2009年11月30日

VAIO Pシリーズのカラバリとプレミアムデザインを比較する。

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Windows7となった「VAIO Pシリーズ」icon
新しいカラバリとプレミアムデザインを含めた外観レビューだとか
バッテリー装着時の見た目レビューとか。

まず、今回一番気になるのが
新色のカーボナイトブラックの存在。

同じ黒でもオニキスブラックとカーボナイトブラックで
随分と雰囲気が変わってくるので
その2つを見比べてみる。

ちなみに、今回の2機種のキーボードは
「ダークブラウン」をチョイスしてある。

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オニキスブラックは見てわかるように
パールの入ったカラー塗装の上に光沢のあるUV塗装して
水研ぎの仕上げを施したとされているだけあって
非常に高い反射率を持っていて
その天板には周囲のものが映り込むほどの光沢感をもっていて
さらに光の当たり具合によっては
“鉱物”の結晶をイメージしたような細かなラメが入っているのも確認できる。

手で触るとその表面はとても滑らかなつるつるのボディで
そのためか触った時にはどうしても指紋が付いてしまうので
光沢感をいつも保とうとするならば
クロスで定期的に拭いてやる必要がある。

・VAIO typePソニースタイル限定カラー「オニキスブラック」


それとはうって変わった印象の
新色のカーボナイトブラック。

オニキスブラックをはじめとして他のカラバリを見ても
どれも光沢感いっぱいのボディばかりだったのに対して
“つや消し”という渋いクールな路線となるカラバリ。

液晶天板から本体の底面に至るまでの全身が
マットブラックから光源によってはシルバーグレーのようにも見えて
さらにそのサラサラとした手触りから
全く今までのPシリーズとは違う印象を受ける。


細かい事を言えば
バッテリーとカーボナイトブラックの色あいが近いので
より単色としての統一感は高いように思えて
液晶天板と底面から垣間見えるキーボードのラインも
やはりシルバーではなく
ダークブラウンとの組み合わせのほうがしっくりくる。

カーボナイトブラックは
その愛想のない無骨さゆえの雰囲気が
男心をくすぐる。


オニキスブラックも初期モデルでは
キーボードはシルバーの選択のみだったので
明暗のコントラストを楽しむという組み合わせだけたったものから
ダークブラウンという組み合わせると
そのイメージは一転してシックな外観へと変貌する。

外が黒でも
中がシルバーかダークブラウンかで
全く受ける印象が変わるので、
ここのチョイスも含めてよく考えたほうが良い。


参考までに、
キーボードはカラーとは別に
「日本語配列」と「英字配列」の2種類からも選べるようになっている。

「英字配列」にすると
ひらがなの印字されていないキートップになって
キー配列が変更されて
[Space]や[BackSpace]、[Enter]キーなどの形状も変化する。

見た目のスタイリッシュさや従来の使い勝手から
「英字配列」を選ぶことも
スタンダードな「日本語配列」を選ぶこともできる。

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また、基本カラーバリエーションの
オニキスブラック、パイライトゴールド、
ガーネットレッド、ペリドットグリーン、クリスタルホワイトでは
プレミアムデザインとして
そのカラーの上にデザインを施す事ができる。

今回新たに採用されたのは
「モザイク」と「メッシュ」の2つのパターン。

例えば
オニキスブラックに「モザイク」をチョイスすると
形状が様々に違う模様がランダムに重なりあって、
その鉱石のような雰囲気を表現をするデザインへと変わる。

その柄は極端に主張するものではないにしても
スタンダードカラーとは違う個性を出せる。


注意点としては、
カーボナイトブラックではそのマットな色合いから
柄を目立たす事ができないという理由から
プレミアムデザインは選択できない。

それと、あくまでもWindows7だけの特権となるので
WindowsXPモデルでもプレミアムデザインという選択肢はない。

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ブラックばかりではわかりづらいので、
夏モデルから非常に人気の高いパイライトゴールドでも
プレミアムデザインを比較。


パイライトゴールドというと
色の名前からして派手な色を想像してしまうけれど
実際の色としては
光沢感を持ちつつも落ち着いたカラーで、
他の光沢ボディとは違って
手で触っても指紋が見えにくいという特徴も持つ。

そして、
カラーの組み合わせとして選ぶキーボードの色に関しては、
パイライトゴールドはダークブラウンとの組み合わせが自然。

・VAIO typePの限定カラー「パイライトゴールドxダークブラウン」


そのパイライトゴールドに
例えばプレミアムデザインの「モザイク」をチョイスすると
また見えてくる印象が変わってくる。

モザイクのような大き目の模様がざっくりと入ると
天板に表情が生まれてきて
それでいて激しい柄ではないのでアキがくる事もない。


ちなみに、
もうひとつのプレミアムデザイン「メッシュ」は、
直線から成す直線的な柄がほどこされているのだけど
こちらは本当に控えめで
そのデザインはあまり見えてこない。

個人的には
せっかくの柄を入れるなら
デザインからしても「モザイク」のほうが好みではある。

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そして
もう一つ悩みがちなのがバッテリーの大小の選択。

本体の底面が完全なフルフラット状態になる「標準バッテリー」が
見た目的にも重量的にも最適なのはわかるけれど
安心して長時間バッテリー駆動で使いたいと思ったら
「大容量バッテリー」も捨てがたい。

実際のバッテリーの持ちとしては【VAIO標準設定】で使ったとして、
「標準バッテリー」だと約2時間30分、
「大容量バッテリー」であれば約5時間。

重量的には
「標準バッテリー」装着時で600g、
「大容量バッテリー」装着時で700g。


「大容量バッテリー」は
その増えたバッテリー分だけが底面に向かってせり出すものの
別のPCとは違って極端なほどに飛び出るというほどではない。

テーブルに置くと
バッテリーのせり出した分だけ
本体の底面を持ち上げるようになるので、
キーボード手前から後方に向かって、
斜めの傾斜がついて打鍵しやすいというメリットがあるとも言える。


究極までの軽さと天面と底面がフルフラットになった
「標準バッテリー」が一番の魅力ではあるけれど、
頻繁に本体を持ち出して
外で使う事が多いとなるとバッテリーの持ちも非常に重要。

ちょうどバッテリーの持ちは2倍くらいなので
どうしても見た目にこだわりたい場合は
「標準バッテリー」を1個プラス予備をもう1個で持ち歩くのも手だし、
本体一つにまとめたいなら「大容量バッテリー」に決め打ちしてしまうのもひとつ。

もしくは使うシチュエーションに合わせて
「標準バッテリー」と「大容量バッテリー」それぞれを
使い分けるとか。

・VAIO typePの大小バッテリーのスタイルと駆動時間の違い。

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「VAIO Pシリーズ」iconのスペック的には
CPUはAtomシリーズなので極力高い「Z550(2GHz)」を選んだほうが良いし
そのレスポンスと、ボディが小さいからこそ
気軽にどんな場所でも取り出して使う事を考えると
ストレージは絶対にSSDを選んでおいたほうが良いというのは
だいたい検討がつくところだけど、
実は一番悩んでしまうのが
カラーやデザインだったりバッテリーの大小だったりするので
画像が何らかの参考になれば。


【VAIO typeP特集ページ】
【VAIO typeT特集ページ】
【VAIO typeZ特集ページ】

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