2007年12月09日

ロケフリ Home HD「LF-W1HD」をVAIO typeR masterにつないでみる。



ハイビジョン画質をワイヤレスで飛ばして見る“ロケフリ Home HD”(その1)
ハイビジョン画質をワイヤレスで飛ばして見る“ロケフリ Home HD”(その2)
ロケフリ Home HD「LF-W1HD」をPCディスプレイにつないでみる。
の続き。

前回は、ロケフリ Home HD「LF-W1HD」
PC用ディスプレイに直接つないでみたけど
正直、映像はいまいちなクオリティだった。

今度は、またそれに懲りず、
VAIO typeR masterに直接入力させてみようと思って。

とは言っても、
せっかくのハイビジョン転送なのに、
アナログでつないで普通の画質で見てもちっともおもしろくないので、
ハイビジョン画質で映せるようにしてみた。

−−−−−−−−−−−−−−−


用意したのは、
エスケイネットの「SK-MHVX」
通称、“Monster X”。

コンポーネント・ビデオ入力アダプターMonster X:エスケイネット

一時期、有名になったボードで、
夏ごろに買ったっきり
そのまま放置プレイ状態だったのを思い出して
こりゃちょうどいいやと思って引きずり出してきた。


Monster Xは、PCI-Expressスロット対応の
ビデオ入力アダプターボード。

入力端子は、
映像入力に、D端子x1
音声入力に、赤白ピンx1と光デジタル入力x1。

最大で1920x1080の解像度で入力ができる。
(480i、480p、720p、1080i対応、1080pには未対応。)

比較的、要求スペックが高くて
ちょっと前のデスクトップじゃ
動作が厳しいらしい。


VAIO typeR masterのメインユニットを開くと
中央部分に、
PCIスロットと
PCI Express x4スロットが見える。

PCIスロットは、
VAIOオーナーメードで、テレビチューナーを選択した場合には
埋まってる場合があるけど、
PCI Express x4スロットは、基本的に1つ空いてる。

PCI Express x4スロットに装着できるボードの長さは
31.4cmまでとなって対応幅は広い。

Monster Xは、ボードの長さは8cmくらいなので余裕でハメられる。

物理的な装着はとっても簡単で、
一応静電気を追い払っておいて
スロットにブスっと挿すだけ。
そしてネジで固定して終わり。


ロケフリ Home HD[受信機]のD端子出力と音声出力に
D端子/ステレオ音声ケーブルを接続。

そして、VAIO typeR masterに装着した
Monster XのD端子入力と音声入力に接続。

PC用モニターに接続した時と違って、
音声を入力できて、PC用のスピーカーから音が出せるという点では
今回の接続方法のほうが使い勝手がいいのかもしれない。

ロケフリ Home HD[受信機]の背面には、
D端子出力の切り替えが付いていて
D1、D2、D3、D4とスイッチ一つで変更できる。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 
物理的な接続作業が終わったら、
Monster Xのドライバ、アプリケーションをインストール。

これらは、はエスケイネットの
ホームページからダウンロードすることになる。

で、これがまたわかりにくくて
普通にインストールしただけで
そのままアプリケーションを起動したらエラーが発生。。

ドライバーが自動的にインストールされてないみたいで
自力でインストール必要がある。


で、
今度はインストールし終わって
アプリケーションを起動してみると
うまくロケフリ Home HDは出せているものの
画面が激しくチラついて、見るに耐えられない状態。

いろいろ内部設定をいぢるも解決しなくて、
webで調べてみると
何やらBIOSの設定から
EISTとC1Eの機能をオフにする事で改善されるというのを見つけたので
早速試してみると、まさに効果があった。


とまぁ
書くと簡単だけど、
あげればキリがないほど
Monster Xでは悩まされる事が多発。

ようやくまともに使えるようになったので
その他にもMonster Xに使えるソフトウェアも充実してるみたいで
お約束で、MxCaptureやhunuaaもインストールしておいた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−


それでは早速、
Monster Xの標準アプリケーションで、
画面いっぱいにして再生。

アプリケーションが1920x1080のドットで入力を受け付けてそのまま表示。
全画面にすると、
この24型ワイド液晶ディスプレイ「VGP-D24WD1」の解像度は、1920x1200なので、
きっちり上下に10ドットずつの黒い帯が出来た。

発色自体は悪くはないけど
ベストの状態にするには、
まだ調整が必要っぽい。

さすがに、有機ELテレビ「XEL-1」の鮮明さには程遠いか・・・


今度はアプリケーションを変えて、
プレビュー(再生)の際の画質が綺麗だといわれてるMxCaptureで
ロケフリ Home HDからの画面を全画面にして見てみた。

AVC圧縮されてる事もあって
本来の解像感とまではいかないまでも
解像度は1920x1080で表示されているので
至近距離で見ても映像の細かさは見て取れる。


映像内に表示される字幕にしても
クッキリハッキリと見える。

やっぱり、
前回のように720x480まで解像度が落ち込んだものを
全画面までひっぱってるのとは違って
画質のクオリティとしては満足できる。

ただ、
特にいじってないそのままだと画面が白っぽいので
これも画質の調整をしてやる必要があるみたい。

−−−−−−−−−−−−−−

BDレコーダー「BDZ-X90」からの映像を、
ロケフリ Home HDを使って
ワイヤレスでハイビジョン映像を飛ばせる事には一応成功。

自分はやらないけど
MonsterXを使って
HDDに取り込みするのにロケフリ Home HD使えば
PCの近くまでにレコーダーとかプレーヤーを持ってこなくていいから
この方法って便利じゃないかなとふと思った。

だけど
BDレコーダー「BDZ-X90」があったら
ハイビジョン画質をAVCで録り貯められてる時点で
今さらPCのHDDに超デカイファイルを入れる意味自体がないような気もしたり・・・

VAIO typeR masterに、
ワイヤレスでハイビジョン映像を飛ばして見るだけだと
ちょっと大げさすぎたかもしれない。


【VAIO typeR masterの参考記事】
フレキシブルにカスタマイズできる「VAIO typeR master」!
VAIO typeR masterのメインメモリを3GBにしてみる。
VAIO typeR masterのCPUをクアッドコアに変更。(交換作業編)
VAIO typeR masterのCPUをクアッドコアに変更。(ベンチマーク編)
VAIO typeR masterに最大で6基のHDDを増設。





【TOPページへ】


この記事へのトラックバックURL