2007年08月31日

長野にあるソニーイーエムシーエスを見学してきた。



ついさっき、長野県から帰ってきた。
松本城のあるトコから名古屋経由で帰宅。
新幹線の中ずっと爆睡zzz


VAIOを作ってるソニーイーエムシーエス(株)に行ってきた。

場所は、
長野県の安曇野市。

安曇野・・・
どうせ来るならプライベートで来たいとか思いつつ
この日はあいにくの曇り空。

・ソニーイーエムシーエス(株)
・安曇野市

−−−−−−−−−−−−−−−−


当然、写真撮影は中に入るとずっとNGなので、
実際に撮影した写真はコレ↑くらい。

他は、もらった資料からの画像で。


国内、海外へ出荷するモバイル系のVAIOが
ココで生産されてるらしい。

PCの中に入る基板。
基板を高密度化する事で
いかに小さく、薄く、軽くする事を追求してるだとかで
例えばTZのメイン基板が
どうしてここまで小さくできたのかを実感。

基板にペースト状の無鉛ハンダを
ものすごく薄く塗りつけたり、
イッコが0.6mmx0.3mmという極小パーツが
使われてて
それが一連のオートメーションで進んでて
おぉスゲ!と感動。

ちなみに、
TZのメイン基板って「INAZUMA」というコードネーム
だって教えてもらった。


何十万通りもあるVAIOオーナーメードを
主なパーツからPCとして組み上げるのは
全部、人の手作業。

短い時間で、確実でかつ効率の良い生産ライン
というのが考え抜かれていて
人から人へ流れてだんだん完成して行く作業を見てると
かなりおもしろい。

作業効率を示す進度具合は
みんなの見える場所に、大きなディスプレイを置いて
その状況が見えるようになってるのはもちろん、
PSPを使って
ワイヤレスで受けてその状況を
作業するすぐそばで確認できるようになってたのは驚いた。。

最終的に組みあがったVAIOは
ソフトウェアのインストールと
それぞれエージングという負荷テストをくぐり抜けて
ようやく完成・出荷となる。


それと生産とは別に
ここの工場にはいろんなテストする場所もたくさんあって。

携帯電話の電波を測定するのと同じような
電波吸収体と呼ばれる発泡スチロールの部屋もあった。

PCから発せられる電波を測定して
VAIOは世界に出荷するだけに、
世界基準で研究されてるそうだ。


VAIOノートの平面加圧振動試験や落下試験も見せてもらった。

テストにはtypeGを使って
200kgの圧力をかけながら
激しくブルブルと揺さぶる試験。

200kgの圧力って相当で、
普通のモバイルノートだと100kgあたりで
耐え切れなくてつぶれてしまうらしい。

落下試験では
本当にtypeTが壊れて
うわもったねーという場面に遭遇したり。。

・VAIO品質試験
・VAIO typeGの品質試験動画


そのほかにも興味深かったのは
typeGのキーボードに採用されてる
レーザー刻印。

既にどんなフォントも刻印できるし、
1つの小さなキーにキャラクター(絵)を描ける領域まで来てて
もしかすると近い将来は、
日本語か英語かだけじゃなくて
個々の好みで、フォントを選択できるようにもなるかもしれない。

−−−−−−−−−−−−−−−−−

とまぁ
普段見れないモノが見れてかなり刺激的だった。

VAIOの生産工程をジーっと見ながら
組み上げ方を知ってると
バラす時にはラクそうだなー
と余計な事をまた考えてた。。


【VAIO typeT特集ページ】



【TOPページへ】


この記事へのトラックバックURL