・米Micrsoftサイトから、Windows7 RC版の一般ダウンロード開始!
・Windows7 RC版をVAIO typeZにインストールしてみる。
・VAIO typePやtypeTにもWindows7RC版をインストールしてみる。
・Windows7 RC版を入れたVAIO typeZの挙動。
の続き。
VAIO typeZに続いて、
VAIO typePやVAIO typeTなど、
4機種をWindows7RC化した現時点での状況。
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【VAIO typeP(Vista 32bit)⇒ Windows7RC(32bit)】
VAIO typeP:VGN-P90Sを
Windows Vista SP1(32bit)から、
Windows7RC(32bit)へ「アップグレード」。
全体的な処理が遅いせいか
アップグレードを完了するまでには一番時間がかかった。
それでも、
一旦インストールされてしまえば、
Aeroが停止する事なく機能している。
そう、VAIO typePは、基本的にもともとのWindows Vistaの時には
Home Basicしか選択肢がなかったのに、
Windows7RCが入った事で、
UltimateのAeroが使えるようになってしまっている。
Windows7共通のエラーはあるものの、
心配していたワイヤレスWANやGPSといった機能も利用できるし、
持ち歩きネットPCとしての利便性は確保できる。
Windowsエクスペリエンスインデックスは、
アップデートがされるたびに微妙に変化しつつも、
現時点での評価はこれ。
Atom CPU Z540(1.86GHz)なので、
CPU評価は2.6と低いものの、
メモリー2GBでも4.3、
Samsung製SSDで5.9と比較的良好。
GPUは、Intel GMA 500で、
グラフィックスは4.5、ゲーム用グラフィックスが2.7と、
一般動作には、Aeroでさえも十分に使える評価となっている。
でも、ひとつ困ってるのは、
休止状態やスリープから復帰した時などに
タスクバー以外の壁紙が真っ黒になる事。
仮に、フォルダやアプリを表示させたりすると
元通りになるものの、
毎回黒画面が出てくるのは感じが良いものではない。
それと、
普通にWindows Vistaが入ってる状態よりは、
Windows7RCのほうが若干動きは良い。
でも、この前
ダイエット&カスタマイズした快適設定のVistaと比べると、
Windows7RCが丸ごと入った事で、
少しもさーり感が戻った感じがあるので
そのあたりは、
もう一度、設定をいじってやったほうが
快適度は増す。
(typePに関してはまた後日記載予定。)
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【VAIO typeT(Vista SP1 64bit)⇒ Windows7RC(64bit)】
VAIO typeT(TTシリーズ):VGN-TT9ZJSを
Windows Vista SP1(64bit)から、
Windows7RC(64bit)への「アップグレード」。
今のところ、64bitで試したのはこのモデルのみ。
安定動作もしているし、
挙動もきびきび。
Windows7共通のエラー以外に
個別の不具合としては、
TTシリーズに独自にある「自動輝度調整」が働かなくなっていた。
でも、VAIO typeZでは、
思うように動作してくれなかった手動での輝度調整は
ファンクションからも設定からも動作できた。
いまのところ、
特に気づいたのはこれくらい。
Windowsエクスペリエンスインデックスは、以下のとおり。
プロセッサーが、Core 2 Duo U9400 (1.40 GHz)で、4.5
メモリーが、DDR3の4GB(2GBx2)で、4.9と
typeZの評価より少し低いものの
64bitOSの4GBがまるごと扱える利点は大きい。
内蔵グラフィックのIntel GMA 4500MHDでは、
グラフィックスが3.2、
ゲーム用グラフィックスが4.9
プライマリハードディスクは、
Samsung製のSSD2枚のRAID 0で7.2
この評価の数値以上に
かなり快適な動作。
一番トラブルなく使えてる。
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【VAIO typeT(Vista 32bit)⇒ Windows7RC(32bit)】
一世代前の
VAIO typeT(TZシリーズ):VGN-TZ91Sを
Windows Vista(32bit)から、
Windows7RC(32bit)への「アップグレード」。
アップグレード作業の際に、
Windows Vistaは、Service Pack1以上でないと
Windows7RCにはなれないので、
TZシリーズは、リカバリーした直後の場合とかだと
SP1へのアップデートが必要になる。
同じく、Windows7共通の不具合は当然あるけれど、
もともと入ってるモノが少ない事もあって
独自のエラーはなし。
インストール当初、
Windowsエクスペリエンスインデックスで
評価を計測中にエラー発生したものの、
その後の小アップデートが適用されると
それも解消されて評価計算ができた。
CPUは、Core 2 Duo U7600(1.20 GHz)で、3.7
2GBx1のメモリーが4.1
GPUは、Intel GMA 900で、
グラフィックスは3.5、ゲーム用グラフィックスが2.0と、
かなり低めではあるけれど、
実際に動作さえてみると、
Aeroの機能を利用したまま使っても全くストレスはない。
この辺が、評価と体感がかけはなれてて
いまいち信憑性にかけるのはVistaの時と同じ。
このプライマリハードディスクの6.1という評価は、
Samsung製のSLCタイプのSSD「MCCOE64G5MPP-0VA」。
えぇ、全くもって快適。
このTZシリーズは
こっからがおもしろい。
(これも後日掲載予定。)
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【VAIO 505 EXTREME(XP 32bit)⇒ Windows7RC(32bit)】
505EXTREMEを
Windows XP(32bit)から、
Windows7RC(32bit)への「新規インストール」。
WindowsXPからWindows7への「アップグレード」はできない。
やろうと思ったら、
一旦、Windows Vistaにアップグレードして、
さらにSP1以上にして、
そこからWindows7の「アップグレード」という道しかない。
考えただけでも
ゾっとするほどの時間がかかりそうなので
Windows7化するには、「新規インストール」したほうが手っ取り早い。
で、
「新規インストール」しようと思ったら、
今度は、Windows XPでも、SP2以上にしておかないと
インストールさえ始められない。
505EXTREMEをリカバリしたら、
普通にWindows XPは素だったので、
SP2をダウンロードする手間が異常に面倒に感じた。
CPUは、Pentium M プロセッサー 1.10 GHzで、1.9
メモリーが512MBしかなくても2.9
855GMチップセット内蔵のGPUは、
グラフィックスもゲーム用グラフィックスも最低の1.0
軒並み低いのに、
SSDをMtron製「PATA3000シリーズ」に変更してるので、
プライマリハードディスクだけは5.9と高い。
GPUが非力なおかげで、自動的にAeroがOFFになっているけど
逆にそのおかげで、視覚的にももっさり感を感じないし、
どう考えてもCPUもメモリーも低すぎるけれど
ストレージが高速なので、
そこそこ使えるほどに動いてくれる。
付属のワイヤレスLANのカードが認識されないとか
一部のデバイスのドライバーが適用されてない部分はありながらも
ブラウジングPCとしてなら
まだまだ現役で使える。
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Windows7の挙動は、Windows Vistaよりもキビキビ感はあるし、
使ってみると、ほぼWindows Vistaの延長線上という感じで、
基本的な操作系はそのままなので、違和感なく使える。
それでいて、
ウィンドウの動かし方だとか、スターメニューには改良がみられて
すんなりと新しい使い方がなじんでくると
使い勝手的なステップが少なくなったというか
こうしたいと思うオペレーションがしやすい感覚を覚える。
もちろん、
Windows7βから引きずる問題点も残っていたり、
それぞれVAIOごとの不具合もあったりするけど、
それは、
これからMicrosoftとSONY側で、徐々に修正していくだろうし、
正式版が出る頃には、かなり快適になりそう。
それと
ひとついえるのは、現役のモデルだったら、
もう普通にあっさりとWindows7は動かせてしまうというか、
ちょっとくらい前のPCでも大丈夫というか、
Windows Vistaが初めて出てきた時の、
「うわぁ重たくて動かねぇー!」とブチ切れるような事はなさそうで、
どっちかというと、
今手持ちのお気に入りのPCに、
Windows7が出たら入れてみようかな?
と思わせられる雰囲気になりつつあるのは
意外と歓迎できる状況なのかもしれない。
とりあえず、
正式版が待てる性格ではないので、
今はRC版で不具合とぶつかりながら
これから遊んでみようかと。
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