VAIO typeR masterのCPUをクアッドコアに変更。(交換作業編)
最近、デスクトップ用のインテルの新CPUが出てきたり、
かと思ったら同じタイミングで
従来のCPUが軒並み値下がりしてたり。
普段ならそんなに反応しないのに
今回はその中でもQuad Core(クアッドコア)が
ものすっごい値下がりしてて
たったそれだけの理由で
VAIO type R masterのCPUを載せ換えしてみたくなった。
【Core 2 Quad Q6600(2.40 GHz)】
クアッド・コアってのは、
デュアルコアCPUのCore 2 Duoのダイをそのまんま2つ使って
1つのCPUにパッケージしたもの。
動作クロックは2.40GHz、FSB1,066MHz。
2次キャッシュは、1つのダイに4MBなので合計で8MB。
どちらかというと、
複数に同時の処理をする場合に威力を発揮するみたいで
(それもマルチコアに適応したソフトがないと)
何でもかんでも速くなるわけじゃないらしい。
だけど
同じ価格帯にある新CPU「Core 2 Duo E6850(3.0 GHz)」
よりも「Core 2 Quad Q6600(2.40 GHz)」に魅力を感じてしまって。
で、
いろいろ調べてみたら
「Core 2 Quad Q6600(2.40 GHz)」には2つの世代があるって事がわかって
TDPが105Wから95Wへと低くなったG-0ステッピングを選択。
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<自己責任でCPU換装>
お約束として、CPU交換に限らず
本体を分解して、故障させたりすると100%自分のせいなので
ソニースタイルの保証、メーカー保証は一切対象外で
間違いなく有償修理、ヘタすると修理してくれない場合もあるので
そのリスクを十分に承知した上でやるべき。
VAIO type R masterの本体をバラす。
とは言っても
本体が大きくて取り回しが大変だけど
ノートPCに比べたらバラすのは異常に楽。
まずは、
本体を横に寝かせて
背面にあるネジ2つをはずす。
すると、横にした状態で天板が取り外せる。
次に、
背面から見ると、左手前に見える
増設HDDの隠しベイをとりはずす。
そして、中央にタテに延びるアームと
左右に延びる黒いプラスチックのバーを
ネジをずして
一緒に取り去る。
これらがなくなると
かなり中がスッキリと見渡せる。
CPUのある位置は、
右の黒いエアダクトカバーのあるあたり。
黒いエアダクトカバーは、
さっき取ったアームで固定させられてただけなので
軽く引っ張っただけでスポっと取れる。
VAIO typeRmaster専用の冷却構造になっていて
CPU専用?の大型ファンとヒートシンクが現れる。
外気から直接空気を当てるようになっていて
冷却効率は結構よさそうに見える。
ヒートシンクは、4スミに大きめのネジで留めてあって
それぞれのネジの位置にバネが付いてる。
ヒートシンクとCPUをしっかり密着させつつも
CPUに必要以上の負荷をかけないようになってる。
4スミのネジを交互に緩めて
ヒートシンクをはずす。
CPUと対面。
金具でロックしてあるので
横にある棒状のストッパーを横にずらして
持ち上げるとCPUが取り出せるようになる。
もともと付いてたCPUが、
「Core 2 Duo E6420(2.13GHz)」(画像左)
新たに付けるCPUが
「Core 2 Quad Q6600(2.40 GHz)」(画像右)。
ソケットはCore 2 Duo 、Core 2 Quad共通の「LGA775」なので
差し替えても大丈夫。
CPUとソケットそれぞれに切り欠きがあるので
方向を間違えないように装着。
たくさんあるピンがキチっとハマってなるのを確認。
ストッパーをかける時に少しでも違和感を感じたら
もう一度CPUのハマり具合をチェックしたほうがいい。
CPUの熱をヒートシンクへ熱が逃げやすくするために
シリコングリスを塗る。
あくまでもほんの少しのスキマを埋めるためなので
均等に塗る事と、塗り過ぎないようにする事。
後は、ヒートシンクを取り付けて
残りのパーツを元通りにしていけばOK。
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全部元通りにもどったら
VAIO typeRmasterの電源を投入して
きちんとWindowsが立ち上がるかどうかをチェック。
無事に起動すれば安心。
(そうじゃない場合は逆にヤバイかも。)
せっかく付け替えたので
ベンチマークを計ってみよう。
VAIO typeR masterのCPUをクアッドコアに変更。(ベンチマーク編)
へ続く。
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Posted by kunkoku at 10:07│
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VAIO type R masterの
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こんにちは。
私の自己責任でお尋ねするのですが、現在VGC-RM92Sをメインで使ってます。
HDDもインテルのSSDをRAID0にて快適に使っております。
さて、CPUが現在デュアルコアなのでクアッドコアに交換しようと思うのですが、
お薦め、もしくは最上級のものだと何を選べばよろしいでしょうか?
ご指南よろしくお願いいたします。
>ぽん作さん
こんにちは。
今、RM92Sをお使いでいらっしゃるんですね。
えっと、RM92Sのチップセットを見ますと
P965 Expressとなっていまして、
RM93S以降はP35という違いがありますね。
さらに、何かとBIOSでひっかかる事も多いようですので
なかなか最新のものというわけにはいかないようです(汗
そうすると
安全なところでは、少し古いですが
QX6700、Q6600あたりがよいのかもしれませんね。
なかなか断定的なコメントができなくてすみませんm(__)m
「ソニーが基本的に大好き」をいつも見させていただいています。
VGC-RM55Dのグレードアップを暇と金と相談しながらやってます。
OSの64bit(Windows7 64bit)からメモリ8GB、内蔵ディスクの6台増設、
GPU交換、TVキャプチャーボード交換まで長い月日を掛けて完了です。
残すところCPUのグレードアップ(Q9650へ)、DVDドライブ増設(不要かも)くらいになりました。
CPUのグレードアップは、いつの日か実施できればな〜と思っています。
システムドライブをSSDにしたらスピードアップされると思いますが、
そこまでお金がないので今は考えません。
このサイトがあるお陰で安心してトライできます。
ありがとうございます。
CPU改装Q9650やってみました。
一応システムとしては使用可能となりましたが、
シャットダウンができませんでした。
毎回、強制電源断は不便ですので、結局断念。
結論:失敗でした。
Q9650のCPUステッピングはE0でした、相性が悪いようです。
あるサイトに出ていたのですが、
Q9550でCPUステッピング=C1でないと不具合が出るとありました。
Q9550のCPUステッピング=C1を探してトライしようかと思案中。