
年内に生産できる台数は2000台とも言われてる
有機ELテレビ「XEL-1」の実機の1台を試してみる。
ソニースタイルで200,000円(税込) で販売されていて
AV割引クーポンも対象外という
11型という大きさから考えればかなり高いテレビとも言えるけど
それを補って余りあるほどのステイタスがつぎ込まれている。


パッケージデザインも凝っていて
本体からすると少し大きめの黒いケースに収められていて、
明らかに単なる輸送箱ではない、
これすらも商品の一部と思えるほどのしっかりした作り。
(VAIO typeT 505EDITIONのケースと共通するものがある。)
両サイドにある留め具をはずして
ケースを持ち上げると、
そこに有機ELテレビがベールに包まれて鎮座してるのがわかる。


台座の下に、付属品が納まっていて、
立派なマニュアルと、
リモコン、同軸ケーブル(2.5m)、
電源コード(2m)、ACパワーアダプター(2m)、
クリーニングクロス、背面カバー、アンテナ端子キャップ
が一通り入ってる。
展示機は銀座ソニービルで見てたけど
ACアダプターは、
やっぱりノートPCと同じように存在する事がわかる。


ついに有機ELテレビ「XEL-1」と対面。
見た感じが小さいせいで軽いのかと思ったら
持つと結構重量感があるけれど
高いものだからか重いほうが価値があるような気がするのは
古い考え方なのかな?
ベールを取り去って、
保護フィルムをはがすと、ようやく素のままの本体に触れる事ができる。
のだけど、
どこも光沢を帯びたボディなので
触った瞬間から指紋が気になってしまうほどで
そういった高級感もある。


そして、何度見ても驚きなのが
やっぱりこの3mm薄さ。
台座から伸びたアーム1箇所で固定されて
画面が宙に浮いたようにも見えて
今までのテレビとは全く違うぞと思わせられる。
アームは固定で
画面は上下にのみディスプレイが稼動する。
せめて根元部分も稼動してくれれば、
微妙に高さ調節も出来てよかったのにとは思うけど
たぶん、それをやらない理由も何かあるんだろう・・

端子類をチェック。
右側から、
BS・110度CS端子、地上デジタルアンテナ端子。
電源端子をはさんで、
LAN端子、USB端子、HDMI入力端子がある。
B-CASカードもこの部分に差し込むようになる。


で、そのまま配線を付けてしまうと
あまり美しくないので、
端子を隠すために付属の背面カバーを付ける事で
スタイリッシュさを維持。
脱着はマグネットで、
簡単に付けはずしができる。


また、
「地上デジタル室内アンテナ」も内蔵していて、
丸く見えるアンテナの頭をつかまえて
引っ張り出すと、
アンテナが現れる。
電波状況さえよければ、
壁から出てきた同軸ケーブルをつながなくてもいいので
電源さえ確保できれば地上デジタル放送を
どこでも楽しむ事ができる。
そうは言っても受信感度が重要で、
特に室内の場合は条件が厳しくなるから
部屋中でどこでも入るとまではいかないと思っておいたほうがいい。


台座前面にあるボタンを見ると
ただボタンがあるだけで、
どういった機能に割り当てられているかはわからないのだけど、
一旦電源を入れるとその意味がわかる。
ボタンに触れると
ホーム、入力切替、音量の±、チャンネルの±
イルミがライトアップされて
役割を認識できる。
さらに、それだけじゃなくて
設定操作をしてる時は
さっきとは違って、
上下左右、決定ボタンを示すイルミがライトアップされて
役割を変化させて使えるようにもなってる。


リモコンも「XEL-1」専用の薄型リモコン。
他のBRAVIAとほぼ同じ操作系で、
ホームや上下左右ボタンやその周囲のボタン配列も同じ。
薄くても、ボタンはある程度しっかり押したという感覚があるし、
比較的小型というのもあって、
どこにでも手をずらさずに使えて、
なんだかこのリモコンだけでも欲しくなる。
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【撮影後リサイズのみの素の画像 その1】
BRAVIAの初期「かんたん設定」をすませれば
もう普通のテレビと同じで使える。
ひとまずは
デモ用のUSBがあったので
ソレをUSB端子に挿して、
ビデオから再生してみた。
・・・
こりゃびっくりだ・・・

【撮影後リサイズのみの素の画像 その2】

【撮影後リサイズのみの素の画像 その3】
解像度が960×540という事が気にかかってたけど
この11型というサイズだと
そういうのって全く気にならないし
それ以上に
雲の中から降り注ぐ明るい日差しとか
太陽光が透けて見える花びらとか
暗い街の中を走る車のボンネットに反射するライトとか
流れる川の水面とか
どの映像も目に見るリアルの映像に限りなく近い感動を覚える。
参考画像については、
デモ映像が流れてるXEL-1を、何枚か撮影してみたんだけど
何せディスプレイの輝度が高くて明るくて、
そのおかげでものすごい撮影しずらかった。
グレー背景のバランスが狂いまくってるけど
リアルに少しでも近いように
素の画像をリサイズのみとしてみた。
けど、いちおう参考画像という事で
やっぱり実際の映像を近くのお店で
自分の目で見たほうが感動は大きいかと・・・

ディスプレイというものから映像が映し出されてるのを見て
素で驚いたのは、
QUALIA005を見た以来。
テレビってこんなもんだろ?
と思う自分の常識を覆されるのは間違いなくて
これは、一度でも有機ELテレビ「XEL-1」を見てみるだけでも価値がある。
有機ELって、
妙に薄く出来るって事ばかりに興味がそそられるけれど
この画質のクオリティの高さこそが
有機ELテレビ「XEL-1」の真の能力。
安い液晶テレビでは味わえない映像の贅沢を手に入れられる。
誰もが
「すごいわ!これ!」
と技術に驚ける。。

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