
・新VAIO Zシリーズのカスタマイズ状況(25日現在データ)
の続き。
新VAIO Zシリーズ
25日(木)10時から28日(日)0時までの約4日間の間に
「ソニーが基本的に好き」経由でオーダーの入った
受注スペックの統計データ。
先日のデータはあくまでも初日だけのオーダーなので
若干の偏りがあったものの
今回は、4日間というスパンで
ヘビーユーザーから0STARでエントリーをしたユーザーまでを含めた
データとなっているので
もう少し平均化したデータに近づいているのでは?と思われる。
<注>
あくまでもこのHPからのデータなので
ソニースタイル全体の統計とは必ずしも一致しないので
参考程度という目線で見てくださいm(__)m
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<4日間全体の新VAIO Zシリーズのオーダースペック内訳>
より微妙なニュアンスの精度を上げるために
パーセンテージの小数点第一位までを表示。

OSについては、
Profesioalが半数近くを占めるまでに割合を増加。
次いで、HomePremiumが続く。
それと、やはり
「Adobe Creative Suite 4 Production Premium」が付属したモデルは
価格からすれば相当高価になるものの
新Zに全ての処理を託して使いたいという需要が確実にある。


カラーバリエーションとしては、
大きくブラック系とシルバー系に分けると8:2という比率。
天板では、
グロッシープレミアムカーボンは途中から供給不足に陥った事が影響したのか?
途中から急激にプレミアムカーボンが増えてきた。
この2つを選ぶ人の特徴としては、
総じて全体的にハイパフォーマンスなマシンが多い。
また、シンプルなブラックやシルバーといった単色カラーを選択する人も
徐々に増えてきて、新Zをオーダーする人の
カスタマイズ内容が大きく2極化してきて、それが非常に興味深い。
また、
ブラック系の天板とシルバーのパームレストという組み合わせとした
カスタマイズの割合を算出すると約4.8%だった。

CPUに関しては、
やはり『プロセッサーキャンペーン』(3月12日まで)の助力が大きくて、
「Core i7-620M」を迷いなくチョイスする人が9割以上。
少ないながらも
「Core i5-540M」と「Core i5-520M」との割合にも変化があって、
より動作周波数の高い「Core i5-540M」の割合が少し上がっていた。
TDPはi7とi5ともに35Wなので、
おそらくは、その発熱量や消費電力を見越して
設計されていると思われる。
とは言いながらもi7で負荷をかけ続けてどうなの?的なテストは
実機でやってみたいとは思うけれど
個人的には価格面からも対費用効果を勘案すれば
「Core i7-620M」を選んでおいても良いんじゃないかな?と思っている。

さすがだなと感じたのが
ディスプレイの、フルHDの高解像度と
色再現性に優れるAdobe RGBカバー率96%を搭載の
搭載率が100%だった事。
もしかしたらさすがに相当数になってきたら、
誰か1600x900を選ぶ人もいるのかも?
と思ったけのだど、一人もいなかった。
実際に、+5,000円でのディスプレイの能力の差は
埋められないほどの価値があるので
新Z=フルHD&Arobe RBG96%だなと。

メモリーについては、
8GB(4GBx2)を搭載して出来うる限りの
パフォーマンスを手に入れたいとする人と、
シンプルにビジネスマシンとして割り切って
4GB(2GBx2)で充分とする人とで選び方が分かれている。
DDR3の高速なメモリーが4GBも載っていれば
ほとんどの処理はそつなくこなせるのも確かではあるのだけど、
それでも半数以上の人が8GB(4GBx2)を
選択しているのには理由がある。
というのも
DDR3メモリーをググってみればわかるけれど
4GBは1枚だけで2万円前後の値段になっていて、
後から4GBを2枚揃えて8GBにしようとするとかなりの出費。
将来的には、もしかしたら値下がりするかもしれないけれど
今の時点でここまでリーズナブルに8GB(4GBx2)を
選べるのならこれはとても魅力的。

ドライブの選択は選択肢が多くて
価格と使い方からチョイスされるものもかなりバラバラに。
ストレージとしての一番人気は
やはり最高のスピードを味わえる「クアッドSSD」。
約256GB(64GBx4)が5割を超える。
さらに
光学ドライブにBDを搭載している場合では
「クアッドSSD」約512GB(128GBx4)の割合が高くなり、
「デュアルSSD」約128GB(64GBx2)は非常に少ない。
そして
DVDを搭載する場合ではその逆で
「クアッドSSD」約512GB(128GBx4)が非常に少なく
「デュアルSSD」約128GB(64GBx2)が多くなる傾向にある。
また、
光学ドライブを搭載しない
2.5インチHDDをチョイスしたコスト重視の選択も1割以上。


広帯域のネット環境を内蔵する
ワイヤレスWANの装着率が5分の1、
WiMAXの装着率が約4分の1。
エリア内であればWiMAXを積極的に載せたいのたけれど、
そうもいかない地域にいる場合や
全国を出張で飛び回る場合にはまだWWAN頼みの部分は大きい。
どちからが選択式なので、
そうすると約半数が外でモバイルしながら使う事を
前提としてチョイスされているのがわかる。

ワイヤレスLAN環境でも
より高速化させるためにアンテナ数を増加した
(MIMO3x3)が5割強。
WiMAXと搭載してしまうと内蔵されるアンテナの都合上、
(MIMO2x2)しか選べなくなってしまうので
本来であれば、WiMAXを搭載した人の中には
(MIMO3x3)を選びたいと思っている人は多いのかもしれない。

ノイズキャンセリングヘッドホンは、
外出先で集中してBDやDVD、動画に集中できるアイテムとしては最適。
Zシリーズとしては
高音質のサウンドチップ「Sound Reality」と
「ノイズキャンセリング機能」が搭載されたのは初めてで、
かなりビジネスよりになっているZシリーズを
このヘッドホンを付ける事で
気分的にエンターテイメントっぽく使えるうれしさがある。

指紋センサーとセキュリティチップは
安全性を簡単に管理できるのが魅力で
ビジネスマシンとして外に持ち出すにはとても便利な機能。
なので、
非常に搭載率高い。

かざすだけでEdy、おサイフケータイのチャージに使えたり
Suicaの履歴を見たりと使う人には便利な「FeliCaポート」。
前Zシリーズのように、
「FeliCaポート」を搭載するとパームレストに切り欠きができて
見た目的な影響が出る事がないので
搭載しても違和感がないのは良い。

webカメラは6割強の搭載率となって、
Skypeなどを利用するには必須アイテム。
ベゼル形状としては、
そこにカメラが位置するようにデザインされているので
あったほうが見た目にはしっくりくる。

基本的には、USB接続する周辺機器が多いため、
モバイルVAIOとしては「USBx3」が非常に有用。
ただし、
HDVハンディカムの取り込みの場合には
i.Link端子は必須。
さらに、ハンディカムのi.Link端子を利用して
高画質な映像をUstreamでライブ配信をするといった場合にも
i.Link端子は非常に重要なので、
将来的にハンディカムとの連携で
高画質“ダダ漏れ”を想定している場合にはi.Linkは忘れずに。

新しく、暗がりでもキーボードが認識できる
キーボードへのバックライトの人気が非常に高く、
日本語配列、英字配列あわせると搭載率が6割を超える。
バックライトは自動で切り替えてくれる事もあって
使う側は意識しなくても良くて非常に実用的に使える。
また、
バックライトの搭載しない
通常の日本語キーボードと、日本語(カナなし)を
カスタマズする人もオーダー日後半から伸びてきた傾向にある。

主流は、やはりフラットなデザインとなる「Sバッテリー」。
それでもさすがモバイルPCなので、
長時間安定して使用するために
「Lバッテリー」を選択する人もいる。

ACアダプターは、
「標準アダプター」でもそこそこコンパクトにまとまってるサイズなので
特にこれで困ったりする事はない。
けれど、
「スティックACアダプター」の良さは、
カバンに入れた時などに入れた時のかさばらなさ加減で、
本当にカバンの隅に邪魔にならずに収められて荷物整理はとても助かる。
それを知ってか、
オプションパーツながら全体の約3割が「スティックACアダプター」を選んでいる。

保証サービスは、
25日当初は「3年ワイド」がほぼ100%に近い状態だったものの
多くの人が新Zシリーズを買うにつれて
「3年ベーシック」の選択率が増加。
それでも
普段から持ち運ぶ大切なモバイルPCだけに、
落としたりとか水に濡らしたりといった危険性を持っているので
万が一に備えて「3年ワイド」に入っておくほうが安心。
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おそらくは、
3月1日以降のオーダー内容を加えていくと
もっと変化してくるとは思われるけれど
ひとまずは、これがエントリーをした人たちの
新Zのカスタマイズ内容となる。
で、
今回、自分のカスタマイズした新Zと比較してみたら
一部はトレンドと同じかと思いきや
あるところではその傾向に逆行するような内容だったり。
まぁ、それがカスタマイズのキモみたいなもので
買った後のみんなどんな内容にしたんだろ?とか見ながら
自分と同じパーツ構成の人に共感を覚えたり
少数派だった事に特別感を持ったりするのも結構楽しい。
Twitterで何かをつぶやき中。ID:kunkoku

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