2009年11月26日

「VAIO Xシリーズ」の実際のバッテリーライフはどのくらいかを試す。

iconicon
「VAIO Xシリーズ」iconのバッテリーライフの話。

ほぼ毎日、出かける時に持ち出したり
部屋でゴロゴロしながらネットブラウズしている「VAIO Xシリーズ」icon

基本、鞄から出したら
電源コードなんか一切つながずにバッテリー駆動で使ってる。


バッテリー駆動だろうが何だろうが
Atom CPU構成でもともと非力なのに電源設定を「省電力」にしようものなら
パフォーマンス低下でイライラ度が増しそうなので
当然、電源設定のパフォーマンスは一切下げないし、
ネットワーク系も電波は、
常時docomo「HIGH-SPEED」にもワイヤレスLANもつながってるし
BluetoothもGPSも全部入りっぱなし。

省電力にするとしたら
ディスプレイ輝度を下げるくらいで、
こんな状態使ってると
“Lバッテリー”を装着していて公称値で最大約8.5〜10時間と言いつつも
自分の使い方だと実際には4時間から5時間くらいしか持たない。

<参考>
メーカー公称値では、
CPUにAtom Z550、SSDに約256GBの構成で最大約8.5時間、
CPUにAtom Z530、SSDに約64GBの構成で最大約10時間とある。

うーん、
公称値そのままというのは無理だとしても
もうちょっと持ちが良かったらまる一日持ち出しても
気持ち的に余裕があるのになと。

という事で、
せっかく用意されている“Xバッテリー”iconを使ってみて
スタイルの変化だとか
どれくらいがんばってくれるのかを試してみた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【Xバッテリー装着時の外観のフォルム】


“Xバッテリー”iconは、
パームレスト下部に収まる4つのセルは“Lバッテリー”iconと同じで
さらにその下にせり出した部分に
プラス4セルがあって合計8セルを搭載した大容量のバッテリー。

大容量バッテリーというと
そのサイズがそのまま大きくなるのが一般的なのに
このバッテリーは、
追加されたバッテリー部分が本体の底面に隙間を作るという
非常に特異な形状になる。


これは、バッテリー配置が本体の後ろ側なら
そのままサイズを大きくするだけで良いものの
Xシリーズの場合は、全面にバッテリーがあるために
バッテリーセルを後方に逃がしてやる形状にする必要がある。

で、単純に本体の底面にぴったりにしてしまうと
ちょうどCPUの熱がたまる部分に
バッテリーセルが接触してしまって
今回採用しているリチウムポリマーバッテリーの劣化を早めてしまうので
それを回避するためにその隙間を設けて
結果としてこの形になった。


これをカタログ等ではカッコ良くアピールするために
F1のディフューザーと似た機構を持つという意味を含めて
本体横の隙間から冷たい空気を吸い込んで、
バッテリーの熱を後ろ側に廃熱するという
「サーマルディフューズ機構」と言う名前を付けた。

“Xバッテリー”iconを装着すると、
手前部分が約16mm、後ろ側が約31.4mmと
当然本体は巨大化する事になる。

もともと“Lバッテリー”を装着時のフラットボディだと
本体底面にある脚を立ててやらないと
液晶ディスプレイが机に干渉したり
タイピングがしづらいというのがあるけれど
“Xバッテリー”は無理やり後ろ側がせり上がって
本体は前面から後ろ面に向かって斜めに傾斜するので
そういった配慮がいらなくなるというメリットがなくもない。

もうひとつ
重量としては、“Xバッテリー”装着時で
約1045〜1080gとになるので、約1圓舛腓いVAIOノートになる。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【Xバッテリーの実際の駆動時間】

iconicon
フルフラットの極薄ボディという
「VAIO Xシリーズ」iconの特徴をなくしてしまうという犠牲を払いながら、
8セルという“Lバッテリー”iconの倍の容量になった
“Xバッテリー”iconのスタミナ性はどれほどなのか?

もう既に“Lバッテリー”が公称値の40%〜50%程度なので
それを考えると“Xバッテリー”もだいたいの予想がつきはするのだけど
電源いれっぱなしで
電源設定の「ディスプレイを暗くする(ディスプレイの電源を切る)」とか
「スリープ状態にする」という機能は働かなくして
動作させてみた。

もちろんパフォーマンスは落とさず
ネットワークも
[GPS][無線WAN][無線LAN][Bluetooth]は全てON。

バッテリー切れ直前に
自動的に休止状態になるまでの時間を計測。


何日かにわけて使ってみた結果
輝度をフルに上げてたままだと7時間くらいで、
輝度を半分に落として使ってると9時間くらいの持ちだった。

ずーと電波出しまくりで
かついじくりまわして結構過酷な状態とはいえ
やはり公称値約17.5〜20.5時間の半分くらいというのが
自分の使い方での“Xバッテリー”iconのスタミナ性能という結果だった。

<参考>
メーカー公称値では、
CPUにAtom Z550、SSDに約256GBの構成で最大約17.5時間、
CPUにAtom Z530、SSDに約64GBの構成で最大約20.5時間とある。

ちなみに、
“Sバッテリー”にすると最軽量で約645gという軽さになれるものの
実際のバッテリ駆動時間は、
上記と同じ使い方をすると2時間くらいしか持たないので、
バッテリーだけの単独駆動はちょっと不安。

逆に
ACアダプターをいつも必ず持っていくというのが前提だと
“Sバッテリー”は総トータル重量を減らすという効果が大きい。

iconicon
後、Xシリーズは、
同じAtomを採用していてもPシリーズiconのようなファンレスではなく
小さくて薄い冷却ファンが備わっていて
その風切り音がどの程度なのか?という点について。

これはバッテリーのサイズは関係がなく
Xシリーズ全般の話。

確かに動画を見るなどして負荷をかけるとファンが回りだして、
そのファンの音はやっぱり夜とか周りが静かだと
耳に聞こえてくるのは確か。

ほぼ負荷のかかっていないアイドル時は
ファン回転の音はゆっくりでその音はごく小さいもので
負荷に応じて回転は変化もしくは止まったりはしているためか
そんなに気になって仕方がないというストレスはない。

同じクラスで言うと
Wシリーズiconの常時回って耳障りなファンノイズに比べれば
雲泥の差。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【おまけ:Xバッテリー搭載XシリーズとTシリーズ比較】


おまけの
“Xバッテリー”を装着した状態で使ってみたあくまでも個人的な雑感。

“Lバッテリー”から“Xバッテリー”に換装した直後に本体を持ち上げると
随分と重さが増した気分にもなるのと
手に持った時の厚みというのを感じる。

いつも使ってるカバンにXシリーズを突っ込んで入れる時も
“Lバッテリー”だったらフラットボディだったので
スっと収まってたのが、
“Xバッテリー”だと2cm増となった厚さの分だけカバンが膨らむ。


最初からこんな形のVAIOだとしたら気にならないかもしれないけれど
極薄&軽量のフラットボディとして使ってしまうと
厚くなった違和感というのがないとはいえない。

それでも
日常的に“Lバッテリー”で使っていて
だいたい5時間弱くらいのバッテリーの持ちなんだとわかってくると
もしもACアダプターなしで長く使いたいシーンがあるとすれば
“Xバッテリー”という存在は必要なのかもしれない。


と、ふと
あれ?このバッテリーで厚くなったサイズって
Tシリーズiconと同じくらいなんじゃ?と思ったので
並べて比べてみた。

そうすると
ちょうど“Xバッテリー”を装着したXシリーズの後方部分の高さと
Tシリーズの高さがほぼ同じくらいで
重量的には、
Xシリーズと“Xバッテリー”の組み合わせよりも
まだTシリーズのほうが若干重い。


Tシリーズiconは光学ドライブを搭載してたり
中身の構成がまるっきり違うので一概に比べちゃいけないのだけど
Core2DuoとSSDを搭載モデルだと
同じような使い方をしたとして約6〜7時間くらいは持たせられる。

それに間隔が空いて久しぶりにTシリーズを触ると
恐ろしいまでの挙動の速さを感じてしまって
改めてCore2Duo構成のモバイルVAIOの速さを思い知って
パフォーマンスを最重要とするならば
間違いなくTシリーズiconをチョイスしたほうが良いと思わせられる。

このあたりは好みとか使うスタイルにもよるのだけど
自分の場合、
そのワンサイズ大き目のZシリーズiconを使っている事もあって
性能面では何の不満もなくて、
Zシリーズiconを持っていくまでもないだろう的なシチュエーションの場合なら
Tシリーズiconほどのパフォーマンスは必要ないので、
より手軽に持ち運べるXシリーズが最適と思える。



・「VAIO Xシリーズ」の実物を見て触ったそのクオリティ!(前編)
・「VAIO Xシリーズ」の実物を見て触ったそのクオリティ!(後編)
・CPU、SSDの異なる「VAIO Xシリーズ」のパフォーマンスをチェックしてみる。
・「VAIO Xシリーズ」と「VAIO 505EXTREME」を懐かしがって比べてみる。
・「VAIO Xシリーズ」と現役モバイルVAIO3機種を比べてみる。
・「VAIO Xシリーズ」のワイヤレスWANを活用してどこでもwebモバイル。
・「VAIO Xシリーズ」の内蔵GPSを利用する。(改訂版)

iconicon

【TOPページへ】

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/kunkoku/51753928
この記事へのコメント
ソニスタ構成でSSDを変えてたら公称はLバッテリーで8.5時間じゃないんですかね?
Posted by 通りすがり at 2009年11月26日 21:37
>通りすがりさん
ご指摘ありがとうございますm(__)m

おっしゃるとおり
CPUにAtom Z550、SSDを約256GBにした場合だと、バッテリーの持ちは8.5時間になりますね。
大変失礼いたしました。

公称値を訂正させていただきますね。
Posted by kunkoku at 2009年11月26日 22:14