type Zには気になる要素がたっぷりなので、
これから思いつくままにいじり倒していこうかと。
そこで、
まずはディスプレイ。
液晶画面のサイズは、
typeSをはじめ、1世代前のSZシリーズ、そして2世代前のSシリーズを含め
13.3型に、1280x800という解像度だったのに対して、
type Zは13.1型となり、
VAIOオーナーメードで、
1366x768と、1600x900の2つの解像度が選択できるようになった。
その他にも
「クリアソリッド液晶」になって
映り込みが軽減されてたり、
u'v'色度図による色再現領域の中でも
NTSC比で100%以上の色純度を確保したりと、
スペック上では、かなりの進化具合が見てとれる。
じゃ、
それが一体どんなもんなのか?
実機で比較。
比較するのは、
1600x900の解像度を持つ
VAIO typeZ「VGN-Z90S」、
1366x768の解像度の
VAIO typeZ「VGN-Z70B」
1280x800の解像度の
VAIO typeS「VGN-SR90NS」
の3台。
自分の持ってるSZシリーズ「VGN-SZ94PS」も比べようかと思ったけど
基本的に
typeSのディスプレイと同じ性能なので割愛。
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<エクセルやブラウザで解像度比較>
以下の画像は、
左側が画面を直接撮影したもので、
クリックすると大きめの画像で確認できる。
全て同じ設定のままでカメラ越しに見える画像で
実際に目に見えるものとは異なるものの、
液晶から映し出される雰囲気はみてとれる。
また、画像はトリミング以外の変更はしていない。
右側の画像は、PrintScreenでキャプチャーした画像。
クリックすると原寸大の解像度が確認可能。
【Microsoft Excel 2007】
Excel2007を最大化、
リボンを最小化、セルはデフォルトのままで
同じ条件にして比較。
VAIO typeZ「VGN-Z90S」(1600x900)
横列はVの半分、縦列は41まで表示。
VAIO typeZ「VGN-Z70B」(1366x768)
横列はSの3分の1、縦列は34の半分まで表示。
VAIO typeS「VGN-SR90NS」(1280x800)
横列はQ、縦列は36まで表示。
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【Internet Explorer7】
IE7でフルスクリーンに
Yahooのホームページを2分割表示。
ツールバーはステータスバーのみ。
1600x900では、Yahooの全ては入りきらないまでも、
横右列の半分までが表示可能。
また、下側に向かっても見える領域が広く
お気に入りの項目は4つ目まで表示。
左右で同時に進行してページを閲覧できる。
1280x800は、かなりの部分が隠れてしまって
こういった綺麗な分割で使うには少し厳しい。
VAIO typeZ「VGN-Z90S」(1600x900)
VAIO typeZ「VGN-Z70B」(1366x768)
VAIO typeS「VGN-SR90NS」(1280x800)
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今度は、
IE7でフルスクリーンに
Yahooのホームページを1ページが表示できるように
横幅を調整。
1600x900は、Yahooページを開いてもなお
壁紙にかなり余裕のスペースがある。
1280x800はブラウザのとなりにすぐにガジェットがある状態で
複数ページを立ち上げると、背後にあるページは
ほとんど確認できない。
VAIO typeZ「VGN-Z90S」(1600x900)
VAIO typeZ「VGN-Z70B」(1366x768)
VAIO typeS「VGN-SR90NS」(1280x800)
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ついでに
IE7でフルスクリーンに
sonystyleのホームページを2分割表示。
1600x900は、1つのページが800ドットで計算して作ってあるので
ちょうどぴったり収まる。
1366x768や1280x800では右列が欠ける。
VAIO typeZ「VGN-Z90S」(1600x900)
VAIO typeZ「VGN-Z70B」(1366x768)
VAIO typeS「VGN-SR90NS」(1280x800)
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<静止画で色再現比較>
次は、色表現というか画像の見え方はどうか。
u'v'色度図からすれば、
typeZでは、
特に青色系の表現が強くなってるはずなので、
あえて海や空の青の多い画像をフル画面で開いてみる。
それぞれの画面設定は一番明るい状態にしておいて
それを、カメラの設定も全く同じにして
同じ位置から撮影した状態での比較。
VAIO typeZ「VGN-Z90S」
VAIO typeS「VGN-SR90NS」
typeSに表示される画像を単独で見ている時は、
特にこんなものかな?と思っていたけど、
typeZに画像を表示して見てみると、
確かに色の見え方が随分と違うのがわかる。
どっちが良いか悪いかは別として
今映し出されてる画像を見比べてわかるのは、
typeSは黄色味が強くて
typeZは赤や青色が強い。
といった表現であってるだろうか?
ちなみに、
typeZの1366x768と1600x900とを比べても
色合いは当然同じだし、
解像度の差による明るさの違いは感じられなかった。
個人的な感想とすれば、
typeZの画面は、
typeSの画面から一枚フィルムを剥ぎ取ったような
スカっとした見え方になって、とても気持ちの良さは感じられる。
それは、実は写真を見た時だけじゃなくて
上記のようなエクセルやブラウザを開いて見てる時にでも感じられてしまって、
typeZに見慣れてくると、
自分のSZシリーズを見て、
あれ?こんなんだったっけ?と違和感を感じるようになってしまった。
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<画面の映り込み比較>
クリアソリッド液晶とクリアブラック液晶の
映り込みの違いを室内と屋外で比較。
見え方を平等にするため
壁紙をWindows Vistaのデフォルトの「オーロラ」に設定。
VAIO typeZ「VGN-Z90S」
VAIO typeS「VGN-SR90NS」
室内での蛍光灯を映しこんでみると、
これはよくわかるのが、
typeSの「クリアブラック液晶」は、
かなりハッキリとした形で映るという事。
蛍光灯に限らず、画面の反対にあるものが鏡のように反射する。
typeZでは、
それが見えなくなるというわけではなくて
もわーっと緩和されるという感覚に近く
何かが映ってるけどよくわからない、といった表現があってるかもしれない。
さらに、
ものすごく日差しの強い太陽光線の下で、
それぞれの液晶画面を見てみたら、
電線の映り込みのありなしはあったものの
どっちもかなり見えづらかった・・・
やっぱり屋外では厳しいか。。
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<素の感想>
解像度は1600x900が最高に便利で、
やっぱり断然作業がしやすい。
最近は、複数のアプリを開くのは当たり前で
そうすると、左右に仕事を振り分けてやりたい場合なんかは
解像度が高いほうがはるかに使いやすいし、
窮屈さを感じないのが何よりうれしい。
それに、
文字が小さくなりすぎるんじゃ?
という心配もなくて、まるで普通に読めて
typeUのような目に負担も感じないしベストバランス。
ぶっちゃけ、
映り込みはどっちでもいいというか
もやっとなるだけで映るものは映るので
こりゃすっげ!みたいな感動は薄い。
ただ
この明るさと鮮明さはかなり気持ち良くて
他の液晶と比べて綺麗と思うよりも
もう、こっちの見え方が当たり前のような気分になってしまって、
それ以外の液晶を見た時に「あれ?」と感じさせられる。
この
解像度と色再現性は
typeZの大きい魅力の1つと言える。
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(プロローグ)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(ディスプレイ編)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(パフォーマンス編その1)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(パフォーマンス編その2)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(パフォーマンス編その3)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(デザイン編その1)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(デザイン編その2)
・究極のモバイルVAIOノート「VAIO tyepZ」レポート(デザイン編その3)
・typeZ & typeS徹底比較
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Posted by kunkoku at 02:50│
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