows Vistaが搭載。
手軽に使うためのホーム用から、
仕事でバリバリ使うビジネス用までを考えて
【Windows Vista Home Basic】
【Windows Vista Home Premium】
【Windows Vista Business】
の3つから選択が出来るようになってる。


【Office2007】

オフィスもOffice 2007に進化。
Word2007、Excel2007、Outlook2007がパッケージになった
「Office Personal 2007」にPowerPoint 2007が加わった
「Office Personal 2007 with PowerPoint 2007」の選択も
出来るようになった。

おかげで、仕事上必要な事の多い「PowerPoint 2007」を
後から単体で買わなきゃいけないって事もなくなった。


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【軽量化と薄型化から生まれたプレミアムバージョンデザイン】

VAIO typeSプレミアムバージョンを手に取ってわかるのは、
まずはその薄さと軽さ。
それは、通常モデルのVAIO typeSと比べても違う。


液晶背面は、マルチレイヤーカーボンファイバーを採用していて
マグネシウム素材よりも軽量かつ強度をアップ。

液晶ディスプレイには、
白色LEDを採用、導光板の薄型化、システム基板の小型・軽量化した
「クリアブラック液晶(スリムLED)」を搭載。

ドライブには、より軽量化のために
「軽量DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層記録対応)」を採用。

一つ一つのパーツを極限まで軽くする事で、トータルの重量1.69kgを達成。
VAIO typeS 「VGN-SZ83NS・83S・83HS」の1.89kgに比べて、約210gも軽い。

実際にVAIO typeSプレミアムバージョンを手に取ると、
頭で想像してる以上に軽いので、ビックリする。


さらに軽量化の努力はそのまま薄型化にも貢献。
マグネシウム合金よりも30%軽くしても2倍の強度を持つカーボン素材と、
白色LEDを採用した事による内部基盤の小型化のおかげで、
液晶部の厚みだけなら、なんと5.1mm。

VAIO typeS「VGN-SZ83NS・83S・83HS」iconの液晶の厚さ8mmと比べると、
約3分の2以下の薄さという事になる。


キーボード手前のパームレストには、アルミニウム素材を採用。
アルミの板の厚さは、0.7mmまでの薄くされていて、
強度と軽量化のバランスがとられてる。

さらに、耐食性や耐摩耗性を高める処理がされていて
パームレストの経年変化を極力抑えるようにできている他、
ヘアライン加工を施す事で、非常に高級感があって
所有欲を満たしてくれる。

結果、本体部分の最薄部は22.8mm、最厚部は33.7mmまでスリム化されていて、
VAIO typeS「VGN-SZ83NS・83S・83HS」icon
最薄部は25.7mm、最厚部は37.1mmに比べると、
プレミアムバージョンでは、
最終的に最薄部で2.9mm、最厚部で3.4mmも薄型化されている。


・typeS[SZシリーズ]プレミアムバージョンをレビュー(その1)
・typeS[SZシリーズ]プレミアムバージョンをレビュー(その2)
・typeS[SZシリーズ]プレミアムバージョンをレビュー(その3)


【プレミアムカーボン OR ブラック(カーボン)】

ブラック(カーボン)は、落ち着いたマットなブラックで
特にカーボンの繊維などは見えない。

プレミアムカーボンは、+5.000円(税込)で選択可能。
(注:Webカメラを選択しないとプレミアムカーボンは選択できない。)

マルチレイヤーカーボンファイバー特有の繊維が浮かび上がり
光のあたり具合や見る角度によって、
そのヘアラインが見え隠れして、高級感があって非常に美しい。


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Windows Vistaを搭載しても間違いなく
サクサク動いてくれるモバイルVAIO最高のパフォーマンスを持ちながら
薄くて軽いボディや
所有欲をみたしてくれるデザイン性はやっぱり魅力的。




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