
・400gを切る超小型Windowsマシン「Viliv S5」をいじる(その1)
・400gを切る超小型Windowsマシン「Viliv S5」をいじる(その2)
の続き。
「Viliv S5」で一番やりたかった事。
それは、車に装着して車載用PCとして使いたいという事。
本当は
どこでも自力で通信できるiPhoneとかVAIO typeP
それらでやりたかったんだけど、
iPhoneだとさすがに画面が小さすぎるし
バッテリー駆動の持ちに不安があったりするし、
VAIO typeP
それに固定する作業で下手に美しいボディに傷を付けたくなくて断念。
VAIO typeU(Uシリーズ)の時もVAIO typeU(UXシリーズ)の時も
車に取り付けようと考えながらもあきらめたのは、
当時はまだ外で高速に通信する手段が確立されてなかったし、
やっぱり本体を固定する器具がなかったからというのもある。
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その点
「Viliv S5」は、カーキットとなるものがオマケで付いてるから
何の気負いもなく使える。
最初から車に装着前提となってるのが、
「Viliv S5」の魅力だなと思いながら、
早速そのカーキットを箱から出してみる。
すると、
このカーキットを見ると
車載用ホルダーのダッシュボード設置面から、
本体の取り付ける位置が随分と高い事に気付く。。
あれ?
こんな高さでダッシュボードにくっつけたら
おもいっきり視界の妨げになるんじゃないかと・・・


さらに、
車載用ホルダーをダッシュボードにくっつけるのは、
ソニーのポータブルカーナビ“nav-u”
あぁこれならどんな場所でもガッシリとくっつくなと思っていたら
全然違っていて、
付属の透明のシールを先にダッシュボードに貼り付けて
ツルツル面を確保した上で、
その上に車載用ホルダーをくっつけないといけない。
車載ホルダーについてる吸盤の吸着力がもともとかなり弱くて、
ちっともくっつかなくて
透明のシールもきちんと平らになってないと保持しなさそうで
それでいて背が高いから
「Viliv S5」の重さをきちんと支えるかどうかかなり不安になってきた。
うーん困った。。

気軽に吸盤をくっつけて気軽に取りはずせるものだとばかり思ってたし
まさか場所が固定されるわ、
背が高すぎるわで、思ったよりもこの車載用ホルダーは使えないぞと・・・
こういう事にぶち当たって
改めて“nav-u”
うーんどうしたもんかな・・・
と考えて考えて。。
そうだ!
だったら“nav-u”
と言う事で、
“nav-u”
その前面の部分に「Viliv S5」用のアタッチメントを
無理やりくっつけて自作?する事にした。

最初は、車載用ホルダーをバラして、
上側のアーム部分とカークレードルキットをくっつけようと思ったのだけど
落ち着く部分がないので却下。
もうシンプルに、アタッチメント(透明なパーツ)のみを
そのままカークレードルキットにくっつける事にした。


これまた
完全に融合させる勢いで本気で加工しようかとも思ったんだけど
どっちも使い物になるともったいない気がしたので、
針金を使ってお互いを固定する方法にした。
針金の線が見えてしまうのがちょっと不細工ではあるけれど、
きっちりとルートを通してガッチリと締めると
少々の重量でもビクともしないほどに固定出来る。
ので、
これでひとまずは良しとしておく。
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車に付けるアタッチメントが完成したら、
後はもうこっちのもの。
電源は、付属のシガージャックアダプターを使用。
バッテリー駆動に頼らなくていいので
ロングドライブでも安心。
座席から画面をタッチできない事も考えて
Bluetoothプレゼンテーションコントローラー「VGP-BRMP10」
これをリモコン代わりにして使えばOK。


じゃ早速、自分の車に付けてみる。
まずは、先ほど作った
“nav-u”カークレードルキット「viliv S5」バージョンを
ダッシュボードに吸盤を押し付けて
ギュっとレバーをひねれば強烈にくっつく。
シガージャックアダプターを車のシガーソケットに差し込んで
取り回して電源供給の確保。


そして、
「viliv S5」をクレードルキットへ装着して
シガージャックアダプタと接続すれば完成!
さすがにカークレードルキット
“ピタっと吸盤”と言われるだけあって
400gの重さが加わってもくっつき加減は半端じゃない。
本体は、完全に宙に浮いているのに
しっかりと固定されていて
長時間ほっといても吸盤がはがれる事もなかった。


ちなみに、
Bluetoothプレゼンテーションコントローラー「VGP-BRMP10」
遠隔操作をしてみた。
親指で滑らせた通りにマウスが思い通り動いてくれて
かなり自在に操れてる感覚はとても良好。
それと
国内の「viliv S5」は、通信モジュールは利用できないので、
インターネットに接続しようと思うと
USBタイプのワイヤレスWANユニットをつないでやるしかない。
ちょっとゴテゴテしてしまうけど
こればかりは仕方がない。
(本当にここが一番惜しい。)
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自分の車には
既にSONYのHDDナビ「NV-XYZ777」が付いてるので
こんな↑具合に2個並び状態で装着。
もともと
「NV-XYZ777」でナビゲーションしながら
HDD内に取り込んだ音楽も聞けてるし動画も見れていたから
特に何も不自由してなかったけれど、
こうして2台あると、
片方で地図画面を出してナビゲートさせながら
その横で動画を映し出すという贅沢な使い方が出来てこれがなかなか楽しい。
「viliv S5」の内蔵スピーカーが
比較的大きい音量で出力してくれるので
動画の音声もかなりしっかりと再生してくれてる。
それと
docomoの「FOMA HIGH-SPEED」の通信ユニットを付ければ
ほぼ日本のどこでもインターネットに接続できるし
速度的にも数Mbpsの通信速度は確保できるから
どこに遊びに行っても、
つながらないという心配がない。
最近のPIONEERのエアナビなんて、
ナビとして独立しながらインターネットに接続して
情報収集ができるモデルもあるけど、
「viliv S5」の場合、
素でPCなので、通信方法さえ確保すれば、
普通に自宅にいる時のように
webブラウズできるのほうが自分的にはうれしいかなと。
一応、
良いことばっかりでもなくて
出くわしてる症状もちらほら。
やっぱりというか、
Atom Zシリーズという非力なCPUのせいか
Bluetooth機能を動作させると、CPU使用率が上がるため、
その状態で動画を見たりするとコマ落ちが発生。
Bluetoothをオフにすれば、コマ落ちは発生しなくなるので
時によっては無理をさせない使い方をしないといけない。
とか、
ストレージがSSDだと、とても快適で言う事ないのだけれど
自分の選んだのが32GBで、
これだと動画や音楽のコンテンツがあまり入れられない。
よりによって「viliv S5」には、
メモリー系のスロットが一個もないので
メモステDuoやMicroSDにデータを入れて挿して使うという技が使えない。
それと、
画面が4.8インチとかなり小さい事もあって
指でのオペレーションはかなりシビア。
持ち運びも兼ねてと思っていたので、
サイズ的に小さいほうが好みなんだけど、
車で主体に使うと考えるのなら
画面の大きい「viliv X70」のほうがもっと快適かもしれない。
というか、
早くtypeUの新型もしくはマルチタッチのVAIOを出して欲しい。
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