2007年01月31日

VAIOでWindows ReadyBoostを使ってみる(その1)


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Windows Vistaには、
ソフトを快適に使えるようにする「スーパーフェッチ」と
「ロープライオリティI/O」っていう機能があるらくて。

<うんちく>

Windows Vistaの「スーパ ーフェッチ」では、
よく使うアプリの起動がに速くなる。

Windows XPだとその時その時に起動したアプリの発生順に
メモリに読み込んでいたものが、
Windows Vistaになると
普段のアプリの利用頻度を記憶していって、
よく使うアプリを、使う前にあらかじめメモリに読み込んでおくので
圧倒的に起動が早くなるというもの。


「ロープライオリティI/O」は、
ハードディスクにアクセスする際に
優先の高いものから処理してくれる機能で
バックグラウンドで動作するアプリなどは優先度を下げてるので
今まさにやってる作業の処理を邪魔する事がなくなる。

どっちも、使う側が意識する事はなく
勝手に機能してるものなので
使ってるうちにイライラが減少するかもしれない。

参考:Windows Vista アプリケーションがレスポンスよく使える!(microsoft)


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それでも、やっぱり何だかんだと気になるのは
メインメモリの容量。

Windows Vistaを触った感覚で話をすれば、
間違いなくメインメモリが512MBしかないとすると
OSを運用するだけでメモリをほぼ全部を使ってしまってるみたいで
どうにも動きが苦しいって事。

最低でもメモリは1GBあったほうがイイのと
1GBあればそこそこ動いてくれる事が
触っててなんとなくわかった。
(実際には、CPU、グラボ、HDDのアクセスもからんでくるけど。)

だけど、
どうやらWindows Vistaの場合はもっとそれ以上、
出来れば2GBくらいあったほうが快適に動くみたいだと
教えてもらったりして、
じゃ、いったいどれくらいあればイイんだ?

特にモバイルVAIOと呼ばれる
VAIO typeUiconとかVAIO typeTiconVAIO typeGiconは、
グラフィックがチップセットに内蔵って事もあって
グラフィックメモリーに、
メインメモリーの一部を使っちゃってる事を思えば
確かに1GBと言わず、
もっと容量があったほうがイイのは想像つくけど。

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【Windows ReadyBoost(レディーブースト)】


Windowsってのは、複数のアプリを立ち上げたり
重たいアプリを使うと
メモリ不足になってしまって、
HDDにデータを退避するスワップ現象を起こして処理が遅くなる。

というのも、そもそもHDD自体が、
メモリに比べると、圧倒的に読み書きのスピードが遅いから
どうしてもそれに足をひっぱられてしまって
動きが重たくなって体感速度はどうしても遅くなってしまう。。

−−<参考までに。>−−
HDDの代わりにフラッシュメモリーを使ってる
VAIO typU<ゼロスピンドル>の体感速度が
速く感じる要因の一つとしても
HDDに比べてフラッシュメモリーのほうが
読み書きスピードが速いから。

アプリの起動時間が速いなるだけじゃやなくて
もしもスワップ現象が起きたとしても、
それが高速に処理されれば、待たされる感覚も少ない。
−−−−−−−−−−−−

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もちろんメインメモリが、どーんと大きければ
そういった事も起きにくいけど
「メインメモリの増設がこれ以上無理!」とか
「メモリが高いから、買うくらいなら我慢する!」とか
いろんな理由があったりする。


そこで、
Windows Vistaには新しい機能として
USBメモリなどのフラッシュメモリーを利用して
メインメモリの仮想メモリとして使う事ができる
「Windows ReadyBoost(レディーブースト)」という
とっても便利な機能がある。


<やり方>
って言ってもやり方も超カンタンで
例えば、USBメモリをブスっと差すだけ。


すると、
[自動再生]画面の下のあたりに
[システムの高速化(Windows ReadyBoost使用)]ってのが出てくるので
コレをクリックする。


フラッシュメモリーのプロパティが開いて
ReadyBoostが現れる。

そこで、今まさに差してるUSBメモリの容量のうち
どれだけの容量をレディーブーストに割り当てるかを
好みで決めればOK。


手順はたったのそれだけ。

そうすると、USBメモリ内に
[ReadyBoost.sfcash]っていうファイルが出来て、
これでいつでもUSBメモリを差せば、
ディスクキャッシュとして機能してくれる。

ちなみに、
万が一、誤ってUSBメモリをズボっと抜いてしまっても
メモリ内にあるキャッシュと同じデータはHDDにも持ってるので
データがぶっとんだり、
プログラムが固まっちゃう事はない。
(ただし、もとどおり遅くなるけど。)


注意点としては、
フラッシュメモリーであれば
どれでもレディーブースト出来るわけじゃなくて
中には対応していなフラッシュメモリーもあって
レディーブーストが使用できない事もある。

レディーブーストの必須条件としては、
2.5MB/s以上(ランダムアクセス時)
ライト速度1.75MB/s以上(ランダムアクセス時)
というのがあるけど
この条件を満たしててもダメな場合もあるみたいで・・・
(後日書く予定。)


対応できなかった場合は、
フラッシュメモリーのプロパティは
上記のように表示されてしまう。


また、メモリー容量も最低256MB以上は必要で
それ以下の場合は、
容量が足りない旨のインフォメーションが表示される。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

実際、どんなもんかなーと思って
早速やってみたら
コレが、一筋縄に行かなくて
かなりいろんな苦労を呼び込む事になってしまった・・・
(さすが初モノ・・・)

続く。。


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