・いつも持ち歩きたくなるVAIO typeP(外観レビュー編)
・いつも持ち歩きたくなるVAIO typeP(基本スペック編)
・VAIO typePベーススペック(Z520+HDD)のベンチマーク。
・VAIO typePの実際の使い勝手。
・VAIO typePで、動画はまともに見れるのか?
・VAIO typePソニースタイル限定カラー「オニキスブラック」
・VAIO typeP最高スペック(Z540+SSD)のベンチマーク。
・VAIO typePを音楽プレーヤーっぽく使ってみる。
の続き。
いまだに(1月20日現在)
VAIO typePに
「ワイヤレスWAN&GPS」内蔵が選択できなくて、
ずーっと待たされっぱなし状態。
だけど、
ただ発売になるのを待ってるだけというのもつまらないので、
もしも搭載したら、どんな感じなのか?
を先にやってみる。
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<通信ユニットを外付けか?内蔵か?>
まずは、「ワイヤレスWAN」。
名前が間違えやすいけど、
簡単に言うと、
「ワイヤレスLAN」というのは、
家庭や仕事場といった具合に、
ある程度の小規模なスペース内で扱える無線のネットワークの事で、
「ワイヤレスWAN」というのは、
携帯やPHSのような広範囲でつながるネットワークの事。
VAIOオーナーメードでは、
今のところdocomoの「FOMA HIGH-SPEED」の通信モジュールを
VAIO typePに内蔵させるものを「ワイヤレスWAN」として選択できるようになっている。
なので、逆に言えば、
半強制的にdocomoと契約が必要となるので、
別に、内蔵にこだわらなければ、
一般的に手に入るイーモバイルやau、softbankで
ワイヤレスWAN環境を作っても何の支障もない。
たまたま
自分の持っているのが、docomo「FOMA A2502」というヤツで、
これは、まさにFOMA HIGH-SPEEDモジュールを内蔵する「ワイヤレスWAN」と全く同じで
FOMAエリアであれば、
日本のどこでもインターネットに接続できる。
一番の違いは、
まさに、こういった物体を外にくっつけるか、
スッキリと内蔵してしまうかという事になる。
例えば、「FOMA A2502」は、
USBで接続するタイプの通信ユニット。
USBを1つ必ず消費してしまうから
当然、
VAIO typePの左右どちらかにあるUSBを利用するようになる。
USB接続なので、ほぼ100%どんなPCにでも使えるのが便利で、
直接USBにブスっと差したら使えるというイージーさがある。
普段は、アンテナとUSB端子を折りたたんでおけば、
そこそこコンパクトになるのだけど、
今回は、なまじ
VAIO typePのボディが小さいせいで、
くっついているだけで、
異物感タップリな雰囲気がタマにキズ。
前向きに捉えれば
付け忘れたままカバンに入れてしまう事はないだろうから
間違えて破損なんて事も起き難い。
電源コードとかディスプレイアダプタと干渉しそうな時は、
付属のUSB延長ケーブルと、アタッチメントを使って
PC本体からA2502を離す事もできる。
イーモバの「D02HW」も、こういったスタイル。
USBケーブルでつなぐ方式だと
本体から離す事で電波干渉を少しでも避ける事が出来るので
受信感度が改善されるというメリットもありつつ、
装着したまま移動したい時に、
ぷらぷらとぶら下がってしまうというめんどくささもある。
差しっぱなしでも、
邪魔なものは邪魔だけど・・・
「ワイヤレスWAN」搭載モデルの予想図。
(画像はあくまでも推測でやってるだけ。)
おそらく、
VAIO typePに「ワイヤレスWAN」が内蔵されたモデルは、
バッテリーをはずしたところの、段差になったあたりに
カードスロットがあって、
そこにFOMAカードを差し込むパターンじゃないかと推測。
docomoの「定額プラン」に契約したFOMAカードを既に持ってると
VAIO typePに「ワイヤレスWAN」を搭載さえしてしまえば、
そのFOMAカードを差してすぐにインターネットが出来る。
うーん、
やっぱり、ここまでサイズがコンパクトなボディになってくると、
通信ユニットが外に全く出なくてスッキリというのは、かなーり魅力的。
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<ワイヤレスWAN(docomo定額データプラン)に接続>
docomoの場合、
[ドコモ定額データプラン接続ソフト]という
専用アプリケーションを利用して
インターネットに接続するというルールがある。
まずはこのソフトを起ち上げて、
FOMAカードを認識、そしてFOMAエリア内であれば、
【接続ボタン】をクリックすると、
だいたい10秒くらいで接続が完了する。
このソフトを使わないといけないというルール以外は
特に難しい操作ではないので、
手順としてはシンプルではある。
接続された状態を確認してみると
通信速度の表示部分には、
最大受信速度となる「7.2Mbps」と表記されている。
これは、「A2502」でも「ワイヤレスWAN」内蔵モジュールでも同様。
とは言いつつも、
そんな理論値が出るわけもなく、
実際の通信速度で言うと、自分の住んでいるエリアでは、
だいたい1.5Mbps〜2Mbps程度といったあたりになる。
それでも、
1.5Mbps〜2Mbpsくらいの通信速度が保たれていれば、
普通にメールチェックもできるし、
web閲覧くらいであれば、たまにひっかかる事はあっても、
特にイライラする事もない。
それに、
日本のほぼどこにいても、FOMAエリア内でさえあれば
すぐにつながるというのはとても快適で、
ネットから途切れる不安をぬぐいさってくれて、
精神的衛生上、とても楽になれる。
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<docomo特有の接続制限はVPNで回避する>
docomo「FOMA HIGH-SPEED」は、
エリアどか通信速度に不満はないものの
以外とうっとおしいのがプロトコル制限やネットワーク制限。
例えば、
動画サイトにしても[GyaO]や[Yahoo動画]が見れないとか、
リモートデスクトップ、リモートアクセスツールが使えないとか。
(実は、以前Skypeは使えなかったはずなのに、
今回つないでみると、Skypeはそのままつながるようになっていた。)
・「定額データプラン」でご利用可能な通信の詳細:docomo
一般的なweb閲覧では、
もしかしたらそういった制限にひっかかる事もないのかもしれないけど、
やっぱり、使っていて接続できないところがあると不便。
だけど、
この問題に関しても、
“VPNサービス”を利用すれば回避が可能。
・ドコモ「FOMA HIGH-SPEED」は、“MobileFree”で自由な閲覧が可能になる!
「MobileFree.jp VPN 実験サービス」を利用させてもらうと、
そういった制限から開放されて、
自宅にいる環境とほぼ同じようにインターネットが使えるようになる。
よく、VPNを利用すると通信速度が低下するという話もあるけれど
利用している通信速度が2MB程度と、
そんなに速くない事もあって、ほとんど影響を感じる事もない。
まず、VPNを利用すると、
見れなかった[GyaO]や[YAHOO動画]も
見られるようになる。
というか、そっちの問題がクリアできても
結局は通信速度のほうが問題で、
いつでも2Mbpsくらい出てくれれば動画もまともに見られるけど、
時間帯と場所によっては、
1Mbps以下にまでに落ち込む事もあって、
そうなると動画を見ようという行為自体が成立しなくなる場合もある。
ひとまずは、
制限というもの自体は、VPNで回避が出来るという事で。
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ケータイとかスマートフォンで
フルブラウザを見れるようになったと言ってもやっぱり限界がある。
例えば、
今自分の持ってるiPhoneにしても、
移動途中にこれほど手軽にネットにつなげて便利なものはないと思っていて、
特に受動的に何かを見るには便利なんだけど、
ふと、こっちから何かしようと思った時、
メール打つのに妙に時間がかかってしまったり、
safariから文字入力するのもちょっと大変で、
だんだんと面倒な事はしなくなってくる。
けれど、
VAIO typePに「ワイヤレスWAN」を組み合わせれば、
もうそのままインターネットがまるまる使えてしまうから
そうなると、
「あそこのアクセスポイントに行ったタイミングでノートPCを開こう。」
というタイミングを作らなくてよくて
移動途中でも、思いついた時に
インターネットにつなげてすぐにアクションを起こせる。
これは相当な快感。
「大きいノートPCじゃ人前で開くのが恥ずかしいし、
小さいスマートフォンじゃ、やりたい事がまかないきれない。」
というそのジレンマに、
VAIO typePが、その間にズボっとハマる。
だから、用事もないのに
いつも出かける時にカバンに入れておきたくなる。。
続く。
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