
・VAIOにワイヤレスWANを内蔵してどこでもインターネット(その1)
の続き。
一度、VAIO typeTやVAIO typeSプレミアムバージョンで、
ワイヤレスWANの設定ができてしまえば
その後の接続は、とてもシンプルな使いやすい手順になる。
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<ワイヤレスWANへの接続動作>


ワイヤレススイッチがONになってる事を確認して、
「VAIO Smart Network」をダブルクリック。

「WWAN」をがグリーンに点灯していれば
「コネクションユーティリティの起動」を
クリックする。

「DoCoMo定額データプラン接続ソフト」が開くので、
【接続する】をクリック。
これで通信を開始して、
定額アクセスポイントに接続が完了。
すぐにインターネットが始められる。
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<FOMA HIGH-SPEEDのスピードテスト>
まずは一番気になるのが「ワイヤレスWAN」の性能
というか、
NTTドコモの「FOMA HIGH-SPEED」が
いったいどれだけの速度が出るのか?という事。
受信最大3.6Mbpsと言いながら
理論値での最大速度なんて出るわけないので、
実際にどんなもんか
インターネットの接続スピードテストをしてみた。
やってる場所は、都市部ではない一地方(山口県)なので
条件は全国的に参考になる数値じゃないかと。
念のために、
複数のインターネット速度測定サイトで試してみた。
5回計測した数値と、平均した数値。


[gooスピードテスト]
下り受信速度
1.8Mbps、1.8Mbps、1.78Mbps、1.67Mbps、1.43Mbps
平均:1.696Mbps
[ブロードバンドテスト]
下り受信速度
1.822Mbps、1.816Mbps、1.814Mbps、1.817Mbps、1.705Mbps
平均:1.795Mbps
[USENスピードテスト]
下り受信速度
1.816Mbps、1.838Mbps、1.742Mbps、1.821Mbps、1.825Mbps
平均:1.808Mbps
[BNR スピードテスト]
下り受信速度
0.561Mbps、0.545Mbps、0.478Mbps、0.497Mbps、0.559Mbps
平均:0.528Mbps
[ブロードバンド スピードテスト]
下り受信速度
1.37Mbps、1.23Mbps、1.32Mbps、1.36Mbps、1.19Mbps
平均:1.294Mbps
だいたいこんな感じ。
期待してなかったから予想外に速くてちょっぴり驚いた。
以前、auの「W03H」とかドコモの「FOMA P2403」とかで計測した時は
理論値2.4Mbpsに対して、実測値が0.38Mbps程度だったから、
ものすごくガッカリしたんだけど
今回は悪くない結果だ。
・auカード「W03H」を使ってモバイル快適生活!?(その3):2006年07月17日
だいた初期の頃のADSL並みの通信速度があるから
普通にブロードバンド回線の感覚で使える。
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<やっかいな接続制限>
どこでもある程度の速さでつながるからって
良い事ばっかりじゃない。
基本的に、「FOMA HIGH-SPEED」は
メール送受信とかWEB閲覧に限定されていて、
データ垂れ流しのファイルダウンロードとか、
FTPファイル転送といった一部の利用が制限されてる。
だから、
せっかく買っても
普段使ってるサービスが使えない場合もあって
ココが一番のネックかもしれない。
一番気になるのは、動画系のサイトだったから
ひとまず思いつくサイトで
使えるか使えないか試してみた。

[YouTube]⇒○
動画共有サイトって言ったらYouTube。
なんと、YouTubeは問題なく見られる!

[ニコニコ動画(RC2) ]⇒○
一般アカウントで試してみたら
普通に見れた!

[eyeVio]⇒○
ソニー系列の動画共有サイトも大丈夫。
実際、ココが見れなくてもあんまり困らないけど。

[YAHOO動画]⇒×
動画配信サイトになるといきなりNG。
自分の場合、ミュージッククリップは
結構YAHOO動画を見る事が多かったので残念。

[GyaO]⇒×
動画配信サイト大手のGyaOもダメ。
せっかく
「機動戦士ガンダム00」やってくれてるのに見れない。
これも痛い。
YAHOO動画とかGyaOが見れないのはやっぱり悲しい。
だけど、
もしかしたら動画系のサイトは全滅かと思ってただけに
You Tubeとかニコニコ動画が見られるのはイイかもしれない。
それと、動画系サイトとは別に
やっぱり出来なくて残念だったのがSkype。

[Skype]
個人的にかなり利用する事が多くて
テレビ電話とか使いまくりなんだけど
SkypeはNGだった。
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<月額使用量は10500円!>

ドコモの「定額データプランHIGH-SPEED」というプランは、
50万パケットまでは月額4,200円(税込)。
それ以上使っていくと
1パケットあたり0.0126円(税込)が加算されていって
100万パケット以上超えると
上限価格の月額10,500円(税込)になるという
段階的な措置が課金制度になってて
一見、なんて親切な料金システムなんだろう?
と思うかもしれない。
だけど、
実際は・・・

初めてつながった時に
ちょっとwebサイトを閲覧すると
軽く72万パケットオーバー。
もうこの時点で、
下限の50万パケットは瞬殺でなくなってしまって
定額の4200円はもうありえない。

その後で、またちょっとつないでると
プラス43万パケット・・・
もう、これで100万パケットは超えてしまって
月額10500確定。
どうやって節約したら、50万パケットで収まるのかが知りたい。。
まぁこんな調子で、
パケットがあっと間に増え続けるので
間違って「重量課金」なんかにすると、
とんでも請求が来て本気でパケ死する。
って事で
「定額データプランHIGH-SPEED」の
月額4200円っていうのは、
あくまでも安く見せるためだけのパフォーマンスでしかないから
月々に10500円を払うもんだと覚悟をしておいたほうがいい。
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月々10500円で、
一部、制限が加わっても利用価値があると思えば、
そこそこなスピードでインターネットが利用できるから
「FOMA HIGH-SPEED」を使うために
「ワイヤレスWAN」を搭載したVAIOを買うのも一つの選択かもしれない。
・ワイヤレスWANでインターネットライフ、どう変わる!?
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