2008年05月17日

ホームサーバーLiblog Station「HS1」を分解してみた。



ホームサーバーLiblog Station「HS1」って、
3.5インチのHDDが2個入ってるサーバーという事で、
中身は一体どういう構造になってるのか?
という単純な興味本位でいきなりバラしてみた。

【CAUTION!注意!】
本体を分解して故障させると、
ソニースタイルの保証、メーカー保証対象外のため
有償修理、もしくは修理不能となる可能性があります。
この記事を読んで同様の事をして、
万が一生じた損害は全て自己責任となり、
当方やメーカーは一切その責を負いません。

その事を承知いただいた場合のみ
以下どぞ。




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<Liblog Station「HS1」をバラす。>

以前にも、同じおひつ型のTV Side PC「TP1」をバラした事もあってので
たぶん似たような構造だろうと見切り発車。

当然、手探りでバラしたので
正しい方法かどうかは不明。

・TV Side PC「TP1」のHDDは交換できるか?(完全保証対象外)


ホームサーバーLiblog Station「HS1」を裏返しにして
底面をじーっと見つめる。

そうすると、4箇所にネジ穴を見つけたので
ネジをはずす。
中央が短いネジ、両サイドが少し長めのネジなので
元に戻す時に間違えないように。


全身をくまなく見回しても
それ以外に、ネジらしきものが見当たらないので、
後はツメがかかってる可能性が高い。

底面の小さなスキマを見るとそれらしきものが見えるので
ボディに傷をつけないようにツメをはずす。

合計で4箇所(黄色い矢印部分)がひっかかっていたので
そこを根気良くはずしてやればパコっとはずれる。


これで、まずは外装の上蓋をはずすことができて
最初の内部とご対面。

中央の四角いボックスの中にHDDがある事は間違いない。
前面部分は、本体のラウンドボディに合わせて
楕円になった基盤が見える。

上側のフタには特に大きなギミックはなくて、
電源ボタンから伝わるスイッチがあるだけ。

楕円部分の基盤にLEDが付いていて
その光が上豚のクリアパネルから透けて
インフォメーションの光を放つ構造。


と、次は底面の外装はただくっついてるだけのようで、
サイドからひっかかっているツメを4箇所(黄色い矢印部分)はずす。

そうするとあっけなく底面が取れてくれた。

こういったプラスチックで出来たツメは
必要以上に負荷をかけると、だいたい割れてしまうので
絶対に焦って無理な力をかけすぎないように注意。


まるでヤドカリが貝から出てきたような
恥ずかしい本体むき出し状態。

というか、実際にはこれだけで動いてて
だったらもっと小さいサイズで作れるじゃん
みたいな突っ込みはなしで。


四角いBOXにどう考えてもHDDが入ってる予感。

本体を裏返して、
ネジが両サイドに2つづつあるので先にこっちをはずす。

それから、
また表に戻して、
両サイドにあるデカいネジ2つづつをはずす。


それから、天板に付いてる
熱伝導用のシールや、
電源ケーブルを固定してるシールをはがす。

最初、
コレを見た時に「はがしちゃいけませんシール」かと思ったら
そうじゃないみたいで少し安心。

天板を持ち上げると、
ドーンとHDDが2基入ってるのを確認。


前もってネジをはずしてるので、HDDユニットはとれそうだけど
配線がかなりはずしにくい。

いろいろ見てみた結果、
一番はずしやすいのは、正面左のスキマから
電源ケーブルを一つだけ先にはずす。

それから、HDDユニットを少し持ち上げつつ
残りの右側の電源ケーブルを抜く。

するとかなり上まで持ち上げられるようになるので、
シリアルATAケーブル2本を抜いてしまえばいい。

元に戻すときは逆手順。


3.5インチのHDDが金具に固定されてるだけで
ネジをはずせば、完全に単体としてHDDを分離できる。

1.5TBモデルの「VGF-HS1S」に使われてるHDDは、
Seagateの「ST3750630AS」。

スペックは、
サイズ:3.5インチHDD
回転数:7200 rpm
容量:750GB
キャッシュ:16MB
インターフェイス:Serial ATA300


これが、HDDをはずした後の基盤部分。

廃熱用のファンが2個あるのを確認。
完全密閉ではなくて
前面と下面にから自然と吸気されて
背面に熱を逃がすような構造。

それから、
HDDを支える金具と
天板の金具に熱が伝わって放熱させてるようで、
実際に動作してる時は
天板は結構熱くなっていた。

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ここまでバラす事ができて、中身のツクリが見れたら十分なので
後は元にもどす。

 
元にもどすのは逆手順で行けば問題ない。

注意点としては、
本体に底面のフタを装着する時に
『NETSERVERスイッチ』が、
本体側と外装側にそれぞれあるので
きちんと合うように引っ掛けてないと
下手するとツメを折ってしまう可能性がある。


ちなみに
かなり間抜けな失敗。

全部元に戻して早速電源を入れてみると、
「ハードディスクの初期化が必要です」
というメッセージが出てきて
サーバーが起動しなくて。。

どうやらHDDの左右の順序を間違えてたのが原因で
逆にすると問題なく動作してくれたので
よかったものの
全部完成した後に、またバラすのはかなりヘコむ。。


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もしも、
1TBを2個載せて2TBなんかに出来るかも?と思って
物理的にHDDを交換できても
プログラム(たぶんLinux)がHDD内に記録されてるので
単純にHDDを変えただけでは、まず動かないので注意。

バラすのも、またそれ以上の事をするのも
100%自己責任の問題で、
何かあっても自己処理できるくらいの覚悟がない限り
あんまりやるメリットがない。

それに、冷静に考えてみると
1.5TBあってソニースタイルで3年の保証が付いてる事を考えると
保証が切れるまではそのまま使うほうがはるかに賢明な気がする・・・


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この記事へのコメント

たまには失敗もしますよね、君国さんが同じ人間で良かったです笑
届いてすぐ分解とは結構ディープな大人の遊びですね!爆
Posted by ヨースケ at 2008年05月18日 01:45

>ヨースケさん
えぇ、もう失敗なんてしょっちゅうですよ(笑)
来る前からバラしたくてたまりませんでしたw
Posted by kunkoku at 2008年05月18日 15:58