2008年11月10日

外でイヤホン、家でスピーカー、イージーに音楽を聴けるウォークマンSシリーズ。



ウォークマンのハイエンドという領域ではなくて
どっちかというと一般向けっぽいSシリーズの新モデル。

個人的には、
Bluetoothは必須だと思ってるし、
今時32GBくらいの容量は欲しいし、
どうせなら所有欲を満たされるようなボディとか
高音質に特化したようなウォークマンが欲しいと思ってて
かなりスルーしてたSシリーズ。

だけど、
たまたま身内がウォークマン欲しいって言ってたから
イッコ選んでやろうと思ったら、
ちょうどこのSシリーズあたりが選びやすくて、
買ってから、設定含めて、実物触ってみたら
これがまた良く出来てて、結構新鮮だった。

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ウォークマン Sシリーズ 【4GB】「NW-S636FK」

Sシリーズも、
ノイズキャンセリング機能を持った上位モデル「NW-S730シリーズ」と、
それのない「NW-S630シリーズ」の二つに分かれてて、
単体のカラーリングは、
S730シリーズのほうが質感も良さそうかなとは思いつつも、
S630シリーズのブルーが妙に自分のツボにハマったのと、
オマケスピーカーが同色で揃えられるスピーカー付きが
値段的にもおいしかったので、
かなりいつもとは違う思考回路で購入。

それも、予算重視で、【4GB】でいいかなと。


パッケージは、スピーカーが入ってる分
いつもよりちょっと大きめのパッケージ。

中は2段箱になっていて、
取り出すと、ウォークマンとスピーカーの
鮮やかなブルーが目に飛び込む。

付属品は、
ウォークマン用の
ヘッドホンと、USBケーブル、アクセサリー用アタッチメント、
アプリの入ったCD-ROM。

スピーカーにつなぐACアダプターと、
オマケで、海外でも使える変換プラグ付き。


S730シリーズのカラバリのほうが
しっとりと落ち着いた雰囲気があるのに対して、
S630シリーズのカラバリの
ホワイト以外のブルー、ピンク、グリーン3色は、かなりビビット。

このあたりは好みの問題だけど、
このターコイズブルーとブラックのコンビネーションが
良い感じで結構お気に入り。

全体のデザインとしては、
側面に、ツルっとした手触りのプラスチック素材が
周囲をグルっとブラックのラインで囲っていて、
その両面にターコイズブルーのアルミ板が張り合わさっている構造。

S730シリーズはアルミ面には、
さらにヘアライン加工がされていて質感を高めているらしい。


イッコ前のSシリーズは、
かなりプラスチッキーでおもちゃっぽいイメージがあって
好きじゃなかったけど、
今回の新Sシリーズの表裏のボディは、
アルミ板の見た感じの質感と手に持った時のひんやり感が
なかなか良い感じ。

ボタンの形は
以前のA800シリーズと同形状の丸いボタンで、
起伏は少ないながら、しっかりしたクリック感があって
使っててのイライラは特にない。


自分の使ってるA829/Nと比べてみると、
液晶画面の大きが2.4型と2.0型と違う事にも起因するけれど
以外とボディサイズが違う事に気づく。

S630シリーズは、小さい上に7.5mmという薄さで、
手に持つとすっぽりと収まるほどの大きさで、
なにしろ重さも46gとかなり軽くて
ポケットとかにもスルっと入れやすそうだ。

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液晶画面は、2.0型で解像度は320x240ドット。
A829/Nよりは小さいけど、前Sシリーズの1.8インチよりは若干大型化。

指でボタンを押すと、
メニューアイコンがサクサクと動いて
小さくても操作感覚は良好。

そういえば、
なんかいつもと違うなーと思ってたら、
今回からはアイコンの後ろにある壁紙が入っていて
これは、ボディカラーとそれぞれ合わせているらしく、
PCと同じく、自分のお気に入りの画像に変更する事もできる。

やるやらないは別としても
壁紙をカスタマイズ出来るようになると
自分仕様に出来てそれはそれで楽しい。


それと、
VAIOだとかネットジュークだとかに搭載されてる
「おまかせチャンネル」という機能が加わってるのがミソ。

いわゆる取り込んだ音楽の曲調にあわせて
チャンネルを分類して、
その時の気分とか雰囲気に合わせたチャンネルを選ぶと
それっぽい曲を再生してくれるというもの。

まさに「おまかせチャンネル」を使おうと思うと、
まず最初には、ウォークマンが1曲1曲を解析作業を行う。

この解析作業は結構時間もかかるので
買って音楽を転送した直後には、
解析作業をすませとかないとすぐに使えない。


この準備さえ済んでおけば、
後はいつでも「おまかせチャンネル」を使える。

かなりハイテンションで聴きたいときは
「アクティブ」とか「アップビート」を選択したり、
朝とか夜にあんまりガンガンした曲を聴きたい気分じゃないなという時は
「リラックス」とか「スローバラード」「ソファラウンジ」を選択
といった具合に
気分で選べば、ウォークマンの中に貯まってる曲から
そのジャンルに振り分けられた楽曲をランダムに流してくれる。

どのアルバムを聴くとか
自分で作ったプレイリストを聴くというわけじゃなくて
軽く新鮮な気持ちで音楽が聞けてかなり多用して使えそう。


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それと、
オマケといっては失礼なクレードルタイプの
アクティブスピーカー「SRS-NWGT10」

単体で買うと5,980円(税込)もするけど、
セットになった「NW-S630FKシリーズ」を買うと、
スピーカーの有り無しの価格差は4000円で、
しかも同色スピーカーが手に入るからかなり魅力。


当初は、使わないだろこんなもの?
と思ってたけどあるとこれがまた使い物になる。

ウォークマンとスピーカーは、WM-PORTが
ブスっとささって接続。

クリアパーツのガイドがあるので、
ストンと落とせば、見事にドッキングする。
接続されるガイドのサイズは、S730&S630シリーズ用に作ってあるので、
他のウォークマンでの流用は不可。

電源コードをつないでおくと、
再生しながらウォークマンの充電にも使える。

外部入力とかいった気の利いたものはなくて、
あるのは、音量の±だけのシンプルなもの。


このスピーカー自体はかなり薄っぺらくて
ウォークマンをスピーカーにハメた状態で手持ちでも使えたり、
スタンドを立てても奥行きをとらないから
キッチンの端っこでも、ベットの上にでも楽に置ける。

お世辞にも音質は良いとは言えないにしても
イヤホンを耳にズボっと挿さなくても
そのまんまで音楽が聴けるというイージーさはかなりいい感じ。

外出先ではイヤホンを使って聴くスタイル、
家に帰ってきてからは、
オープンに聴けるセットステレオ感覚。

そんな使い方ができると
まさに「おまかせチャンネル」を使って
何かしながら、BGM的に音楽を流してみようかな
なんて使い方ができて、
いつも耳の中で聴きますという閉鎖的な空間から開放される。

これは素で使える。。

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この新しいSシリーズを触ってみて
モノとしてのチャチさもないし、
音質もそこそこ満足できるレベルだし
何よりも
「おまかせチャンネル」とか「アクティブスピーカー」が
普段の生活スタイルに、
そのまんまハマるあたりはよく出来てるなーと。。

自分メインに考えると見えなくなる部分も多くて
ウォークマンは
「フラッグシップじゃなきゃ嫌だ!」とか言ってたけど、
人に使ってもらう事を前提に考えてたら、
意外といいとこがあったりして・・・

こんな事なら、
【8GB】買っときゃよかったと反省。。




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