2008年09月17日

「VAIO typeA」にしか搭載できないフラッグシップとしての性能。



・VAIO typeAに存在する「Video edition」と「Photo edition」の違い。
の続き。

「Video edition」「Photo edition」
デザインやディスプレイの違いを把握できたら
今度は、VAIO typeAの実質的なスペック内容をチェックしてみる。


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<フラッグシップとしてのパフォーマンス>


パフォーマンス性能で重要とされる、
根幹となるプラットフォームはVAIO typeZにも搭載されている
最新のIntel Centrino2 プロセッサーテクノロジー。

チップセットは、
グラフィックスコアを搭載しない
モバイル インテル PM45 Expressチップセットを採用。

FSBは、1066MHzに対応していて
最新のCPUの転送速度を最大限に生かせるのが特徴。

VAIO typeAで選択できるCPUは以下の4種類。

名称   周波数  2次キャッシュ TDP
T9600 2.80GHz  6MB   35W
T9400 2.53GHz  6MB   35W
P8600 2.40GHz  3MB   25W
P8600 2.26GHz  3MB   25W

VAIO typeZとの違いは、
TDPが25WのP9500ではなく、
35WのT9400が選択肢として入っている事。
モバイル性は重視ではないからという理由だと思われ、
どっちにしても
2次キャッシュが6MBになっている点と動作周波数を考えれば、
T9600かT9400を選ぶのが賢明。


それと以外だったのがメモリーで、
VAIO typeZには、より帯域の広いDDR3が採用されていたのに、
VAIO typeAでは、800MHz動作のDDR2が採用されている事。

DDR3の恩恵は確かに
消費電力と発熱量が抑えられているというメリットもあって
モバイルを前提としたVAIO typeZにそのスポットをあてたのだと思うけど、
出来れば32bitOS上では、認識メモリー容量が頭打ちしてるし、
せっかくのフラッグシップだから
バス幅の広い1066MHz・DDR3のメモリーを
搭載できるようにしてくれても良かったのになとは思うけど。


外部グラフィックスは、
VAIO typeZに搭載された「9300M GS GPU」よりは
ハイパフォーマンスな「NVIDIA GeForce 9600M GT GPU」を採用。

専用グラフィックメモリーは512MB、
PureVideo HDテクノロジーにより、負荷の高いブルーレイディスクもCPUに負担をかける事なく滑らかに再生、
DirectX 10に対応しているので最新の3D系ゲームにも対応。

さすがに
デスクトップ用の電力バカ食い&熱たっぷりの
グラフィックのようにはいかないので
凶悪に負荷のかかるゲームでは厳しい面も出てくるけれど、
ノートPC用のグラフィックの性能としてはかなり高い性能を持っている。

従来の「8600M GT GPU」から比べると、
プロセスルールを65nmへとシュリンクして
高クロック化してる事もあって、
3DMark06の数値上では1.4倍のスコアを記録するまでの能力は持ち合わせている。



また、「GeForce 9600M GT GPU」の性能を、
Windows Vista評価で確認してみると
グラフィックスが5.9、
ゲーム用グラフィックスが5.5
とかなり良い評価。

「9300M GS GPU」では、
グラフィックスが3.9、
ゲーム用グラフィックスが3.7
という値だった事からも随分と違う事がわかる。


また、
ソニー独自の高画質エンジン「Motion Reality」を搭載して
DVD再生や、ハイビジョン放送やブルーレイディスクといった
高画質な動画再生もフルHDの液晶画面で
ノイズのない滑らかで明瞭感の高い画像で見られるのも
フラッグシップのVAIO typeAならでは。


そして、
VAIO typeZにはスペースの都合上、
搭載できなかった高音質エンジン「Sound Reality」までも搭載。

専用の高音質サウンドチップを載せて
チップ出力時でS/N比は約106dBという
高級オーディオに匹敵する低ノイズ化。


キーボードの奥側にツインサテライトスピーカー、
本体の底面部分にバスレフ型サブウーファーという、
2.1chスピーカーという構成になっていて
さらに、
仮想的に5.1chの音場を再現できる「Dolby Home Theater」を搭載して
ノートPCから出てる音とは思えないほどの
広がりと奥行きのある音声を味わう事ができる。

オーディオに対する配慮を本体から最適化していて
まさにこの容積があるからこそ搭載できたとも言える。

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<充実の内蔵ストレージ>

ストレージは、
基本2.5インチHDDのRAID構成。

2基のHDDに分散して記録して高速な読み書きができる「RAID 0」と、
同じデータをもう一方のHDDに記録して安全性を最優先させる「RAID 1」
の選択も可能。

容量も、
1基あたり250GBから500GBまでを選択できる幅広さもさる事ながら
2.5インチ最速7200回転のHDDに、320GBが選べるのがうれしい。



ちなみにリテールモデルの
「HDD 約500GB(250GBx2)(5400回転/分)」で使われているのは、
FUJITSU製の「MHZ2250BH」らしく、
Windows Vistaの評価を見ると
RAID 1で、5.3、RAID 0で、5.9という値を現していた。

5400回転でもRAID 0の威力はでかい。


そして、また意表を突かれたのが、
「約628GB(SSD128GB(64GB×2)+HDD 約500GB(4200回転/分))」
という合わせ技。

OSの動作や高速処理はRAID 0のSSDに任せて
膨大な量になる動画や静止画データは、500GBのHDDに格納
という非常に合理的かつ最強の環境を構築できる。

ぶっちゃけ値段も相当上がるので、
コスト面と速度と容量バランスを考えれば、
ベストチョイスは
「HDD 約640GB(320GBx2)(7200回転/分)」のRAID 0かな?
という気もする。


そして、
以外とうれしいのがドライブで、実はエントリーから
「DVDスーパーマルチ/BD-ROM一体型ドライブ」を搭載していて
BDへの書き込みがいらなくても
ブルーレイディスクプレーヤーとして使える。

ブルーレイディスクドライブを搭載すれば
デジタル放送を録画したものをBDに移すという定番の使い方はもちろん、
それこそデジタル一眼レフカメラをRAWデータで山盛り記録して
増えてしまったデータを、本体の中に保存しておくだけでなく
25GBから50GBという容量のBDディスクに
しっかりとバックアップできるという魅力もある。


メモリースロットは、
メモステ(Duo)、SDメモリーカード、メルチメディアカードに対応。

そして、
さすがにデジタル一眼レフカメラを意識したという事もあって
UDMAに対応したCFカードスロットも搭載。

参考数値で、8GBくらいのデータでも
4分未満という速度で高速転送ができるから
たくさん撮って転送する時にもイライラしない。
これは非常に助かる。

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<その他(etc.)>


リテールモデル(一般販売モデル)では
「Video edition」にしか搭載できない地上デジタルチューナーも、
VAIOオーナーメードでは、
「Photo edition」にも搭載は可能。

逆に、「Video edition」でも、地上デジタルチューナーを搭載しないという選択もできる。

ダブルチューナーなので同じ時間帯にカブっても録画できたり
ソニー独自のアプリ「Giga Pocket Digital」になった事で
扱いは格段によくなっている。

HDDに貯め込んだままtypeAの画面でいつでもハイビジョンクオリティで見る事もできるし、メモリースティックとかSDカードにワンセグデータを書き出して
PSPやケータイを使って外出先で見るというフレキシブルな使い方もできて
あればあったで結構使える。


ちなみに、
地上デジタル放送を受信するためにつなぐためのアンテナコネクターは、
右奥のネットワーク端子のある部分に
ひっそりとカバーで隠れている。



標準で搭載されているWebカメラ《MOTION EYE》は、
約131万画素と比較的高画素なもの。


VAIOノートでは、初となる
キーボードの右部分に10キーを搭載。

数値入力にはやっぱりこのテンキーがあるのとないのとでは雲泥の差で
時には、編集作業にもショートカットキーの役割で利用も可能。


USBは、右に2つと左に1つ。

ディスプレイアウトは、
アナログRGBと、HDMI出力を装備。
デュアルディスプレイ化させる事もできるし、
プロジェクターやBRAVIAに出して大画面で楽しむ事もできる。


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デスクトップのような巨大なBOXを置くスペースがなくても、
ここまで出来る!
というレベルまで到達したVAIO typeA

これだけの要素が詰め込まれていて
それでいてノートの形をしてるから
本体ごと移動できてしまう移動要塞みたいなもの。

ソニーの意図する、
テレビ録画やビデオ編集に特化したマシンや、
デジタル一眼レフカメラ専用の編集マシンとして使うのもアリだし、
VAIOオーナーメードで、
素のままのPCパフォーマンスだけを追及させる事も、
動画も静止画も全てを網羅した全部入り最強VAIO typeAも作れるし。

ディスプレイまでも含めて
自宅でのメインマシンとして考えるなら
VAIO typeRだけじゃなく、VAIO typeAも十分視野に入れられる。



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この記事へのコメント

>>ソニーのデスクトップ関連
やはりアレだったとは、、、
CELL積んだtypeXが地デジ全チャンネルを同時録画しながら
ネットをみつつBDを焼く、、夢を見ていたのが懐かしい。。
ソニーもネットブックに参加予定みたいですね
とにかく薄い奴とPSPサイズを!
(二日前にASUSの買ってしまった、、、、、中古EXを買わずに)
Posted by KGA at 2008年09月17日 20:06

>KGAさん
typeXとかコクーンとかすごくわくわくした機体が
合理性という名の下に消えていくのが悲しいですね。。
ありきたりなセパレートデスクトップでなくてもいいから、
AVサーバー的な、こんなのが出てきて欲しかったんだ!っていうヤツを意表をついて発表して欲しいなと思います。
確かにVAIOはノートはとっても元気ですから、
そりゃtypeTもtypeUもフルモデルチェンジして欲しいですし、
ネットブックも数万円高くていいから、買っちまいたい!と思えるものを出して欲しいですねw
Posted by kunkoku at 2008年09月18日 09:56

こんばんは。先日フォトエデション(オーダーメイドモデル)を
サイバーオンクレジットで注文して今日電話確認があって
たった今注文確定の案内のメールで届きました!別にやましい事は
ないんですが、審査が通らなかったらお金を貯めてからって事で
手に入るのが先の話になるところだったんで大変にホッとしています。
手元に届く目安も分かったんでそれまで今のtype Aを
こき使ってやろうと思います^^;
Posted by AUDREYHEPBURN at 2008年09月20日 20:51

>AUDREYHEPBURNさん
おお!さすがですw
typeAのフォトでディションですね!!
これはいいですねー本当に。
サイバーオンクレジットは、いつやってもドキドキします(^^ゞ
あとは来るだけなのでとってもとっても楽しみですねww
Posted by kunkoku at 2008年09月21日 10:56

はじめまして。
記事を読んでいると新TypeAが欲しくなってきました。
HDR-HC1で取りためた子供のビデオを編集してやろうと思ってはいたものの、今持っているVGN-A60SだとHDV編集はスペック的に厳しくて外付けHDDに保存するくらいだったのですが新TypeAなら編集もできそうですね。
Posted by Bluestar at 2008年09月23日 11:04

>Bluestarさん
はじめましてw
そうですね、何しろハイビジョン編集というもの自体がPCにとっては非常に負担な作業で、それこそ最近になってやっとまともになったと言ってもいいくらいですものね。
一般モデルでは、ビデオエディションとフォトエディションと分かれていますが、ソニースタイルのVAIOオーナーメードモデルだと、どちらをベースにしても好みで必要なものと不要なものをチョイスできて、自分仕様のマシンが組めるので結構おすすめですw
Posted by kunkoku at 2008年09月23日 12:42