2009年12月16日

「G-Monster 1.8インチ V4」で、VAIO TZシリーズを大容量&高速化する!

Photofast G-Monster 1.8ZIF V4 SSD 128GB GM18M128EZIFV4

ついに本命か!?と思える1.8インチSSDが現れた。
それが、PhotoFastのSSD「G-Monster 1.8インチZIF V4シリーズ。

今回の「G-Monster 1.8インチZIF V4シリーズは、
搭載しているNANDフラッシュはSamsung製のMLC
64MBのキャッシュメモリも搭載、
そしてコントローラは初となる「eastwho」製のものを搭載。

新しいコントローラーには
「使われなくなったメモリー領域を回収」して
SSDの弱点とされる速度劣化を防止するという
世界初となるGarbage Collection機能を内蔵しているのが最大の特徴。

Windows7に搭載されているTrimコマンドを必要としない事からも
WindowsVistaやWindowsXPでの利用でも
その速度劣化防止に役立つ。

ラインナップとしては、
ZIFタイプ、50ピンIDE、44ピンIDEの3種に
それぞれ容量が256GB/128GB/64GB/32GBが揃う。


そして今回は先行して発売された
ZIFタイプの「G-Monster 1.8インチZIF V4シリーズのうち
「GM18M128EZIFV4」を試せる機会に恵まれたので
VAIOに搭載する実験をしてみる事にする。

「GM18M128EZIFV4」は、
128GBという非常に大きな容量を持っていて
転送速度も最大読込128MB/s、最大書込90MB/sと、
非常に優れた公称スペックを持っている。
(64GB/32GBでは最大書込は60MB/s。)

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1.8インチZIFタイプの規格を持つVAIOと言ったら
VAIO typeT(TZシリーズ)iconの光学ドライブ搭載モデル。

光学ドライブを搭載してないモデルは、
ストレージは2.5インチSATAになっているので
今回の例には当てはまらないので注意。


【1.8インチZIFのSSDを搭載する場合】
・VAIO typeT(TZシリーズ)を綺麗に分解して高速SSD化する(その1)
・VAIO typeT(TZシリーズ)を綺麗に分解して高速SSD化する(その2)
・VAIO typeT(TZシリーズ)を綺麗に分解して高速SSD化する(その3)
・VAIO typeT(TZシリーズ)を綺麗に分解して高速SSD化する(その4)


【2.5インチSATAを搭載する場合】
・VAIO typeT(TZシリーズ)を綺麗に分解して高速SSD化する(その4)
・VAIO typeT(TZシリーズ)に使えるSSDはどれだ?(前編)
・VAIO typeT(TZシリーズ)に使えるSSDはどれだ?(後編)
・VAIO typeT(TZシリーズ)に、2.5インチと1.8インチのSSD2つを同時に付けられるか実験。
・「EasyBCD」を利用してtypeT(TZシリーズ)をマルチブートで使ってみる。

1.8インチのSSDを今まで何度も載せてきて
いかにレスポンスが速くなるか?というのは
当然重要なポイントには間違いないのだけど、
まずそれ以前に
きちんとVAIO側に認識されるかどうか?という相性と
使うに耐えないプチフリが起きないか?という切実な問題が抱えるだけに
いつもよりもちょっとナーバスになる。


SSDへの換装は過去何度もやってきたので、
そちらを参考に。

PhotoFast製SSDの外形サイズは、
TZシリーズのストレージを固定する金属アームにぴったりなので
内部の固定は非常に容易で
加工などは必要としないので楽。

注意点は、SSDのラベル面は
表向きではなく裏向きにして
本体のフラットケーブルにしっかりと差し込む事。

この辺のチェックを怠ると
組み上げた後にBIOSがSSDを認識してくれない原因にもなる。

SSDの取り付けの後に元に組み上げたら
さて、ここからが本番。

幾度となくSSDがBIOSで認識してくれないだとか
リカバリの途中で進まなくなるというトラブルを経験しただけに
ちょっと緊張感が走る。


電源を投入してBIOSで、
まずSSDが認識しているかどうかをチェックする。

BIOS画面の[Advanced]タブに移動して
[Hard Disk Drive 0]を確認すると
まずは無事にSSDの容量が表示されているので
BIOS上ではこのSSDをきちんと認識してくれてる様子。

ふと気になったのは、
128GBなのに、120GBと表示されているところ。
普通、ここでは128GBと見えるはずじゃなかったっけ?
と思いつつも先に進める。


そして、あらかじめ作っておいた
リカバリディスク(DVD-R2枚)でリカバリーを開始する。

前回「G-Monster 1.8インチZIF V3では
リカバリーをしようとすると途中でエラーで止まってしまった
という悲しい結末に終わった。

・SSD「G-Monster 1.8インチ V3」で、VAIO TZシリーズは快適になれるのか?


ドキドキしながらも
リカバリディスクから起動して
「VAIOリカバリセンター」から「お買い上げ時の状態にリカバリ」を選択。

すると、
どうやらリカバリーはうまく行ってる様子。
エラーが出る事もなく途中でフリーズする事もなく無事に完走して
Windows Vistaの初期セットアップに移行してくれた。

いやー、
いつもなら全然気にならないのに
最後まで終わるまで気が気じゃなかったけれど
「G-Monster 1.8インチZIF V4ではその心配はなさそうだった。


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<G-Monster 1.8インチZIF V2のベンチマークテスト>


元通りにWindows Vistaにリカバリーした状態での
SSDの容量を確認をすると、
認識されているのは総容量として約112GBと
128GBからすると約16GBほど少ない表示。

一般的にはWindowsで表示計算では少なくなるのは当然なんだけど
実質総容量が128GBだとすれば
約119GBくらいに表示されるはずで、
112GBと表示されるという事は逆計算すると
総容量は120GBなんじゃないかなというふとした疑問。

・ハードディスク容量が OS、BIOS 画面、カタログ、仕様書の記載で異なっている


リカバリー領域を残しておくと約8.21GBほど
それに占有されるので、
ローカルディスクCとしては約103GBとなっている。

初期セットアップの後に
Windows VistaをSP2までアップデートして
VAIOのアップデートを済ませると
システムとしては約20GBを消費した状態になるので
残りの空き容量はおよそ103GBくらいという事になる。

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ではストレージのレスポンスがいかほどのものかを計測。

参考までに
最初からTZシリーズに搭載されていたSAMSUNG製「MCBQE48GKMPQ-M1A」と
Mtron製「MSD-P3018032ZIF」、
PhotFastの2世代前となる「G-Monster 1.8インチZIF V2
それぞれのベンチマーク結果は以下リンク先。

・PhotoFast製1.8インチSSDZIFをVAIOtypeT(TZシリーズ)に載せてみる。
・VAIO typeT(TZシリーズ)を綺麗に分解して高速SSD化する(その3)


●CrystalDiskMark 2.2

   『100MB』              『1000MB』


●HD Tune Pro 3.50

  『Read 64K』            『Read 512K』

  『Read 8MB』            『Random Access Read』

  『File Benchmark』


●PCMark Vantage(HDD Suite)

HDD Test Suite: 6943.0

結果としてはとても良好!

CrystalDiskMark読み込み速度を見ると
シーケンシャルで80MB/s、ランダム512Kでも78MB/sと安定していて
ランダム4Kも10MB/sと実効値としては十分。
書込はさすがに公称値よりも落ち込むとはいえ
今までの1.8インチSSDの中ではかなり良い成績。

HD Tuneではグラフの一部に低下する部分があるものの
安定度は増しているし
ランダムリードテストも「G-Monster 1.8インチZIF V2よりも向上。

そして驚くべきは
PCMark Vantageの「HDD Suite」のスコアで
「G-Monster 1.8インチZIF V2の評価は「3918.0」だったのに
「G-Monster 1.8インチZIF V4ではなんと「6943.0」。

実動作に近いテストなのでこの違いは大きい。

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一応、トータルのベンチマーク結果も掲載しておく

●Windows エクスペリエンス インデックス

プライマリハードディスク:5.9
 
●CrystalMark 2004R2

HDD Score:12243

●PCMark05 Build 1.2.0(Basic版)

System Test Suite(PCMarks):2832

ストレージ単体のスコアは軒並み良好で
トータルベンチマークとしてのスコアも
それに伴って増加。

「G-Monster 1.8インチZIF V2よりも
明らかにパフォーマンスが上がっているのが見て取れる。


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最後にWindowsの起動や終了、休止と復帰といった
実際の速度をストップウォッチで計測。

『Windows Vista起動』G-Monster「V2」 「V4」
Windows Vistaロゴ表示 ・・・ 約35秒  約34秒
画面切り替わり壁紙出現 ・・・ 約43秒  約42秒
ウェルカムセンター表示 ・・・ 約55秒  約53秒
サイドバーガジェット表示 ・・・ 約64秒  約57秒

『終了』・・・ 約48秒  約36秒
『休止』・・・ 約52秒  約30秒
『復帰』・・・ 約28秒  約28秒

これはあまり変化がないかなと思われたけれども
起動でも数秒は早くなっている。

さらに、
ストレージへの書込み速度が影響する終了や休止では
明らかな速度の変化で、
これは「G-Monster 1.8インチZIF V4が速いというよりは、
「G-Monster 1.8インチZIF V2が遅すぎたというのが正しい。 

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「G-Monster 1.8インチZIF V2の時は
リカバリーからアップデートするまで
全てにおいて恐ろしいまでの時間がかかっていて、
さらにVistaのストレージへ書込み動作になると
冗談抜きで使い物にならないほどの遅さでプチフリも多発していたし
お世辞にも快適とは言い難かった。

その後、
64MBのキャッシュを持った「G-Monster 1.8インチZIF V3
かなり期待をしたものの、
装着してもVAIOがSSD自体を認識してくれないという
使う以前の問題であえなく撃沈。

こんなにも1.8インチSSDは困難を極めるものなのかと
不安になっていたところが
「G-Monster 1.8インチZIF V4になると至極まともで
VAIO上で認識するのはもちろん
使ってみてからのレスポンスもとても良くて
今では当たり前の事なのにものすごく感動してしまった。

Windows Vistaというと
特に初期セットアップ後のストレージアクセスが多すぎて
一番もっさりを感じる部分なのに
そのあたりのストレスを感じる事もなかったし、
SP2をあててからは快適そのもの。

これは安心してかつとても気持ちよく使える。

それに、
容量としても128GBとか256GBといった
数年前には考えられなかった大容量が搭載できるし、
速度劣化を抑えてくれる機能まで付いているとすれば
TZシリーズをパワーアップするには
現時点で最適なSSDと言えるかもしれない。


また機会があれば、V4シリーズのIDE50ピンタイプを
VAIO TXシリーズや505エクストリームに搭載して試してみよう。


【VAIO typeP特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】

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「G-Monster 1.8インチ V4」をVAIO 505EXTREMEに搭載する。【ソニーが基本的に好き。】at 2009年12月28日 21:57
この記事へのコメント
いつもHPを楽しく拝見しております。

以前、V4発表時にいてもたってもいられず、コメント入れさせて頂いた
VAIO TypeG2KAN/G-monsterV1 64GB換オーナーです。

待ってましたヨ!Kunkokuさんの換装レポートを!

プチフリも、コントローラーがINDILINX製の時のような相性不和も、
UDMA2病も無いようで、ストレスフリーそのもので快適そうでうらやましい限りです。

photofast、やってくれましたね。
レスポンスのレポートを拝見しながら、少々興奮してしまいました。

これで諭吉6人弱の出動準備の決心がつきました。
昨今の経済状況で即購入はかないませんが、
来年の春あたりに128GBに換装を目標に、楽しみは取っておきます(苦笑)

レポートありがとうございました。
Posted by sushida at 2009年12月16日 13:54
>sushidaさん
ありがごうございますw

このSSDはようやくまとも?といったら変ですが
すこぶる普通にサクサク動いてくれる当たりSSDっぽいですねw

今までかなり苦しめられたので、もう普通に動く事に感動してしまいました(笑)

しばらくいじってみますが、まず間違いないと思いますw

本当はもうちょっと安ければ大容量に手が出しやすいんですけどね(^_^;)

少しでもお役に立ててうれしいですw
Posted by kunkoku at 2009年12月16日 21:37
INDILINXコントローラー搭載品の中にも128GBの物と120GBの物があって、8GB分は代替領域だったような気がします
Posted by nyaa at 2009年12月16日 23:16
>nyaaさん
そうなんですか!
なるほどまだまだ私の知識不足ですね(^^ゞ
でもひとまずとっても快適ですw
Posted by kunkoku at 2009年12月20日 10:44
レポート、有難うございました。

実はTX93に合うSSDを探していて、V4に期待しているところです(MTRONは割高で容量少ないので。。。〜ん)。

以前、Kunkokuさんが「TXシリーズはMtronで安定して動いてますが、やはり新しいSSDの魅力もありますからねw
はい、出来たらやってみたいと思いますww」と書きましたが、確認のお願い出来れば大変ありがたいです。

Posted by バウ ケンジ at 2009年12月21日 21:09
>バウ ケンジさん
コメありがとうございますw

予定通りといいますか、V4のIDE50ピンの128GBをお借りする事ができたので、
TXと505EXTREMEに搭載してどれほどのものかテストしたいと思います。

レポは今週中に出来ればと思ってますw
Posted by kunkoku at 2009年12月22日 16:54
ありがとうございます。
楽しみにしています。
Posted by バウ ケンジ at 2009年12月22日 21:46
>バウ ケンジさん
なんだか入荷に手間取ってるみたいでまだ来ませんね(汗
今週末にやっと出荷になるみたいだという連絡が来ましたので、レポは週明けくらいになるかと思いますー。
もう少しお待ちくださいねw
Posted by kunkoku at 2009年12月24日 16:02
あけましておめでとうございます。
今年も楽しみにHP拝見させて頂いております。

新年早々、PhotofastのHPをボーっと見てたら、
目の玉飛び出ました!!↓

http://www.photofast.co.jp/gmon18_v4s.html

怒濤のSSD新製品ラッシュじゃないですか!!!

1.8インチZIFに待望のSLCモデル追加です!!
2.5インチIDEにも!!!

これこそが、旧型VAIOの大本命SSDではないでしょうか??
興奮して、キーボードもまともに叩けません(爆)

kunkokuさん、是非レポートを!!お待ちしております!
いきなりの駄文、失礼致しました。。
Posted by sushida at 2010年01月05日 14:40
>sushidaさん
お知らせありがとうございます!
な、なんて早い発表なんでしょう(汗

これはぜひ検証してみたくなりますね(笑)

1.8インチもそうですが、2.5インチIDEももっと古いVAIOに載せ替えてみたいですねw
Posted by kunkoku at 2010年01月08日 09:32
大枚叩いて256GBを買って同じくTZ91S-505に換装したところ、問題なく
認識しました。

認識しなかったらどうしようとドキドキでしたが安心しました。

VistaとXPのデュアルブートでしばらく使ってみようと思います。
Posted by ぽん作 at 2010年02月04日 00:21
>ぽん作さん
なんと256GBとは超大容量ですねw
値段もかなり高価ですものね(^^ゞ
でも無事認識されたのでこれで安心ですねww

ぜひぜひデュアルブートで使いまくっちゃってくださいね!
Posted by kunkoku at 2010年02月04日 00:29