2008年11月26日

ものすごく安い「VAIO typeN」は、まともに使えるのか?(その2)



ものすごく安い「VAIO typeN」は、まともに使えるのか?(その1)
の続き。

VAIO typeNを一番安い状態で買った場合のスペックは、
CPU:Celeron 575(2GHz)
メモリー:1GB(512MBx2)
グラフィック:チップセット内蔵4500MHD

今までWindows Vistaを触ってきた感覚からすると、
CPUがCeleronでも、グラフィックが内蔵でも
そんなに足かせにはならなくて、
たぶんメモリーが1GBってところが少なそうだな?
という雰囲気は何となくわかる。

それ以外のスペックはワリと充実していて、
HDDは標準で160GBと、
SSDにはレスポンスでは劣るものの容量的には全く申し分ないし、
前回書いたとおり、
DVDスーパーマルチドライブやワイヤレスLANといった
基本的なものはしっかりと備わってる。

だからもう
単純にVista上でアプリがまともに動いてくれさえすれば良いだけで。

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まずは本体の
HDDの使われ方をチェック。


HDDは、
Cドライブとリカバリー領域にわかれていて
リカバリー領域に使われてる容量は、7.54GB。

OSがWindows Vista Home Basicという事もあって、
Home PremiumとかBusiness搭載モデルと比べると
若干少なめ。

Cドライブは、その残りの141.51GB。

それからその中で、OSを含むアプリケーションが
初期セットアップ後の状態で約16GBを占有しているので、
残りの空き容量としては、
約125GB程度という事になる。

実際、
これだけの空き容量があれば、
音楽データもデジカメの写真も相当余裕を持って貯め込めるし
そうそう簡単に容量不足にはならないし、
別に保存したい場合にはDVDにもCDにも焼く事もできるので、
突然困るという状況になる事もなさそうだ。


一応、
CPU-ZとGPU-Zで、
「Celeron 575(2GHz)」と、
チップセットに内蔵された
「インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター 4500MHD」
を表示。

Celeron 575の動作周波数は2GHzもあるけれど、
あえて弱点を挙げると、
システムバスが667MHzという点で、
ここがいわゆるボトルネックになるとは言われてる。

GPUに関しては、
当然、専用グラフィックではない分、動画系に大きい期待はできないものの
最近の内蔵GPUはそこそこ性能が良くて、
Vistaベースに軽いアプリを動かすくらいなら十分かもしれない。


それと、
Windows Vistaの簡易ベンチの「パフォーマンスの評価」を見てみる。

プロセッサ:4.2
メモリ:3.9
グラフィックス:3.5            
ゲーム用グラフィックス:3.5     
プライマリハードディスク:5.5  

この評価数値だけ見てしまうと、
以外とHDDのレスポンスが良さそうだったり、
プロセッサとメモリも問題なさそうで、
グラフィック周りが弱そうに見える。

けれど、
実際にVAIO typeNを触った感覚では、
ちょっと違う印象を受ける。

−・−・−・−・−・−

このクラスのPCになると
ひとまずはスペック上の指標よりも
使ってみてどの程度動いてくれるかが重要なので
実際に使った体感と数値を絡めてみる。


まずは、必ずPCを使う上で通る儀式となるWindowsの起動や終了、
スリープから復帰をストップウォッチで計測。
(動作が安定している数値の5回中の平均値)

Windows起動
・Vistaロゴ   :約38秒
・ガジェット表示 :約2分38秒
スリープ    :約17.8秒
直後の復帰   :約16秒
シャットダウン :約43秒

どちらかというとHDDのアクセススピードが影響する部分ではあるけど
それでも同じ2.5インチHDDを搭載したVistaマシンよりも
もたつきを感じるのは確か。

特に電源ボタンを押してWindowsを起動してから、
延々とHDDにガリガリとアクセスしていて
実際に使えるようになるまで
3分〜5分くらいは軽く待たされる気分。

ここはある程度割り切りが必要で
その特に待ち時間を感じてしまう
最初の立ち上がりと、シャットダウンのようなシーンは、
無理に画面の前で、じっと待ってなくてもいいので、
他の事をしてるくらいのほうが
意外と気にせずにすむかもしれない。

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次に、
おそらく最も使うであろうインターネット。
逆に言えば、
これさえまともに動けば
VAIO typeNを買った元は取れる。


早速、「インタネットエクスプローラー7」を起動。

アイコンをダブルクリックしてからの感触からすると
仮に、ホームページを“Yahoo!”にしてたとして、
それが出てくるまでの妙なタイムラグが気にかかる。

これも何度かストップウォッチで計ってみたけど、
早い時であれば約5秒で表示されるものの
遅い時では13秒くらい待たされる場合もあった。

それと、
ページからページへの切り替わりでは
新しいページを読みに行く時だけじゃなく、
過去ページに戻る時にも、
「・・・」くらいのちょっとした「間」を感じる。

決して我慢できないレベルではないけど、
正直、快適?という言葉では表現しづらい。。


次に、重たいかなと思われた動画ページを見てみる。

Yahoo!動画を開いて動画を再生してみると、
ページの切り替り変わりだとか、
動画ページの表示には若干が遅いと感じる事はあったにしても
CM動画から本動画を見る一連の流れからして
特にひっかかる事もなくすんなりと見られた。

YouTubeを見た場合も同様で、
実際に動画を再生して見る分には全く問題ない。

VAIO typeNの液晶画面は、もともと15.4型と大きくて
クリアブラックLE液晶がこういう時には役に立って
ネット動画を楽しむには十分。


Googleマップ。
特にPCパワーを必要としないから、
ストリートビューもルート探索も普通に使える。


あえて言えば、
Mapを表示したりストリートビューを表示した時、
タテ側の解像度がもうちょっとあると
広く地図を見渡せるのになとは思ったけど、
ネットブックに比べれば広い部類に入るので
贅沢は言えない。


同様に、
Google Earthをダウンロードして使ってみた。

若干動きに精彩をかくものの
利用するには問題はなかった。

ひとまず、
インターネットを利用して極端に何かが困るという事はない。

けれど、
やっぱりインターネットエクスプローラー7を起動するにしても
ページを開いていくにしても、
重たい印象はぬぐえない。

それと、複数のブラウザを立ち上げると
それはさらに顕著になってきて、
表示されるまでの待ち時間が長くなってくる気がする。


−・−・−・−・−・−

VAIOアプリも何個か触ってみる。


単体で
「SonicStage」だとか、
「Picture Motion Browser」を立ち上げて使うと
特に、CDの取り込みも画像の取り込みも
それ以降の表示もひとまず問題なく使える。

ただ、今回はあくまでも最初のとっかかり部分で
試しに少ないデータを入れただけなので、
これからデータ量が増えてくると
どういった影響が出てくるかまではチェックしてないので注意。


それからちょっと気になった「VAIO Media plus 」

VAIO typeNにはちょっと荷が重いかなと思いつつも
BDレコーダーの中のHDDをワイヤレスLAN経由で再生してみた。

実は、CPUにCereleonを選んだ時点で、
BD内のコンテンツはAVCモードで録画した番組は
再生できないという罠があって
ここで試したのはDRモードで録画したもの。

<参照>
・VAIO typeZとVAIO typeTの『VAIO Media Plus』でHD動画再生。

正直、もしかしたら全然使い物にならないかも?と思ったけど、
ワイヤレスLAN、Celeron、メモリー1GB、内蔵GPUという条件でも
再生には成功。

さすがに
音声は普通に流れ続けてたものの
映像は、たまにコマ落ちが発生していた。
(詳しくはまた後日。)


何よりも問題だったのが、
常住アプリで動き出すVAIO Media Plusの「コンテンツ収集」。

コイツが情報収集を始めて水面下で動き出すと
メモリーもHDDアクセスも、ふさぐ形になるみたいで
もう全ての動作が極端に重たくなる。

本当に何もする気がなくなるくらいに動作が重たくなるので、
「コンテンツ収集」は機能を停止させておいたほうが得策。
(あえて動作させるなら、何もしてない時に限る。)


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自分の感覚が正しいかどうかはわからないけど、
正直、このまま使うには、ちょっとストレスが貯まる。

特に初期のセットアップから、
Windowsアップデート、VAIOアップデートにいたるまで、
待たされてる時間が必要以上に長いというか、
何かするたびに出てくるウィンドウ切り替わりの時の待たされ具合は
ハンパじゃなくて、
相当苦痛に感じたのも事実。

そういった手続きを終えた後は
上記のような使い勝手となるわけだけど、
やっぱり、
一つ一つの挙動だとかに感じる妙なもっさーりな感覚はぬぐえない。

って、
これを解消する方法はわかっていて
メモリーを増やしてさえあげればいいんだけど
今回は、あえて素モデルで使ってみて
素直な感想を書いてみた。

なので
当然次は、メモリーだけを単純に増やしてみて
どれくらい印象が変わるかを書く予定。

続く。


【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】



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ものすごく安い「VAIO typeN」は、まともに使えるのか?(その3)【ソニーが基本的に好き。】at 2008年11月27日 13:41
この記事へのコメント

わくわく(*^_^*)
まさに、最後の一押し!Part3を待っています。
まだ買ってないのか!と、ツッコミ入れられそうですが、いろいろあって
まだ発注しておりません(^^;)
くんこくさんのおっしゃるとおり、実物を見るとどうしてもチープ感が。
しかし圧倒的なコスパですので、コレしかないと決めているのですが。
TypeFに目移りしたりのこの頃でした。さらに、仕事先の英国人スタッフ
がVGN-NR21Zを使用しているのを目撃。デザインはまさにTypeN、表面
にディンプル加工もしてあるのですが、日本未発売のシルバーなのです。
それもクリアスプレーをかけたような艶のある色で高級感を感じられる
ほど・・・。出してくれないかな、日本でも。
メモリ増設の結果がアップされるのを心待ちにしております。
Posted by gaudi244 at 2008年11月26日 23:04

>gaudi244さん
と言いますか、待ってた甲斐があったと言うべきで
とっても安くなりましたよね(笑)
フルチューンしても軽く10万円以下で、
それから8000円のクーポンもらえちゃいますからねー。
確かに困った事に、typeFが思いのほか安くなってきて
すっかり10万円前後で買えるようになっちゃったんですよね(^^ゞ
いちおう「その3」出来ましたので
ご参考程度にご覧くださいねw
Posted by kunkoku at 2008年11月27日 17:08