2008年08月13日

VAIO typeZのパフォーマンステスト(3Dベンチマーク編)



・VAIO typeZのパフォーマンステスト(基本ベンチマーク編)
の続き。

基本的なベンチマークテストの次は、
どちらかというとグラフィック性能に依存してしまう
3Dゲームのベンチマーク結果の比較。

前回と同じく、
typeZ「VGN-Z70B」「VGN-Z90S」
typeS「VGN-SR90S」
前typeS(SZシリーズ)の「VGN-SZ94PS(改)」
の計4機種で計測。

グラフィックの切り替えがあるtypeZとSZシリーズは、
SPEEDモード時、PCの性能を最大限に引き出すために、
VAIOの電源設定を【高パフォーマンス】
STAMINAモードの時は、デフォルトの【省電力】の設定。

VAIO typeS【高パフォーマンス】に設定。

もう、
同じ事を何回も繰り返すのが超めんどくさいけど
なるべく平等性を計るために平均化した数値を
素のままで。

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<5つの3Dゲーム系ベンチスコア>

●3DMark06 Build 1.1.0(Basic版)
基本的に3Dグラフィック性能を測るベンチマークソフト。
DirectX 9.0c、マルチコアに対応。
全体的なグラフィック性能を測るには一番参考になるソフトだけど
実際にこれでゲームするわけではない。


1)
VAIO typeZ「VGN-Z70B」
        [SPEEDモード]    [STAMINAモード]
3DMark Score : 1723         942
SM 2.0 Score :  623         265
SM 3.0 Score :  605         392
CPU Score :   2267        2150


2)
VAIO typeZ「VGN-Z90S」
        [SPEEDモード]    [STAMINAモード]
3DMark Score : 2269         1083
SM 2.0 Score :  841         302
SM 3.0 Score :  795         455
CPU Score :   2380        2376

3)
VAIO typeS「VGN-SR90NS」
3DMark Score : 2042
SM 2.0 Score : 664
SM 3.0 Score : 804
CPU Score :  2257

4)
VAIO typeS「VGN-SZ94PS」
        [SPEEDモード]    [STAMINAモード]
3DMark Score : 1506         312
SM 2.0 Score :  611         98
SM 3.0 Score :  455         117
CPU Score :   2325        2228


Z70Bは、CPU性能はそのまま評価されているものの
なぜかグラフィックの評価が弱かった。
SR90NSの、
「ATI Mobility Radeon HD3470」はそこそこ検討。

実質的に、Z90Sの評価が一番高かったもの、
「NVIDIA GeForce 9300M GS」の性能がこれで知れてしまうというか、
3Dゲーム系ではそれほど強いグラフィックではないというのがわかる。

また、SZ94PSにしても
「NVIDIA GeForce 8400M GS」のグラフィックが弱さがモロに露呈。

内蔵グラフィックで言えば、
モバイルIntel GMA X3100は機能してない事を思えば、
Intel GMA 4500MHDは、またマシなGPUだとわかる。


           
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●Vana'diel Bench3
(FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャルベンチマークテスト3)

DirectXは8.1までの対応止まりだし、
ちょっと古くなってきて、最新スペックが生きてこないけど
やはりまだ定番のベンチマークソフト。


1)
VAIO typeZ「VGN-Z70B」
              [SPEEDモード]   [STAMINAモード]
・低解像度モード SCORE:平均 7960     平均 3001
・高解像度モード SCORE:平均 4811     平均 2181

2)
VAIO typeZ「VGN-Z90S」
              [SPEEDモード]   [STAMINAモード]
・低解像度モード SCORE:平均 7977     平均 3713
・高解像度モード SCORE:平均 4882     平均 1827

3)
VAIO typeS「VGN-SR90NS」
・低解像度モード SCORE:平均 6683 
・高解像度モード SCORE:平均 4295

4)
VAIO typeS「VGN-SZ94PS」
              [SPEEDモード]   [STAMINAモード]
・低解像度モード SCORE:平均 8911     平均 4208
・高解像度モード SCORE:平均 5593     平均 2800


Windows Vistaの3機種では、
Z70BZ90Sの「NVIDIA GeForce 9300M GS」の結果はほぼ同じ。
ビデオメモリーの恩恵のかけらはどこにも見られない。

SR90NSの、
「ATI Mobility Radeon HD3470」は若干苦戦。

やはり、グラフィック性能が劣るSZ94Sが
Windows XPベースというだけで、
高い評価がでてくるのがこのFFベンチ。

Z90SをWindows XPにダウングレードしたら
相当のスコアが期待できるし、
こういうソフトだとWindows XPのほうが有利な場合もある。


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●三國志 Online
ゲーム内の合戦を表示して動作を確認。
大量のキャラクターを同時に表示させる。
DirectX 9.0c以上が必須。
低グラフィック、標準、高グラフィックの3段階による計測ができるけど、
ノートPCの場合、解像度が足りないので、
高グラフィックの計測ができない場合が多い。


1)
VAIO typeZ「VGN-Z70B」
              [SPEEDモード]   [STAMINAモード]
・低グラフィック計測    3310“戦神”    1217“隊長”
・標準計測         1972“隊長”    718“兵卒”

2)
VAIO typeZ「VGN-Z90S」
              [SPEEDモード]   [STAMINAモード]
・低グラフィック計測    3403“戦神”    900“兵卒”
・標準計測         2028“猛将”    620“兵卒”

3)
VAIO typeS「VGN-SR90NS」
・低グラフィック計測    3332“戦神”
・標準計測         1990“隊長”

4)
VAIO typeS「VGN-SZ94PS」
              [SPEEDモード]   [STAMINAモード]
・低グラフィック計測    2816“猛将”    1109“隊長”
・標準計測         1703“隊長”    722“兵卒”


ほぼ順当な結果、
とはいえ
「NVIDIA GeForce 9300M GS」が
「ATI Mobility Radeon HD3470」を
それほど大きく引き離すという印象はなかった。

Z90S内蔵の「Intel GMA 4500MHD」のスコアが
何度計ってもまったく伸びがなかった理由は不明。


このベンチマークには、
「高グラフィック計測(1280x1024)」というモードがあるけど、
Z90Sの解像度が1600x900と高くなったとはいっても
それでも縦解像度が足りないので計測不可能。


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●モンスターハンターフロンティアオンライン
モンスターハンターフロンティアを動作させるための
ハードウェアとソフトウェの性能をはかるベンチマーク。
最近できたゲームだけに、映像はかなりの高画質。
DirectX 9.0c以上が必須。
MHFはもともと低スペックのPCでも動作するし、
超高解像度でのプレイも可能だけど、
それなりのハイスペックなハードが必要となる。

解像度は、1280x800設定でテスト。


1)
VAIO typeZ「VGN-Z70B」
     [SPEEDモード]   [STAMINAモード]
SCORE: 平均 932      平均 501

2)
VAIO typeZ「VGN-Z90S」
     [SPEEDモード]   [STAMINAモード]
SCORE: 平均 937      平均 561

☆1600x900モード
SCORE: 平均 621

3)
VAIO typeS「VGN-SR90NS」
SCORE: 平均 850

4)
VAIO typeS「VGN-SZ94PS」
     [SPEEDモード]   [STAMINAモード]
SCORE: 平均 667      平均 331

最新のソフトだけに、
映像がスムーズとはいかないまでも
なんとまぁそのままスペックを反映してくれたような結果。

OSに寄与する事もなく、
純粋にグラフィックボードやCPUの性能が
そのまま現れているようで、
これだとVistaベースで、ハイスペックを積めば
いつでも快適にMHFが出来る。

ちなみに、今までのノートPCだと解像度は1280x800が限界だったけれど
Z90Sであれば、
1600x900のフルスクリーンを使った状態で表示も可能。
当然、その分負荷が高くなるので、動作は厳しくなる。


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●デビルメイクライ4
アクション系の3Dゲームだけに超高負荷。
グラフィックの細かいキャラクターとの戦闘シーンを
動作させたベンチマーク。
ビデオメモリーには256MBが必須で、
512MBが推奨とされているだけにノートPCではかなり無理がある。
DirectX9とDirectX10の2種類のモードを用意。


1)
VAIO typeZ「VGN-Z70B」
Rank:D
SCENE1:15.41
SCENE2:10.31
SCENE3:18.24
SCENE4:10.52

2)
VAIO typeZ「VGN-Z90S」
Rank:D
SCENE1:18.73
SCENE2:12.06
SCENE3:21.31
SCENE4:12.13

3)
VAIO typeS「VGN-SR90NS」
Rank:D
SCENE1:15.74
SCENE2:11.88
SCENE3:19.43
SCENE4:11.82

4)
VAIO typeS「VGN-SZ94PS」
Rank:D
SCENE1:14.18
SCENE2:9.92
SCENE3:19.40
SCENE4:9.48


Z70BZ90SSR90NSのVista3機種は、DirectX10で計測、
SZ94PSは、DirectX9までしか対応してないのでDirectX9で計測。

デモ映像は比較的まともに見られるものの
ぶっちゃけ、どれも同じレベルの評価“D”で
「悪魔達をスタイリッシュに狩るのは難しい状態です。」
というメッセージしか見る事ができない。

1つ1つのスコアを見れば、
数値的にZ90Sが、少し高い値を示しているのが救いか。


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3D系のグラフィック性能は、
そこそこ動くというレベルで考えたほうがいいくらいなので
ここに大きな期待をすると拍子抜けする。

そもそも、高負荷をかけると、
相当に放熱ファンがブンブン回りまくって
この狭い筐体の中からの廃熱がいかに大変かを思い知らされる。
(この音と熱の事は後日詳しく掲載予定。)

とまぁ
やってるレベルがデスクトップのハイエンド並みの処理をさせてるので
無理もない。

次回は、
typeZの本領を発揮しているベンチマークを計る予定。


・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(プロローグ)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(ディスプレイ編)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(パフォーマンス編その1)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(パフォーマンス編その2)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(パフォーマンス編その3)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(デザイン編その1)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(デザイン編その2)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(デザイン編その3)
・VAIO typZの1600x900という解像度や色再現性を比較してみる。
・VAIO typeZの本体を分解してみた。(前編)
・VAIO typeZの本体を分解してみた。(後編)
・VAIO typeZのパフォーマンステスト(基本ベンチマーク編)

・typeZ & typeS徹底比較



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