2007年07月03日

VAIOノート最高峰のSantaRosa搭載「VAIO typeA」



VAIOノートのフラッグシップモデル「VAIO typeA」に
SantaRosaを搭載した最新モデルが今日から受注開始。

VGN-AR93US・AR93S 【プレミアムブラック】
ソニースタイル販売価格:274,800円〜
・ブルーレイディスクドライブ選択可能
・HDD最大400GB(200GBX2)選択可能&RAID 0対応
・17型ワイドWUXGA「クリアブラック液晶」(ピュアカラー)

VGN-AR83US・AR83S 【ブラック】
ソニースタイル販売価格:209,800円〜
・DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層記録対応)搭載
・HDD最大250GB RAIDなし
・17型ワイドWXGA+「クリアブラック液晶」(ピュアカラー)

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フラッグシップだけに
最新SantaRosaを搭載した恩恵はかなり大きい。

FSB(フロントサイド・バス)が800MHzに引き上げられて
それに対応したデュアルコアのCPUを搭載。

シングルタスク(コアを1つしか使わない場合)の際にも
片側を休止させて使用するコアのパフォーマンスを上げる
インテル ダイナミック・アクセラレーション・テクノロジーにも対応。


母体ベースが最新になっただけじゃなく
グラフィックアクセラレーターは
GDDR3 SDRAM規格の256MB専用ビデオメモリーを載せた
「NVIDIA GeForce 8600M GT GPU」を搭載。

FZシリーズに搭載した「NVIDIA GeForce 8400M GT GPU」よりも
上位のものが使われていて
3Dグラフィックスやハイビジョン映像をよりスムーズに扱える。


それに加えて本体のゆとりある大きさを利用して
一番のボトルネックとなるHDDの読み書き部分を
2.5インチHDDを2つ搭載して、それを「RAID 0」構成にする事で
分散・並列して記録できる分、高速化させてる。

全てのパーツ毎に
今ある最新の技術がつぎ込まれてるのがよくわかる。

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お台場にあったVGN-AR93US
スペックをチェックしてみた。

2007年6月19日時点の試作機のモノで
実際に出荷されるものとの違いはあるかもしれないので注意。

OS:Windows Vista Ultimate
CPU:インテル Core 2 Duo プロセッサー T7300 (2.00GHz)
メモリ:1GB (512MB×2)
HDD:約240GB(120GBX2、5400回転/分)
グラフィックボード:
   NVIDIA GeForce 8600M GT GPU (256MB)


プロセッサ:4.9
メモリ:4.5
グラフィックス:5.9
ゲーム用グラフィックス:5.5
プライマリハードディスク:5.7

驚くべきは、
グラフィックスとHDDの評価。

グラフィックスは当然最高評価の5.9で
ゲーム用グラフィックスも5.5とかなり高い。

プライマリハードディスクが
RAID 0構成の効果か5.7というのもかなり高い。

もう、まるでデスクトップ並みの評価。
後はどう見てもメモリは2GBにしたほうが良さそうだけど。




オマケでグラフィックスメモリの状態もチェック。

専用グラフィックメモリが、256MB
専用システムメモリが、0MB
共有システムメモリが、255MB
となって、
利用可能な全グラフィックスメモリは、最大で511MB。

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VAIO typeAの液晶画面は、17型という大きさだけじゃなくて
他のVAIOノートにはない高い解像度が魅力。

VGN-AR93US・AR93Sだと、WUXGA(1920×1200)、
つまりは、フルHDの解像度を完全にサポートできるほどの
高解像度を持っていて
ハイビジョン放送をドットバイドットで表示できるし
PCの作業をする際にもゆったりと使える。

それに加えて、
液晶ディスプレイの画質モードを、通常時の「標準」と
色のコントラストを増した「あざやか」の2通りの設定に
ボタン一つで変更できる「液晶ディスプレイ画質モード」を搭載。

ただし、VAIO typeF(FZシリーズ)のように
「クリアブラック液晶(ピュアカラー90)」ではない。


VGN-AR83US・AR83Sでも、WXGA+(1440×900)の解像度を持っていて
15.4型以下のVAIOノートのWXGA(1280x800)よりは
よっぽど解像度が高い。

PCを使い慣れてくると
アプリケーションを併用して使う事が多発してくるので
ハッキリ言ってWXGA(1280x800)だと中途半端に横長なだけで
作業がしやすいとはお世辞にも言えない。

その点、VAIO typeAの解像度はかなり高いから
フルHD画像を見るという事に限らず
作業をする上でも相当使い勝手がイイ。



負荷の高いブルーレイディスクを再生した状態での
CPUの使用率を調べてみると
30%前後と低い位置で安定。

これは、
新チップセット(SantaRosa)とグラフィックボードの恩恵で
以前のVAIO typeAよりも随分と楽に再生できるようになった。


本体の大きさを考えると
もはやノートとは言い難いデカさだけれど、
デスクトップのように配線がゴチャゴチャしなくて
それでいて移動できるというメリットが残る。

スペックを見ても
デスクトップ並のパフォーマンスを誇っていて
液晶画面も24型液晶クラスと同じ高解像度の1920x1200もあれば
どんな作業でも楽にこなせる。


VAIO typeR masterを置くスペースがなければ
(もしくは好みでなければ)
VAIO typeA
自宅のメインマシンとして使うのも
今の選択しのひとつかもしれない。


ブルーレイディスクが広げるハイビジョン・ワールド



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