2007年12月03日

ハイビジョン画質を残せるブルーレイディスクレコーダー「BDZ-X90」(その3)



ブルーレイディスクがというより
MPEG4-AVCの圧縮技術がものすごく重宝するBDレコーダー「BDZ-X90」

BSデジタル放送も地上デジタル放送も
ハイビジョン画質が当たり前になってくると
心情的に、ハイビジョン画質で残したいと思うけど
そっくりそのままのMPEG2-TS記録できる【DRモード】で録画すると
画質は当然綺麗だけど
1時間あたり約10GBくらい消費してしまって
HDDがあっという間にいっぱいになってしまう。

で、
以前のBDレコーダーBDZ-V9とかハイビジョンスゴ録の場合、
【DRモード】よりも低い録画モード
で録画すると
MPEG2圧縮の微妙なSD画像になって
データ量は節約できても
保存しておきたいクオリティじゃなかった。

それが、
新しいBDレコーダー「BDZ-X90」etcの場合、
【DRモード】以下の録画モードは、
ハイビジョンハンディカムでも採用されてる
圧縮効率が高いMPEG4-AVCを採用してて
データ量を抑えながらハイビジョンのクオリティを保ってくれるというのがミソ。



これがもう予想外に優秀で、
発表当初は、
MPEG4-AVCのヨコ解像度が1920じゃなくて
1440というのも気になったものだけど
実際に録画したものを46型クラスの大型のBRAVIAで見てても
ハイビジョンのクオリティが失われてると感じる事もなくて
実際に録画し始めたら
もう大半の番組を【SR(AVC8M)】ばっかり使ってる。


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今年の12月から始まった「BS11デジタル」
「検証! 機動戦士ガンダムの世界 宇宙世紀への道 」
をハイビジョン画質で放送してたから
【SR(AVC8M)】で録画。

*1月1日(火)26時00分〜28時00分に再放送アリ!


2時間番組で、
【DRモード】で録画すると21GBにもなるけど、
【SR(AVC8M)】だったら7.5GBと約3分の1に圧縮できる。

番組展開としては、
番組ナビゲーターとゲストがトークしつつ
背景に高精細映像がハイビジョン映像で映し出される
どちらかというと、画面の流れの落ち着いた放送で、
録画した映像を見てても
特に大きい破綻もなくて充分満足できるクオリティ。

この番組は
おそらく一回見て、いらなくなったら消してしまうかな。
たぶん。



同じく、「BS11デジタル」で毎週日曜日の19時30分〜20時00分に始まった
「機動戦士ガンダム テレビ版」。

もう28年も前の
ふっるいSD画像なんだけど、
わざわざこれをアップコンバートしたハイビジョン放送するみたいなので
うれしがって録画。


いったいどれだけのデータ量で放送されてるか調べてみたら
【DRモード】5.7GB

たった1話で、
DVD-R(4.7GB)1枚分超え・・・

いくらなんでもありえないデータ量。

それを
MPEG4-AVCにすると
XR(AVC15M) : 3.9GB
XSR(AVC12M): 3.1GB
SR(AVC8M) : 2.1GB
LSR(AVC6M) : 1.6GB
LR(AVC4M) : 1.0GB
ER(AVC2M) : 0.6GB


アニメ系の映像は、
もともと低いレートで録っても
画質のクオリティに影響が、実写に比べて出にくいから、
見て消すものであれば、
LSR(AVC6M)とかLR(AVC4M)くらいでも充分なんだけど、
やっぱりココは思い入れの大きさから考えても【SR(AVC8M)】で録画しておいた。


1話で2.1GBだとすると
BD25GB1枚に、約11話分収められるから
全43話のファーストガンダムのHDコンバート版が
ほぼピッタリ4枚組みで作れる計算になる。

将来、BD版のファーストガンダムが発売されるまでは
これを保存しておくのもアリかな。

というか、
この調子で、
「BS11デジタル」で放送される
「機動戦士ガンダムMSイグルー」
「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」
「 劇場版 「機動戦士ガンダム」3部作」
も、録画してBDに保存する予定。


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だったら何でも【SR(AVC8M)】で満足できるかっていうと
そうでもない。
(ハイビジョン記録できる最低レートとしては、もう一つ下のLSR(AVC6M)まで。)

例えば、
BSフジでやってる「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP(55分)」。


DR(デジタル放送画質) :10.4GB
XR(AVC15M) : 7.2GB
XSR(AVC12M): 5.7GB
SR(AVC8M) : 3.9GB
LSR(AVC6M) : 3.0GB
LR(AVC4M) : 2.0GB
ER(AVC2M) : 1.1GB

これを実際に【SR(AVC8M)】で録画したものを見てると、
特にスタジオ内で撮影してる時に、
後ろのライトアップがギラギラ光りまくって
その前でアーティストが激しく動いて歌ってると
さすがに輪郭あたりが破綻するのが目に見えてわかってしまて
ちょっと気になってくる。

我慢できなくはないけど、
特に自分の好みのアーティストが出てるのを保存するなら
まだ高いレートを選んだほうが、
破綻部分は抑えられてくる。

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【DRモード】で、
おまかせまる録なんかしようもんなら
瞬殺でHDDが枯渇してしまうけど
MPEG4-AVCの録画モードを積極的に使ってくと
とっても効率よくたくさん録画できて
精神的にもとっても楽になれる。

ただ、
MPEG4-AVCをメインに録画し始めると、
ダブルチューナー搭載機で
同じ時間帯に録画いたいものがカブった場合、
もう一方は必ず【DRモード】で録画されてしまうから
なんだかHDDがもったいないなーと思うようになってきた。

それと、
HDDに録画したもののDVDへのムーブは、
再エンコードが必要だから
必ず録画時間分の待ち時間がかかるとか、
HDMI、D端子とアナログコンポジットの出力は
同時に出せなくなってて、
HDMIで普段つないでるのに、アナログ機にダビングしたいと思った時は
いちいち切り替えをしないといけないとか、
今までに出来てた事が、
新しいBDレコーダー「BDZ-X90」etcだと
出来ないみたいな弊害もあったりする。

この辺は
正直イラっとさせられたけど、
納得のいくハイビジョンクオリティを保ったままで
BD1枚にどっさり収められるってのは悪くない。

BD-REは追記も消去も楽だし
だからもうどんどん録画して
BDに吐き出してが加速しまくり。

・ハイビジョン画質を残せるブルーレイディスクレコーダー「BDZ-X90」(その1)
・ハイビジョン画質を残せるブルーレイディスクレコーダー「BDZ-X90」(その2)
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