・ハイビジョン画質を残せるブルーレイディスクレコーダー「BDZ-X90」(その1)
の続き。
セットアップがすんだら
とにかく録画。
なんだけど、
まず一番最初によく理解してなきゃいけないのが
2番組同時に録画できるというダブルチューナーの概念。
単純に
2番組同時になんでも自由に録画できるわけじゃないので
ドツボにハマらないために。
このブルーレイレコーダーでは、
2つのチューナーとして、
「録画1」と
「録画2」があって
それぞれにできる役割が違う。
「録画1」の録画できる放送は、
地アナ、地デジ、BS、CS、外部入力のいわゆる全て、
録画モードは、
DR、XR、XSR、SR、LSR、LR、ERの全モード。
いわゆるオールラウンダー。
一方、
「録画2」の録画できる放送は、
地デジ、BS、CSのデジタル放送に限定、
録画モードは、
DRのみ。
何が言いたいかっていうと
「録画1」でしか
MPEG4-AVCは録画できないって事と
「録画1」で録画中は、
録画しながら他のチャンネルに変更できないって事。
この2つの役割を最初によく理解しておかないと
何でやねん!
とブチ切れそうになるので注意。
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<ダイレクトに録画する>
見てる番組を
ダイレクトに録画したい場合は
リモコンの下のフタを開けて
[録画モード]ボタンを押して録画モードを選んで
[録画]を押す。
録画が始まってから
録画停止を忘れてほったらかしにしてると
ずっと録画しつづけてしまう。
ちなみに、[録画]ボタンをさらに押すと
30分ごとに最大6時間までで、
時間固定で設定できるクイックタイマー機能もある。
注意点としては、
「録画1」を使用して録画を始めてしまうから
録画中はそのチャンネル意外に変更できないというデメリットがある。
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<番組表から録画する>
実際には、ダイレクトに録画する事は
番組表から録画するほうが一般的。
番組表を呼び出すパターンは、
リモコンの「番組表」ボタンを押すか、
[予約する]ボタンを押して、録画したい放送を選ぶか、
もしくは
[ホーム]ボタンを押して
「XMB(クロスメディアバー)」を使って番組表を選択するかで
これは自分のやりやすい方法を選択すればよい。
【今までのハイビジョンスゴ録の番組表】
今までのRDZ-V9を含むハイビジョンスゴ録の番組表は、
3段階表示で拡大縮小ができるようになっていたものの
一番見渡せる状態にしても
最大で4チャンネルの表示が限界で、
番組表から目当ての番組を見つけるのが
とってもメンドくさかった。
それが、
今回の新ブルーレイレコーダーだと
最大で、7チャンネルの表示が可能。
例えば、BSデジタルの3チャンネルから9チャンネルまでを
一度に表示できる。
個人的に、
BS1,2は基本SDだから録画する気はないし、
WOWOWも同様の理由で、2,3はほとんど無視してる事が多い。
だから、3チャンネルから9チャンネルまでが
一度に表示できてれば
後はタテにスクロールして時間軸を動かしていけばいいから
ものすごく楽になった。
7チャンネル表示だと、
1番組に対する情報量が少なめなので
見えずらいとかもっと詳しく見たい場合には
[イエロー]ボタンひとつ押すだけで
5チャンネル表示、3チャンネル表示と拡大する事も出来る。
番組表の中から
録画したい番組を選択して、
録画1or2、録画先、更新、毎回録画、延長、モード、マーク
といった、
今までと同様の項目を選択して予約確定すれば予約完了。
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<自動的に録画させる>
ソニーのレコーダーのウリの一つが
自動的に好みの番組を録画してくれる「x-おまかせ・まる録」。
自分の興味のあるキーワードとかジャンルをあらかじめ登録しておくと、
そのキーワードやジャンルを参考に判別して、
勝手にテレビ番組をガンガン録画しておいてくれる。
それもメンテナンスしだいでかなり精度を上げる事もできる。
登録の仕方も簡単。
まずは、条件として音楽とかドラマ、バラエティといった
ジャンルから録画して欲しい番組を決めるか、
自分の好みの俳優やアーティストといった固有名詞を
キーワードとして入れるかを決める。
さらに突き詰めると
ジャンルとキーワード、除外キーワードを組み合わせて、
時間帯を指定する事もできてかなりピンポイントを絞る事もできる。
キーワード入力は、
ケータイ打ちができるようになって
リモコンの数字を連打すればいいので入力効率がよくなってる。
録画する放送を指定する事もできて、
さらに、放送内の番組の録画対象とするかしないかのON・OFFもできる。
例えば、
地上デジタルは民放だけ、
BSデジタルは、3〜9チャンネルだけ、
CSデジタルと地上アナログは全て除外、
といった具合。
そして、最後にその条件にあった番組を録画するモードを
決めてしまえばOK。
このおまかせ設定は、最大で12個登録できて
限りある2つのチューナーから上位の設定を優先して
レコーダーがその条件にあった番組を探して
自動的に録画してくれる。
それでもおまかせ予約段階で、
不要な番組があれば削除してしまえばいい。
ついでに
学習機能も持ってて
「自動で録画された番組に興味がなくて消す」
と、だんだんとその番組を録画しなくなったり
「好みの番組を録画して最後まで見る。」とか
「気に入った番組をディスクに保存。」とすると、
その類の番組を気を利かして優先的に録画しするようになる。
その他にもケータイからの予約ってのもあって、
こういった自らの録画と
「x-おまかせ・まる録」を使えば
ほぼ、録画し忘れからは解消される。
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<MPEG4-AVCでどのくらい録画できるのか?>
それで、やっぱり一番気になったのが、
MPEG4-AVCで録画した場合の容量の消費具合。
っていうのも
イッコ前のRDZ-V9の時に、
ハイビジョン画質で残したいと思ってDRモードで録画しまくったら
HDDの500GBが瞬殺でなくなってしまって、
BDが何枚あっても足りないじゃん!
って事になった。
それが、
今回は
MPEG4-AVCだったら
どこまでHDD(BD)を効率よく使えるのか?
同一番組で
録画モードを切り替えて
どのくらいの差があるのかを一応調べておいた。
【地上デジタル放送:ミュージックステーション(54分)】
DR(デジタル放送画質) :7.3GB
XR(AVC15M) : 7.1GB
XSR(AVC12M): 5.6GB
SR(AVC8M) : 3.8GB
LSR(AVC6M) : 3.0GB
LR(AVC4M) : 1.9GB
ER(AVC2M) : 1.0GB
【BSデジタル放送:HEY!HEY!HEY!(55分)】
DR(デジタル放送画質) :10.4GB
XR(AVC15M) : 7.2GB
XSR(AVC12M): 5.7GB
SR(AVC8M) : 3.9GB
LSR(AVC6M) : 3.0GB
LR(AVC4M) : 2.0GB
ER(AVC2M) : 1.1GB
これを見てわかるのが、
DRモードだと
BSデジタル放送(1920×1080)と、
地上デジタル放送(1440×1080)のデータ量の差が
明らかに違うのに対して、
MPEG4-AVCで圧縮したXR以下では
どちらも時間に対してほぼ同じ使用量になってるという事。
ついでに、
それぞれのモードだと
BDディスク25GBと50GBにどれくらい収められるのか?
BD1層(25GB) BD2層(50GB)
DR(BSデジタル放送) :約2時間10分 約4時間20分
DR(地上デジタル放送) :約3時間 約6時間
XR(AVC15M) : 約3時間10分 約6時間20分
XSR(AVC12M): 約4時間 約8時間
SR(AVC8M) : 約6時間5分 約12時間10分
LSR(AVC6M) : 約8時間5分 約16時間10分
LR(AVC4M) : 約12時間10分 約24時間20分
ER(AVC2M) : 約24時間25分 約48時間50分
地上デジタル放送(1440×1080)を
XRで録画する意味は、あんまりない。
SRで録画すれば、
1クールのドラマが50GBのBD1枚に収まる。
(もしくは25GBのBD2枚)
画質については、後から比較する予定だけど
ひとまずMPEG4-AVCの容量に対する画質がかなり良くてびっくり!
サラっと使ってみた感覚だと
SRの画質でもハイビジョンのクオリティを保っていて
一般的には必要充分じゃないかと。
お気に入りの番組で
もう少し画質が欲しいと思えばXSRくらいでもいいし、
一つ落としたLSRでも気にならない程度の画質。
アニメなんかは、LRでも破綻が気にならない。
もっといろんなジャンルの番組を
いろんなモードで録画して
自分の落としどころを決めていけば
相当に効率よくHDDとBDを使えるかも。
続く。。
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今までのハイビジョンスゴ録は、
HDDにはハイビジョン画質で録画できたけど
DVDに焼くと画質落ちまくりのSD画質までダウンコンバート。
去年出てきたBDレコーダー「RDZ-V9」は、
ようやくハイビジョンコンテンツを、
そっくりそのままの画質でBDに書き出しできた。
け...