
・VAIO typeZに2.5インチSSDを載せる。(その1)
・VAIO typeZに2.5インチSSDを載せる。(その2)
・VAIO typeZに赤いSSD「G-Monster V2」を載せてみる。
・VAIO typeZに新コントローラのOCZ「Vertex」を載せてみる。(旧ファーム編)
・VAIO typeZに新コントローラのOCZ「Vertex」を載せてみる。(新ファーム編)
に続いて、
SLCタイプのIntel製SSD「X25-E」を
VAIO typeZ
というか、
当初の目的は、「X25-E」を2コ使って
VAIO typeR master
ストライピング(RAID 0)で使いたいと思って買ったのだけど、
せっかくなので、
「X25-E」の素の性能に加えて、
VAIO typeZ
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<SLCタイプのIntel製SSD 「X25-E」>


去年2008年11月に発売になった
「X25-E」の32GBタイプ。
リード250MB/s、ライト170MB/sという
読み込み速度だけでなく、
書き込み速度の速さと、
何よりも“SLC”という信頼性の高さが魅力的。
実際、32GBという容量はかなり少なくて、
OSにWindows Vistaを入れるとなるとちょっと厳しいけれど、
RAID 0で使うなら容量が倍になるので余力もできてくるし、
少しでも予算を抑え目にできる。
(それでもIntel製のSSDは高すぎ。)


この「X25-E」は
当然2.5インチサイズなのでタテヨコは規格どおりだけど、
厚さに関しては、通常のものよりもむしろ薄い。
同社のMLCタイプの「X25-M」の初期の頃についていた
四角いプラスチックのワクのようなものが取り除かれたようで
ノートPCなどに装着する場合には、
薄くなった分余白ができてしまうので、
取り付けによっては注意したほうがいいかもしれない。
実際、
VAIO typeZ
HDDを守るための緩衝用のゴムもスキマがあくほどで。

それでも
VAIO typeZ
緩衝用ゴムにしっかり抑えられて動いたりする事はないようだった。
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<(補足)VAIO typeZのSSD搭載モデルの注意>


VAIO typeZ
VAIO typeZ
2.5インチのSSDへと換装しているけれど、
最初からSSDを搭載したモデルで同様の事ができるか?
というとそれは出来ないという話。
SSD搭載モデルの内部に搭載されているのは、
2.5インチサイズではなく、1.8インチのSSDで、
現状確認しているのは、Samsung製の「MCBQE64GFMPP-MVA」。
サイズに関しては、
ただ小さいというだけだし、
小さい(というか基盤そのままなので薄い)からこそ
省スペースの利点を生かして、SSDをRAID 0を可能にしている。
HDDモデルとSSDモデルの違いは以下参照
・VAIO typeZの本体を分解してみた。(後編)


注意するのは、そのサイズではなくて、
シリアルATA接続のコネクタ。
このコネクタ部分が、
いわゆる通常の「シリアルATA」サイズではなく、
「miniシリアルATA」となっている事。
どういう事かというと、
SSD搭載モデルの場合、
このSamsung製の「MCBQE64GFMPP-MVA」と接続するための
専用のコネクタ(miniシリアルATA)でつながっているため、
通常2.5インチSSDなどの「シリアルATA」のコネクタとは
互換性がないという事。
(電源側のコネクタの大きさは同じ。)


だから、VAIO typeZ
当然、一般に売られている2.5インチSSDは装着ができないし、
例えば、SSD RAIDのモデルに、
Intel「X25-E」を2つ擬似的にくっつけて
どのくらいの速度が出るかな?みたいな実験も当然できない・・・
という事。
超爆速、「X25-E」2枚差しのVAIO typeZ
今の段階では無理だった・・・
「シリアルATA」と「miniシリアルATA」の接続アダプタ
なんてものが出てくれば、
話はまた変わってくるけど。
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<32GBという少ないSSDにリカバリする。>
話は元に戻って、
あらかじめDVD-R2枚で作っておいたリカバリーディスクで、
リカバリー作業。


「リカバリディスク1」をDVDドライブにセットして、
VAIO typeZ
「リカバリーセンター」が立ち上がる。
ウィザード画面で、
リカバリー領域を残すか削除するかの選択は、
まず今回は32GBという容量の少なさから判断して
まちがいなく削除に。
と、次に進もうとすると
「ハードディスクの空き容量が足りません。
リカバリーできない可能性があります。」
というダイアログが出てくるけど、OKとする。
パーティションの設定も
容量が少なすぎて変更はできず、
選択できるのは、「お買い上げ時のパーティション設定」のみ。
それでも構わず前に進んでリカバリーを開始する。


いつもなら最後までリカバリーを進めるのだけど、
上記のように既に容量的にかなり厳しい事と
空き容量を少しでも確保したいという理由で、
typePでやった方法と同じく、
途中でリカバリーをやめる作戦を使う。
・VAIO typePをリカバリしてWindows Vistaを超快適化する。
リカバリ途中で、キャンセルして
強制的に終了。
一旦電源が落ちた後に
Windows Vistaの初期セットアップ画面が現れるので
いつもどおりに進めてVAIO typeZ

VAIO typeZ
リカバリ途中で止めても、
ある程度のドライバやアプリケーションは入ってしまってる模様。
それも入ってるのは、
元々必要なドライバーや設定系アプリのようなので、
逆に手間が省けていい。
チェックしてみると、いわゆる素のアプリケーションが
まだ入ってないようなので、必要なものがあれば追加してやれば良い。

自分の場合、
中身が少なくてそのままでもいいやと思ったものの、
デバイスマネージャーを見ると
どうも、ワイヤレスLAN周りのドライバが入っていないようだったので
こればっかりは入れてやる必要がある。
(有線LANは生きてる模様。)
その場合には、
起動している状態で、リカバリディスクを入れて
「VAIOリカバリセンター」を起動、
その中の「ソフトウェアの再インストール」から
必要と思われるアプリをインストールする。
参考までに、
VAIO typeZ「VGN-Z90S」
ドライバとアプリケーションのリストは以下の通り。
【ドライバ】


【アプリケーション】





注意すべきは、
「ソフトウェアの再インストール」で、
ドライバやアプリケーションを入れるにしても、
現在どれが入っていてどれが入っていないかというのは示されない
という事。
既に入っているにもかかわらず、
再度チェックを入れて進めてしまうと、
インストールではなくてアンインストールが始まってしまうので、
注意が必要。
必要なもののインストールが出来れば、
再起動して、
WindowsのアップデートとVAIOのアップデートをして終了。
・「VAIO Update Ver.4.0.0.08240」アップグレードプログラム
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32GBのSSDの内訳。
リカバリ領域を削除しても、
お約束で「EISA構成」は残っていて1.46GBだけは容量を食われる。
なのでそれを差し引くと、
Cドライブは、28.33GBしかない。

リカバリを途中で強制的にやめてしまって
リカバリ直後にCドライブを確認した時は、
空き容量が約14GBくらいあったのに、
まともにWindowsのアップデートすると
どんどん容量が肥大化していって、
残りが約8.5GB程度しかなくなってしまった。
これでもしも
もともとの主要アプリを入れてしまうと
空き容量が全然なくなってしまう。
こりゃ
Windws VistaはSP2 RCをそのまま入れるとか、
復元ポイントを削除するとかしたほうが良いかもしれない。
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これから
すぐにでもSSD用にチューンしたいのだけど、
なるべくVAIO typeZ
この状態で、
「CrystalDiskMark2.2」と「HD Tune Pro 3.50」
「PCMark Vantage」で計測してみる。
続く。
・VAIO typeZにSSDを載せたら、いたわりメンテナンスをしてみる。
・いつものデータをCドライブじゃない場所へ保存してみる。
【VAIO typeP特集ページ】
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