・45nmプロセスCPUを搭載したVAIO typeR masterのパフォーマンス比較!
・VAIO typeR masterのグラフィックボードを変えてみる。(交換作業編)
の続き。
グラフィックボードを変更、
メモリーを増設したのでスペックをチェックしてみる。
まずは、メモリー。
システムのメモリーの合計は3.25GB。
1GBのメモリーを4枚挿して、物理的に4GBにしても
32bitOSの認識限界から、この容量になる。
なので、3GBからたったの250MBしか増えてない事になるので
おそらくこの差を感じる事はないかもしれない。
けど、
512BMも1GBもメモリーの市場価格が下落しまくってて
値段差もあんまりないし
ついつい心情的に1GBを買ってどうしても試してみたかった。
ただそれだけ。
グラフィックボードは、
専用メモリが512MBで、
システムメモリから共有として使えるのが1407MBとなっていて
利用可能な全グラフィックスメモリは1919MBとなる。
メモリの効果は皆無だとして、
グラフィックボードが載せ換わった事で
どれだけパフォーマンスに変化があるのか
いろいろベンチマークを計ってみた。
一応トータルのスペック。
OS:Windows Home Premium
CPU:インテル Core 2 Duo E8500(3.16GHz)
メモリー:4GB(DDR2 800/1GBx4)
HDD:約250GB(Serial ATA、7200回転/分)
チップセット:インテル P35 Express チップセット
グラフィックボード:
NVIDIA GeForce 8800 GT GPU
(専用ビデオメモリー512MB)
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●パフォーマンスの評価
Windows Vistaの簡易ベンチの「パフォーマンスの評価」
プロセッサ:5.7
メモリ:5.9
グラフィックス:5.9
ゲーム用グラフィックス:
5.9
プライマリハードディスク:5.8
ゲーム用のグラフィックスの数値だけを見ると以下のとおり。
GeForce Go 8800 GT ・・・ 5.9
GeForce Go 8600 GTS ・・ 5.6
GeForce Go 8500 GT ・・・ 5.0
Vistaの評価は、現時点では最高が5.9なので
もしもそれ以上の評価があったとしても数値には現れないので
あまり参考にはならないかもしれない。
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●CrystalMark 2004R2
CPUやメモリー、HDD、グラフィック
のパフォーマンスを計測できるベンチマークソフト。
2Dグラフィック系[GDI]、[D2D]
GeForce Go 8800 GT ・・・ 9084、9323
GeForce Go 8600 GTS ・・ 9056、8012
GeForce Go 8500 GT ・・・ 8012、4708
3Dグラフィック系[OGL]
GeForce Go 8800 GT ・・・ 33510
GeForce Go 8600 GTS ・・ 30919
GeForce Go 8500 GT ・・・ 19166
[GDI]、[D2D]では
ごく基本の2次元グラフィックのパフォーマンスとなるので
8600GTSと8800GTの差の開きは驚くほど大きくはないけど
やはり3D系の[OGL]ではある程度の違いが現れてくる。
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●PCMark05 Build 1.2.0(Basic版)
CPU、メモリ、HDD、グラフィックスなどの性能を計測する
統合ベンチマークソフト。
PCMark05からマルチコア/スレッドに対応。
<E8500(3.16GHz)、4GB、8800GT>
System Test Suite:8186、8146、8183
平均:8171
<E8500(3.16GHz)、2GB、8600GTS>
System Test Suite:
平均:7285
<E8200(2.66GHz)、3GB、8500GT>
System Test Suite:
平均:5606
無償版なので詳細スコアは不明で
トータルスコアのみなので
グラフィックだけの差との判断はしにくいけれど
8600GTSと8800GTに関しては、スペックはほぼ同等なので
参考になる。
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●Vana'diel Bench3
(FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークソフト3)
<E8500(3.16GHz)、4GB、8800GT>
・低解像度モード
SCORE:10440、10375、10369、10366、10369
平均:10383
評価:“計り知れない”
・高解像度モード
SCORE:8233、8235、8234、8233、8234
平均:8234
評価:“計り知れない”
<E8500(3.16GHz)、2GB、8600GTS>
・低解像度モード SCORE:
平均:10016
・高解像度モード SCORE:
平均:7442
<E8200(2.66GHz)、3GB、8500GT>
・低解像度モード SCORE:
平均:8248
・高解像度モード SCORE:
平均:5084
8800GTなら、
高解像度でも、ついに“計り知れない”という評価。
必要十分。
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最新版3Dグラフィックベンチマークソフト
DirectX 9.0c、Shader Model 2.0/3.0に対応。
3DMark06は3DMark05に比べて処理が圧倒的に重い。
●3DMark05 Build 1.2.0(Basic版)
<E8500(3.16GHz)、4GB、8800GT>
3DMark Score :18505、18425、18429
平均:18453 3DMarks
<E8500(3.16GHz)、2GB、8600GTS>
3DMark Score :
平均:10926 3DMarks
<E8200(2.66GHz)、3GB、8500GT>
3DMark Score :
平均:4095 3DMarks
●3DMark06 Build 1.1.0(Basic版)
<E8500(3.16GHz)、4GB、8800GT>
3DMark Score :11202、11221、11187
平均:11203 3DMarks
<E8500(3.16GHz)、2GB、8600GTS>
3DMark Score :
平均:5410 3DMarks
<E8200(2.66GHz)、3GB、8500GT>
3DMark Score :
平均:2125 3DMarks
処理の重くなる3Dゲームベンチほど
グラフィック性能が大きく影響するみたいで
ちょうど段階的にダブルスコア状態。
今まで
あんなにカクカクした動きでしか見れなかった3DMark06のデモ画面が
極めてスムーズに再生してるのを見てかなり感動してしまった。
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ここからは、
新規に試したベンチマークなので
単独でのスコアのみ。
●三國志 Online
KOEIのオンラインRPG「三国志」
「低グラフィック計測」
High Score:4535
評価:“戦神”
「標準計測」
High Score:3067
評価:“戦神”
「高グラフィック計測」
High Score:2724
評価:“猛将”
低グラフィック、標準計測ともに
高い評価で、デモ画像もとてもスムーズ。
高グラフィック計測だと
最高評価にまでは至らず。
かなりなめらかに動いてくれてるほうだと思うけど
表示キャラクター数が異常に多くなると
少しカクカクっとなるシーンが何度か見受けられたけど
十分使用するに値する。
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●ガンダムタクティクスオンライン(GTO)
対戦型ネットワーク戦術ゲーム。
3Dモードの際の戦闘シーンのグラフィックはかなり高精細。
「2D モード」
Score:平均3351
Average FPS:平均59.833
評価:“最高”
「3D Highモード」
Score:平均:1745
Average FPS:平均32.074
評価:“優秀”
3D Highモードは、
綺麗なグラフィックのモビルスーツが
激しく動いて戦闘するため
比較的グラフィックの力を必要としていて
8800GTでもチラつくシーンが何度もあった。
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●LOST PLANET EXTREME CONDITION
激重3Dシューディングゲーム。
ベンチマークテストは、Direct10バージョンで。
このベンチマークソフトは、
PC毎に細かく設定が変更できるようになってるため
もしも他のPCと比べる際には同じ条件にする必要がある。
3種類のパターンで計測。
(詳しくは、
ココを参考。)
上記の設定で解像度を1920x1080で計測。
Snow:61 Cave:62
アンチエイリアスをx4、テクスチャフィルタを異方性4倍、
その他の設定は全て高に設定で計測。
Snow:11 Cave:15
アンチエイリアスをC16XQ、テクスチャフィルタを異方性16倍、
その他の設定は高の最大値で計測。
Snow:10 Cave:14
やはり高解像度テクスチャ貼り付けまくりの
超リアルモードでやると
8800GTでも重い・・・
その代わり
ある程度調整をしてやる事で
十分に遊べる事は判明。
それにしても超激重ゲームソフト。
冗談抜きでPS3専用ソフトを買ったほうが手っ取り早い。
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グラフィックボードを換えて
ベンチマークを計ってみると
やはり最近の3Dゲームがいかにグラフィックを酷使してるかが
身にしみてわかった気がする。。
またタイミングをみて
グラフィックボードのイイヤツを
のっけたくなる衝動に駆られそうで恐いけど
VAIO typeR masterは、
買った後からでも自作PC並みにいじれるのも
魅力のひとつかなと。
<VAIO typeR master関連>
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