2008年10月15日

VAIO typeZとVAIO typeTの『VAIO Media Plus』でHD動画再生。



・VAIO typeZでハイビジョンコンテンツを楽しむ(その1)
と言うのを書いて、
その後に、『VAIO Media plus』についてやると言いながら
そのままに放置プレイなったので、
改めてtypeZに加えて、typeT(TTシリーズ)も一緒に試してみる事にした。

<VAIO Media Plusの過去記事>
・新しくなった『VAIO Media Plus』は今度こそ使い物になるのか?
・『VAIO Media Plus』でBDレコーダーのAVC動画をネットワーク越しに再生!

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『VAIO Media plus』で、一番利用したい機能は、
ブルーレイディスクレコーダーで録画して
HDDに貯まった番組をネットワーク越しに見る事。

要は、ブルーレイディスクレコーダーの前まで行かなくても、
別の部屋からでも録画した番組を
ハイビジョン画質のまま見れたらこれほど便利な事はない。

参考までに、
今回テストした環境を列挙。

今回、サーバーとして利用したのは、
「BDZ-X95」と、「BDZ-A70」


前回は、有線LANで接続したけど、
今回は、ワイヤレスLANで接続。

全ての機器が同一のネットワーク上にあって、
typeZtypeT(TTシリーズ)は、
BUFFALOの無線LAN「WZR2-G300N」とワイヤレスで接続。

2.4GHz帯の802.11gを利用、
無線LANのセキュリティはAES、
このワイヤレスLANアクセスポイントとの通信速度は
理論値144Mbpsでつながっている。

無線LANアクセスポイントと、VAIO2機種の距離は約10m程度で、
電波状態は良好。
(ただし、無線LANは他にもバンバン飛び交ってるけど。)

<無線LAN関係についてはこの↓過去記事を参照>
・IEEE802.11nに対応した無線LAN「WZR2-G300N」を使ってみる。
・IEEE802.11n内蔵のVAIOで、高速無線通信する条件。

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<以外な落とし穴が待っていたVAIO typeT>


てっきり、
『VAIO Media plus』が搭載されたVAIOなら、
もう何も深く考えずにBDレコーダーのHDDの中身を、
全て再生できるのだと思っていたら
そうじゃなかった事にいきなり出くわす。


『VAIO Media plus』のクロスメディアバーに表示された
BDレコーダー内の
AVC[SRモード]で録画された番組を選んで再生。。

すると、
「再生できません。対応していない形式のコンテンツです。」
と表示されて、
まさに再生できない。。

あれ?
『VAIO Media plus』って、DTCP-IPに対応したプラグインが入ってるから、
ネットワーク経由でもデジタル放送の番組(AVC)は再生できるはずじゃ・・・

これはおかしい。
と思ってさんざん調べまくると
まず、ひとつの法則を見つけた。


もともと
『VAIO Media plus』が搭載されたVAIOが出てきた時もそうだったけど、
VAIOアップデートで、
「VAIO Media plusデジタル放送プラグイン(AVC対応版)〜」
というのが必要だった。

そうか、
これが入ってないからAVCが再生できないんだな。

と思ってコレを無理やり入れようかと思ったら・・・


こんな↑記述が・・・
CPUがCore2Duo、それも動作周波数が2GHz以上じゃないとダメだと。。

VAIOカスタマーに電話して確認してみたら、
やっぱりこれが原因らしくて、
typeT(TTシリーズ)に搭載されている低電圧版Core2Duoだと、
一番負荷のかかるAVC再生は、
周波数が低くて処理が追いつかなくなるから除外されてるんだそうだ。。

いきなり悲しいお知らせで、
typeT(TTシリーズ)では、
『VAIO Media plus』は搭載されていてもAVC再生は不可という結論で。

かなりガッカリ。。

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気を取り直して、
再生が出来るであろうMPEG2-TS[DRモード]で録画した番組を再生。

こんなものは以前からやってるから
当然再生できる。
ワイヤレスLAN経由でも、たまにカクつく事があるけど
ほぼ支障がないほどに再生できてる。

それに、ハイビジョンの動画としては非常に高精細。


どれくらいの負荷がかかっているかどうか
Windowsタクスマネージャーをのぞいて見る。

すると、結構高い負荷がかかっていて、
ほぼ60〜90%くらいの間で常にCPUを使用している事がわかる。

普通に再生してるように見えても
実は結構がんばってるようだ。


そしてもう1つ、
ハイビジョンハンディカムで撮影したAVCを、
BDレコーダーの中に貯めていたので、再生してみる。

同じAVCでもデジタル放送のような著作権が絡んでないから、
プラグインなしでも再生は出来てしまう。

なんだ、AVCでも再生出来るじゃん、
と思ったのもつかの間、
処理落ちでカクカク気味の動画再生。

バッテリー駆動だとパフォーマンスが足りてないのかと思って
電源コードをつないで【高パフォーマンス】にしても改善せず。


同じくCPUの使用率を見てみたら、
ほぼ100%行きっぱなしで頭打ち。

これじゃ、AVCをリアルタイムで処理するのは無理だ・・・

予想外に、
typeT(TTシリーズ)では、
『VAIO Media plus』を使ってハイビジョンコンテンツを再生するには厳しいという結果になってしまった。

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<ハイビジョン再生がスムーズなVAIO typeZ>


今度は、typeZで全く同じように『VAIO Media plus』から、
ワイヤレスLAN経由でBDレコーダー内のコンテンツにアクセス。

typeZで全く同じように『VAIO Media plus』には、
グラフィックの切り替えがあるので、
SPEEDモード
外部グラフィックス「NVIDIA GeForce 9300M GS」
STAMINAモード
内蔵グラフィックス「Intel GMA 4500MHD」
それぞれで、CPUの負荷率の差があるのかどうかも調べてみる。


まずは、
MPEG2-TS[DRモード]で録画した番組を再生。

typeT(TTシリーズ)でも唯一再生できたものなので
typeZでも再生できて当たり前。

そして
さすがに1600x900という解像度は
もともとのハイビジョン映像のクオリティが再現できていて
見ていて非常に気持ちがいい。

で、2種類のグラフィックの状態を
Windowsタクスマネージャーを確認したものが以下。


SPEEDモード(NVIDIA GeForce 9300M GS)


STAMINAモード(Intel GMA 4500MHD)

なんと以外な事に、CPU使用率が
GeForce 9300M GSの場合で、40〜70%
GMA 4500MHDの場合が、25〜50%
と、
内蔵グラフィックのほうがCPUへの負担が少ないという結果に。

見間違いかと思って、全く同じシーンを繰り返してみたけれど
結果は変わらなかった。

それでも、どちらもまだまだCPUに余力が残っている。



次に、
ハイビジョンハンディカムで撮影したAVCを再生。

typeT(TTシリーズ)ではもうまともな再生とは言い難い状態だったけれど、
typeZでは、全く問題なくスムーズに再生できて
これなら見る価値が十分にある。

ここで、2機種の処理能力のの差がまるで違う事が
モロにわかる。


SPEEDモード(NVIDIA GeForce 9300M GS)


STAMINAモード(Intel GMA 4500MHD)

CPU使用率は、
今度は、どちらのグラフィックともほぼ同じくらいの50〜80%。
GeForce 9300M GSのほうが
ほんの数%程度少ないようにも見受けられた。

さっきよりはCPUへの負担が増えているものの
それでも安定して再生できている。



そして最後が
BDレコーダーAVC[SRモード]で録画された番組。

AVCを再生できる処理能力はもちろんあるし、
「VAIO Media plusデジタル放送プラグイン(AVC対応版)」
というのもインストールされてるので
さっきのtypeT(TTシリーズ)苦労が嘘のように、
あっさりと再生。

やっぱりこうでないとね。
さすがに地上デジタル放送(1440x1080)を
[SRモード]で録画した番組だと、
BSデジタル(1920x1080)を[DRモード]で録画した番組ほどの
高精細感はないけど十分にハイビジョンクオリティを楽しめる。


SPEEDモード(NVIDIA GeForce 9300M GS)


STAMINAモード(Intel GMA 4500MHD)

CPU使用率は、
AVCとは言え、どちらのグラフィックとも20〜40%と以外と低く、
再生には余裕の状態。
録画したコンテンツによって、違いがあるのだろうけど
まず再生できない事はなさそうだ。

ただ、
外部グラフィックのアドバンテージがちっとも出てこなかったのは残念。
まぁ裏を返せば、
STAMINAモードでも難なくハイビジョン動画が再生できて
バッテリーをより長く持たせられるという事にもなるけど。


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typeZでなら、
『VAIO Media plus』を使って動作が快適というだけでなく、
何よりも高い解像度とNTSC比100%以上の色純度がある液晶だけに
全画面表示にして見るハイビジョンコンテンツは、
その解像感と色鮮やかさを堪能できる。

それに、
ワイヤレスLANで、しかもバッテリー駆動でも
そういった使い方が可能だという事もわかったので、
電波さえ届く範囲なら、どこでだって再生できるわけだし、
番組をウィンドウモードで見ながら、
ブラウジングなんて事もできる。

そういった意味では、
typeZは、
最高のロケーションフリープレーヤーだとも言える。

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この記事へのコメント

この話、目からウロコだったので、さっそくX95をつなげて、
やってみたら、メディアプラスの接続までいったのですが、
再生できませんでした・・・。
ワイヤレスLANの暗号化設定を有効にしてくださいとのこと。
この先がわからなくなりました。
さすがにヤフーBBのルーターには限界があるのかな・・・。
Posted by 2x at 2008年10月16日 00:27

こちらに質問して解決することではないのかもしれないですが
panasonicの最新DIGAでDVDに録画した5倍圧縮AVCデータは
vaio type-z で再生できるのでしょうか?
Posted by yamamo at 2008年10月16日 01:31

>2xさん
『VAIO Media plus』の初期設定はうまく終了されたという事ですよね?
BRZ-X95までが見えていれば通路は出来てるという事ですものね。
VAIOとワイヤレスLANとの接続は、パスワードの設定とかはされていらっしゃいますでしょうか?
そのへんの事の指摘なのであれば、Yahoo BBのルーターにもそれは設定できるかな?とは思いますが。
えっと、自分も詳しくどこをこうしたらいいですよとアドバイスが出来ず恐縮なのですが、
こんな時は、VAIOカスタマーに電話してみてくださいねw
最近はかなりくわしく親切に教えてくれると思いますので。(出てきた人にもよりますが・・)
Posted by kunkoku at 2008年10月16日 10:09

>yamamoさん
ご質問ありがとうございます。
DIGAですかー(汗
すみません、ソニー以外の知識がほぼゼロに近いもので・・
基本的に、
そのレコーダーがDLNAに対応していれば、だいたいの事はイケてしまうとは思うのですが、何しろ実機がないので何ともお答えするのが難しいですね(^^ゞ
うーん、どなたか実験されてらっしゃる方がいればぜひご教授お願いいたしますm(__)m
Posted by kunkoku at 2008年10月16日 10:13

「VAIO Media Plus」の検証ありがとうございました。
うーん、ブルーレイが再生できるからtypeTには期待していたんですけど残念です。
やはりtypeZが一番楽しめるモバイルノートなのかもしれませんね。
Posted by いしゅ at 2008年10月16日 18:06

フルHD(1920×1080)再生出来る事は、Centrino 2内蔵グラフィックのウリであるんですが・・・・・
フレームレートを抑える、すなわち、わざとコマ落ちさせる事で、
それを可能にしているので、内蔵グラフィックの方が手抜きをしてCPUに負荷がかからないようになってると言うことだそうですよ。
やはりHD映像を見るためにはローエンドのGeForceじゃ厳しいって結果になってしまいますねぇ・・・
液晶は文句ないのですが^^;
Posted by ゆう at 2008年10月16日 21:34

>いしゅさん
えぇ、私もてっきり「VAIO Media Plus」が搭載されている=AVC再生が可能だと信じてましたので、すごく以外な結果で驚きました。
BDはGPUがサポートしてくれてるおかげで、CPUへの負担がかなり少なかったのですが、このネットワーク越し再生はCPUに高負荷がかかりまくってうまくいかないみたいですね(汗
そういった意味ではtypeZは全てが快適に動作してくれましたw
Posted by kunkoku at 2008年10月17日 10:46

>ゆうさん
最近はチップセット内蔵GPUがBD対応になったりとがんばってる点が多くなってきてるのに対して、
GeForceはなんだかあれ?みたいな事が多いですねー。
せめてtypeAにのっかってる9600M GTくらいを搭載してくれると、パフォーマンスは最高なんですけどね。
熱の関係で無理なんだそうです(汗
Posted by kunkoku at 2008年10月17日 10:49

お久しぶりです。いつも拝読させていただいております。
さて、我が家のDLNA計画少しだけ進展しました。
本日、近所のYAMADAにて、BDZ-L95を予約いたしました。
ポイント値引きを入れたら126400円、我慢できませんでした(^^;)
くんこくさん経由SonyStyleでなくてホントに申し訳ないm(_ _)m
その際、店員さんにDLNAの事を聞いたらSONYの販売員の人を呼んで
くれたので、念のためにAVC録画したデータのVAIOでの再生について
確認したところ、「申し訳ありませんがDRモードしか再生できません」
との回答。「でも、ネットでSonyStyleと提携している人のブログで・・」
と言うと、「くんこくさんのところですか?」と言うではありませんか。
嬉しくなって話が弾みました。中国地方の関係者の間ではくんこくさんは
一目置かれているそうではありませんか(^O^)、さすがです。
販売員の人も、電話で確認を取ってくれた上、いろいろと説明して下さり
とても好印象でした。
さて、次はTypeNをくんこくさん経由SonyStyleでと考えていますが、
ゲームはしないのですけどやはりVGAはRADEON HD3430の方が良い
ですよね、ご意見ちょうだいできると嬉しいです。
Posted by gaudi244 at 2008年10月17日 20:12

>gaudi244さん
いつもありがとうございますw
BDZ-L95のご購入おめでとうございます!
いえいえ、そんな風に思っていただけるだけで、とてもうれしいですw
そうですねー、
このあたりのネットワークがらみとか、PCの規格上の事は、
実際にやってみるか、VAIOカスタマーとかで確認するくらいしか
知る術がありませんから、
よほどセンシティブに情報を集めてないと、その販売員の人がリアルタイムに知らなくて当然かもしれませんねー。
って、その人ってココの存在を知ってたんですね(^^ゞ
うれしいような恥ずかしいような。。
でも、その方も親切に対応してくれたみたいで、
そこがうれしい事ですねw
あ、
ぜひVAIO tyepNのご購入の際にはぜひともお願いいたしますねw
えっと、
Vistaをご購入する上での順位ですが、
一番がメモリー2GBで、2番目がCPUをCore2Duo、そして最後がGPUという順になのかな?と思います。
理想は、全部のっけちゃうほうが快適だと思うのですが
ご予算の関係もありますし、
ソニースタイルでのカスタマイズを見ると
GPUの差額は5000円と低いのですが、Core2Duoが必須になって、CPUの差額が20000円なので、ここが一番の悩ましい部分になりますね。
また何かご質問があればおっしゃってくださいねw
Posted by kunkoku at 2008年10月18日 09:50

L95の入荷予定が今月末なので・・・SONYの生産体制の関係なんでしょう
が少々残念です。でもその分、VAIOの購入を焦る必要がないのでまあよし
と。それより気になったのは、11/12日の限定特価で先着5台だったL95が
1台も売れていなかったこと。おかげで私が購入できたのですが。店員に
よると、パナのBW830の方が5000円安く売れ筋とのこと、上でyamamoto
さんも気にされていましたが、今回の製品からDLNAに対応したようですが
実際の情報がない状況では選択肢には入らなかったです。
TypeNは必ずくんこくさん経由で購入です(^o^)。キャンペーンが始まる
とか、値下げが始まるとかすればすぐにポチります。年末商戦まで待たない
と価格が下がらないでしょうかねぇ。
くんこくさんのアドバイスを参考に、Core2Duo、RADEONにして、メモリ
はサードパーティーで4GBまで増設する事にしました。今のところ。
IO-DATAのRamPhantom3がでたので4GBにする価値がありますよね。
Posted by gaudi244 at 2008年10月18日 13:35

>gaudi244さん
L95の入荷が少し待たされるのは少し残念ですが、
でも手元にやってくるのが楽しみですねw
メモリーは最低レベルで買っておいて、自力で最大容量にしたほうが安上がりですから、後で変更が厳しいCPUやGPUが上げ目で購入が一番いいですね。
後は、ソニースタイルがやるキャンペーンが、「メモリーアップグレード」だったら意味がないので、CPUかGPUのアップグレードキャンペーンが始まればいう事なしですね(笑)
Posted by kunkoku at 2008年10月21日 06:39