2008年09月29日

VAIO typeAとtypeZのメモリーとSSDの違いは速度差に現れるのか?



VAIO typeAのメモリーやSSDが、VAIO typeZと比べると、若干違うものを採用していて、
それが何故違うのかが気になってしまったので、
実際に使ってみた場合の違いはあるのか?を調べてみる。

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<メインメモリーの転送速度>


[typeA(DDR2 800MHz)]  [typeZ(DDR3 1066MHz)] 

VAIO typeZのメモリーは、
PC3-8500(DDR3 1066MHz)なのに対して、
VAIO typeAのメモリーは、
PC2-6400(DDR2-800MHz)。

単純に比較すると、
VAIO typeZのDDR3メモリーのほうが
当然、転送速度が速いはず。

それを知るために、メインメモリーを仮想ディスク化して、
CrystalDiskMark 2.1で計測してみる。


[typeA(DDR2 800MHz)]  [typeZ(DDR3 1066MHz)]

もちろんストレージの比ではないほど
どっちも爆速。

その計測値が極端に大きすぎるという事と、
やる度に結果が上下して定まらない事もあって確実な事がいいにくいけど、
予想外に
VAIO typeAの仮想化したDDR2 800MHzのメモリーの転送速度と、
VAIO typeZのDDR3 1066MHzのメモリー転送速度の差がない気がする。

DDR2とDDR3の
規格や周波数から想像してたほどの体感スピードを
感じる事はあまりないのかもしれない。


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<typeAとtypeZのSSDの違い>

前回VAIO typeAのストレージを確認していたところ、
内蔵されているSSDは、
当然、VAIO typeZに使われているものと同じだと思っていたら、
型番が違う事に気づいた。

その型番からすると
形状や容量は同じでも、若干内容が違う事が判明して、
それじゃあその差があるのか?


まずは、
VAIO typeAに使われていたのは、
SAMSUNG製の「MMCRE64GFMPP」。

SAMUSUNGの型番の表記名からすると、
“MM”で始まるものは、「MLCチップ」を採用してるという事らしい。


そして、VAIO typeZに使われていたSSDは、
SAMUSUNG製の「MCBQE64GFMPP」。

“MC”で始まっているので「SLCチップ」という事になる。

確かに、
実際に2枚のSSDを見比べてみると、
同じSlim基盤タイプでも、
チップの配置がまるっきり違うのがわかる。

メーカーの表記するスペックがわからなかったので、
CrystalDiskMark 2.1で素直に実測計算してみる。


[typeA(MMCRE64GFMPP)]  [typeZ(MCBQE64GFMPP)]

この数値は、どちらもRAID 0構成でのもので
単体での計測値ではない。
何度か計測してみて、
多少の上下はあるものの大きなブレはなかった。

すると2つは同一性能ではなくて、
50MBのシーケンシャルリードや512KBのランダムリードといった
読み込みの値ではだいたい10MB程度の差があったり、
逆に書き込みの値は、
50MBのシーケンシャルライトで40MB強、
512KBのランダムライトで30MBの差がある事がわかった。

単純にこの結果を信用するなら、
RAID 0構成を解けば、その効果は半減するとしても
VAIO typeZに採用されている「MCBQE64GFMPP」のほうが、
より高速ではないかと判断できる。


それとSSDとは関係がないけど、
VAIO typeAに搭載されているもうひとつ側のストレージ
富士通製の「MHZ2500BT(500GB、4200rpm/分)」の
結果はこれ↑。

まさに速度ではなく、容量重視。


参考までに「HD Tune」で、
アクセス速度の分布やバースト速度も計ってもみた。


[typeA(MMCRE64GFMPP)]  
転送速度
 最小:62.0MB/sec
 最大:143.6MB/sec
 平均:105.2MB/sec
アクセス速度:0.2ms
バースト速度:132.9MB/sec


[typeZ(MCBQE64GFMPP)]
転送速度
 最小:72.3MB/sec
 最大:164.6MB/sec
 平均:83.7MB/sec
アクセス速度:0.4ms
バースト速度:110.2MB/sec


[typeA (MHZ2500BT)]
転送速度
 最小:22.8MB/sec
 最大:51.9MB/sec
 平均:39.9MB/sec
アクセス速度:19.2ms
バースト速度:77.4MB/sec

一番下のHDDの放物線を描くグラフの形状は、
まさにHDDの特性で、物理的な円盤の外周から内周に入っていくと
徐々にアクセススピードが遅くなるのは定番。

SSDは、
VAIO typeAが使い始めて約1週間、
VAIO typeZが約6週間の状態での計測したもの。

最高値と最低値を見ると「MCBQE64GFMPP」が速く、
平均値では、「MCBQE64GFMPP」が速い。

この表を見てもいまいちSSDの特性が出たとは言い難いけど
事実なので載せておく事にした。


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<ストレージスロットへのアクセス>


最後にオマケのテスト。

VAIO typeAには、UDMAに対応したCFカードスロットが付いたので、
メモリースティックスロットとSDカードスロットも含めて
ここらへんのアクセススピードもチェックしておく。


コンパクトフラッシュ
Toranscend「TS8GCF133 (8GB)」
UDMA対応、133倍速。


メモリースティックPROデュオ SDカード(Class4)

CFカードの読見込みが、
メモステやSDよりもかなり高速なのがわかる。

なので、
デジタル一眼レフで撮影した大量の写真のデータを
一度にたくさんPC内に移してしまう場合には
シンプルに役立ってくれそう。


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うーん、
VAIO typeAVAIO typeZ
メモリーやSSDに使われてるものが違うけれども
それが劇的な速度差というものでもないらしい。。

これがPCの世界だから・・
と言ってしまったら身も蓋もなくなるけど、
まぁどっちも他のVAIOに比べたらはるかに高速だという事で。。


・VAIO typeAに存在する「Video edition」と「Photo edition」の違い。
・「VAIO typeA」にしか搭載できないフラッグシップとしての性能。
・デスクトップに匹敵するパフォーマンスを持つ「VAIO typeA」
・VAIO typeAのPC性能とグラフィック性能をベンチマークで計測!
・メンテナンス性の優れた巨大ボディの「VAIO typeA」



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