2012年02月28日

最後のSony Ericssonモデル!?「Xperia NX」を使ってみよう!

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Xperiaの2012年シリーズ第1発目は、
CES2012で発表されて、Xperiaのスタンダードとなるモデルでも
NFCを搭載してるグローバルモデルの「Xperia S」にしようって思ってたんだけど、
どうにも発売が3月らしくて、さらに自分の欲しいホワイトが遅れそうな事もあって、
そんな事言ってる間に、とっとと2月24日に「Xperia NX」が発売になってしまうと
もうどうにも耐えられなくなってdocomo shopで買ってきてしまった。

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って事で、「Xperia NX」はdocomo型番で言うところの「SO-02D」で、
この時点ではパッケージにしっかりとSony Ericssonの文字もまだ残っている。

パッケージは、いつものツートンカラーで
今回は、白地にスカイブルー。

中身は、「Xperia NX」本体と、
MicroUSBケーブル、ACアダプター、マイク付きイヤホン、
そして、データ転送用のUSBアダプターとMicroUSBカードリーダーに
MicroSDカード(2GB)、取扱説明書。

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いつもよりも付属品が多くてワラワラしてるので軽くチェック。

MicroUSBの先っぽにACアダプターをくっつければ
100Vコンセントから充電ができる。

イヤホンは、コードに付いてるタグにはSony Ericssonって入っているものの
いつもみたいにドライバーの所には、ソニエリではなくSONYのロゴになっていた。

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一方で、MicroUSBカードリーダーにはしっかりとSony Ericssonの緑丸のロゴが
しっかりと入ってたりして。

USBアダプターにドッキングさせて
ケースをクルっとまわせば、MicroUSBがささるスロットが見える。

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なにしろ「Xperia NX」には、MicroSDカードのスロットがない。

なので、以前使っていたAndroid端末からデータ移動をしたいなーと思ったら
このカードリーダーを使って
MicroSDに入ってるデータを受け渡しをするという使い方になる。

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今回は買う時に若干苦労してしまった。
というのも、2011年12月に海外モデルの「Xperia arc S」を購入を機に
メインSIMの通信プランの見直しをして、
海外端末を使う場合には、「Xi(クロッシー)」のデータ通信プランのほうが
安く(というより高くならない)通信費を維持出来るので、
「タイプXiにねん」+「Xiカケ・ホーダイ」+「Xiパケ・ホーダイ フラット」で使ってる。

・今さらだけど?「Xperia arc S(北米版)」のホワイトを本気で使ってみたい。

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これはこれで維持費が抑えられていて良いのだけれど、
実は今回「Xperia NX」をdocomo shopで機種変更しようとすると、
なんと「Xperia NX」はXi対応端末じゃないので
FOMAの通信プランじゃないと割引(月々サポート)が効かないという落とし穴にハマる。

ムリヤリに機種変更しようと思ったらXiからFOMAにもどさなきゃいけないとか
まるでありえない展開になるので、この時点でメインSIMでの機種変更は断念。

そこで、docomo shopのお姉さんに教えてもらったのが
MNP(他キャリアからの移動)だと「月々サポート」が増額されるよって事で
そういやガンプラケータイの時に契約したSoftBankの契約が放置プレイになってたので
じゃ、それをMNPで契約してしまえーという事で。
(ただし、24ヶ月利用する場合のみだったりパケット定額加入は必須だったりするので注意。)

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で、あくまでも常時使うのはこのMNPをする番号じゃなくて、
「Xi(クロッシー)」にしたメインSIM。

さらにややこしいのは、「Xperia NX」に挿すSIMカードの形状が、
通常のタイプのものからMicroSIMカードに変更になってるので、
SIMカードのままだと本体に装着できなくて物理的に使えない。

なので、メインSIMカードを「Xi」のままMicroSIMへ変更してもらう。
ちなみに、変更するための手数料は最初は無料だけど
それ以降、何かの都合でどちらかに変更する場合は手数料がかかるらしい。

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そんな困難を乗り越えて「Xperia NX」をメイン機として使えるようになったのだけど、
そういえば、お約束でFOMA端末扱いな「Xperia NX」には
「Xiデータ通信用」のアクセスポイントがあらかじめ用意されてないので作っておく。

設定メニューから、「無線とネットワーク」>「モバイルネットワーク設定」と進んで
「アクセスポイント名」をタップ、
APN画面で、メニューボタンから「新しいAPN」をタップして設定を入れる。

名前は任意(例:Xiデータ通信)で、APNに、「mopera.net」と入力して
もう1回メニューボタンを押して保存をすれば準備はOK。

・ビジネスmoperaインターネット設定情報:moperaインターネット


ちなみに、この「Xperia NX」の端末情報を確認すると、
モデル番号は「SO-02D」、
Anrdoidのバージョンは、2.3.7、ビルド番号は、6.0.A.4.1となっている。


内部メモリーの空き容量は1.8GBで
そのうち初期状態でプリインストールされているアプリで213MBが消費されていた。

そして、内部ストレージとして26GBあるので、
Sony Tablet Sシリーズと同じような使い方ができる。


CPUが「MSM8260」1.5GHz デュアルコアで、メモリー(RAM)は1GBと、
ようやくXperiaも大幅にスペックが向上。

一応、ベンチマークソフト「Quadrant」でのスコアを測ってみたので、
2011年モデルの、Xperia arcとXperia arc Sのスコアと比較してみると以下ののとおり
かなり高いパフォーマンスを示してくれる。

・Xperia NX ・・・ CPU:「「MSM8260(1.5GHzデュアルコア)」、RAM:1GB
Score:平均3174
(3208,3158,3163,3242,3103)

・Xperia arc S ・・・ CPU:「MSM8255 1.4GHz)」、RAM:512MB
Score:平均1896
(1628,1780,1988,2024,2058)

・Xperia arc   ・・・ CPU:「MSM8255(1GHz)」、RAM:512MB
Score:平均1565
(1347,1386,1695,1727,1671)

実際に触っていても、
タップしてからのアプリの開くレスポンスだとか全体的にキビキビしていて、
それに長く使っていて今までに感じた引っ掛かりみたいなものもないしかなり快適。

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デザインとしては、背面がアーチ状に膨らんでいるラウンドフォルムなんだけれど
正面から見ると直線的なラインで構成されていて、角の折り返しは鋭角的。

個人的にはXperia arcの背面の沿った弧を描くデザインがかなり好みだったんだけど、
「Xperia NX」は、どっちかというと
例えば自分のチョイスしたホワイトは、そのマットな素材で覆われたボディに
金属パーツでできたボタン類といい、イヤホンジャックやカメラ周りにも金属で処理がしてあったりと
全体的な見え方はシンプルながらもかなりオシャレ。

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背面パネルは、
マット素材なので手でベタベタ触っても背面カバーに指紋が残ることもないし、
Sony Ericssonの緑丸のロゴがいい感じ。
背面はシンプルで美しいのに、
中央にのっかるNTT docomo SO-02Dという文字は正直邪魔。

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一番特徴的な本体の下部にある「Floating Prism(フローティングプリズム)」は、
クリアパーツに「戻る」「ホーム」「メニュー」のアイコンが描かれていて
使用時に白いLEDで光るギミックが施されている。

ただ、ついついアイコンをタップしてしまおうとするのだけど、
実際に反応するのは、その上の黒い部分が正解。
それもディスプレイのタッチエリア内と区別がつきにくくて
最初は慣れないと上すぎるとアイコンをタッチしてしまったり
下過ぎると反応しなかったりと、最初はよくハズしてしまう。

ここは自分を慣れさせていくしかない。

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Xperia arcの時には押しにくかった電源ボタンは
「Xperia NX」になって物理的には押しやすくなったけど、
本体サイズが大きくなった事もあって
手に持ったポジションから持ち替えたり、指を伸ばしたり
といった一手間みたいな感覚はあるかも。

それと、たぶん一番のネックがMicroUSB端子のカバー。
Xperia X10の時も充電する度にカバーの開け閉めが面倒くさいと思ってて
それがXperia arcになってなくなって楽になったと思ってたのに
また、カバーありに戻ってしまった。

それも開け閉めが簡単ならまだ我慢も出来るのだけど
これがまた結構固くて、面倒くささを余計に増加させていて
ここだけは本当にイラっとさせられる。

かといってカバーを取り外してしまうと
かなりブッサイクなので、我慢して毎日フタを開け閉めするしかない。

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本体のサイズは、横幅約64×高さ128×奥行き10.6(mm)、重量は約144g。

歴代、Xperia X10、Xperia arc、Xperia NXと
だんだんとディスプレイサイズとともに巨大化していってるけれど、
実は、“ウォークマン”Zシリーズよりは大きくなかったりして。

本体のディスプレイは、4.3インチとかなり大きくて
高輝度、高コントラスト、高精細を実現した「HD Reality Display」。

液晶とガラス面の間の空気層をなくす事で
光の乱反射とか拡散を低減させたという「クリアブラックパネル」だとか、
映像を美しく鮮やかに表示するための「モバイルブラビアエンジン」というのは
Xperia arcから引き継いで搭載。

解像度もXperia arcの854×480から、
「Xperia NX」で1,280×720と高解像度化していて
アイコンからテキスト文字に至るまで明らかにクッキリハッキリさが格段に良くなっているし
ディスプレイ輝度も上がっていて何しろ美しい。

おそらく、一番に進化したとわかるのもこのディスプレイ。

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そうそう、最初セットアップして思ったけれど
いつものSony Ericssonの「Xperiaホーム」だけでなくて、
ドコモ用の「docomo Pallete UI」なるホームアプリが用意されていたり、
わざわざメディアプレーヤーや電話帳といったアプリにまで
Sony Ericsson用のものが入っているにもかかわらず
ドコモ用アプリまでプリインストールされていたり(優先アプリで変更可)、
お約束で消せないドコモ用のアプリが入っていたりするあたりは、
さすがdocomo仕様にさせられているというか、ぶっちゃけ余計なお世話。

ひとまず、全くいらないアプリは速攻削除。

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と、何だか文句ばっかり言ってるような気がしないでもないけれど、
ディスプレイの高精細さといい使っててのキビキビさといい
スリープから復帰してからWi-Fiの掴むスピードが劇的に早くなってたり
明らかな進化を感じられるほどに心地良い。

それと、MicroUSBのフタだけはナンセンスとしか言い用がないけど、
確かにそのフタのおかげで、フラットでスタイリッシュなボディラインに見えるのもまた事実で
その「Xperia NX」の佇まいもとても素敵じゃないかとは思う。

やっぱり素のままで使うほうがカッコいいよねと思いつつも
そのまま持っててドーンと傷が付いたらショッキングなので
何か似合いそうなケースでも探してみよう。

基本、Xperiaは自分の場合は、主たる電話機能が必須なので
まずは、メインSIMを「Xperia NX」にさして当分使ってみよう。

あくまでも
音質的な部分と「おでかけ転送」できるという意味では“ウォークマン”Zシリーズには勝てないので
メディアプレーヤーはウォークマンに任せて、バッテリー分散の意味も含めて2つ持ちでw
(どっちもデカイけど)

・「Xperiaワールドタッチ&トライブロガーミーティング」に行って来た!
・「Xperia NX」、「Xperia acro HD」の実機に触れていろいろ話を聞いて来た!(前編)
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この記事へのコメント
今回は買うつもりなかったけどくんこくさんの記事を読むと非常に欲しくなる!!!

しかし!私のarcは現役です。
Xi対応端末出るまで我慢します!!
Posted by horisan80 at 2012年02月29日 10:25
使い勝手はいかがですか?
一番気になるのはホームボタン等が物理ボタンでなくなったことです。

富士通は、WMCで出品しているように、日本市場では物理ボタンを継続させるようですが・・・。なんかSONYに限らずどのメーカーでも、特にフラグシップ機で物理ボタンレスに向かっていて気になってます。
Posted by kuroro at 2012年03月01日 17:54