前回の案内どおり、
ソニー・エリクソン製Android「Xperia(SO-01B)」の
バージョンアップが11月10日から開始!
・Xperia(SO-01B)のAndroid 2.1含むバージョンアップは11月10日!
・Android 2.1対応OSバージョンアップ:sonyericsson
Xperiaが国内で4月に発売されて
6月、9月に続いて
今回で3回目のアップデート。
・Xperiaにフリック機能付きPOBoxやレスポンス改善のアップデート!?
・Xperia、2度目のアップデートで、強烈に使いやすくなった「POBox Touch 3.0」
当初の予定では、9月末だったものが延期され、
一体いつになる事やらと散々待たされたけれど、
ようやくこの日がやって来た。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
予告されたように10日の18時頃から
PCのみによるソニーエリクソンのアプリ「アップデートサービス」を
利用してのアップデートという形になったけれど
大きな混乱もなく順調にアップデート出来たみたいで。
更新ファイルのサイズは155.4MB。
アップデートファイルを読み込んだ後に
PCからXperiaを切り離して再起動すると、
またしばらく更新に待たされて
ソニーエリクソンのロゴとともに起動すればOK。
立ち上がりののっけから
ものすごい親切なセットアップガイドからスタート。
既に使い慣れているとあまり必要のない
わかりきった内容ではあるのだけれど、
初めてXperia(スマートフォン)を使う人にとっては
かなりありがたいウィザードかもしれない。
最初のセットアップが終わった時点では、
データ更新処理のために数十分程度は動作が遅くなるので
それまでは電源を切らないでねという注釈があるので
最初は不用意な事をせずに待ったほうがいいかもしれない。
内容を確認すると
ファームウェアは、2.1-update1
ベースバンドバージョンが“1.0.36”から“2.0.27”へ、
ビルド番号が“R1EA029”から“2.0.B.0.138”へと変化していた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
まず最初に気づかされるのが、フォントの変化。
セットアップウィザードからメニュー内の文字
ブラウザやメール、ツイッターと
どのテキスト文字をみても
やわらかい親近感のあるフォントというだけではなくて
文字の大小にかかわらずとっても読みやすい。
ホームスクリーンが3ページだったものから5ページになって
今まではスペースを食ってたウィジットが
置きやすくなったのはいいかも。
そのぺージの移動は、左右のドラッグ以外にも
画面下タップをタップするだけでも移動できるのは
ジェスチャーが小さくて楽。
長くタップすると5ページのホームスクリーンが
サムネイル表示して全体の中身を把握できるあたりは
Windows Vista/7を彷彿させる。
メニューを呼び出すのは
下から上にフリックだったものから
中央下にあるアイコンをワンタッチに変わっていて
これがまだ慣れなくて最初のうちはついついフリックしてしまうクセが出る。
他にも
画面上のタスクバーが巨大化していたり
メニュー画面の1画面に表示されるアイコンの数が
4×4の16個から4×5の20個に増えて
もちろんここでのフォントも読みやすくて
見た目に今までとまるで違う印象を受けるというか
まるで別のスマートフォンを触ってる気分になる。
しらばく放置すると
ロック画面に切り替わるのだけれど、
そのロック解除の方法が
今までは弧を描くジェスチャーだったものから、
左から右へスライドするシンプル動作に変更。
距離が短く直線になったので
解除が容易になったのと
前は微妙に挙動が怪しくて開きたい時に開かなかったのが
今回は非常にスムーズにスライドする。
逆に右から左へスライドすれば
サウンドのON/OFFになっていて
このあたりも素直に便利。
ふと、この時に気づいたのが
画面上部に「NTT DOCOMO」の文字が2つ重なって表示されていて
なんだかこれって意味があるんだろうか?と思っていたら
これはどうやら
Android 2.1の仕様で、挿してるSIMと
受けている電波のキャリアを表示するためにこういった表示になるらしい。
で、一番気になっていた動作については、
アップデートの直後は
内部で処理をしたようなのでイマイチな動きしかしなけれど、
時間が経過するとアップデートした恩恵が現れる。
Xperia自信のアップデートの前と後で比較すれば、
これは確実に機敏になっているのは体感するほどにわかる。
iPhoneほどのぬるぬる感があるか?
というとここにはまだ追いついてなくて
まだ多少引っかかり感はあるにしても、
指でスクロールしたりする際の画面の追従も軽快になっているし
このくらいまで改善されているとイライラも随分減りそうな気がする。
それと、通話中の画面に
「連絡先」「スピーカー」「ミュート」「ダイヤルキー」といった
アイコンを表示されていて、
通話中でもこれらの操作が出来るのと出来ないのとでは
全然使い勝手が違うのでこれは助かる。
連絡先一覧からでも
写真部分をタッチすると
通話やメールなどのショートカットキーが表示されて
そこから電話意外のアクセスをとれるというのも
これはなかなかおもしろい。
アプリ関係では
独自アプリのMediaScapeやTimeScapeも処理速度が向上していて
今までは、何をするにしても
プチフリしたような状態になって使う気が失せてしまってたのに
ようやく使ってもいいかな?と思えるくらいまでにはなってきた。
マルチタッチは非対応だし
FLASHにも対応していないという点は残念ではあるけれど、
デフォルトのブラウザを使ってみると
かなり反応がよくなっていて
ダブルタップして拡大表示とかスクロールとか
以前よりは随分と使い物になるレベルになっていて
これはこれでアリかな?と思えなくもない。
HD動画撮影も試しに撮影してみると
やはりこれは非常に綺麗で
1280x720くらいで記録として残せるようになると
動画ももっと積極的に使ってみようかなという気分になれる。
挙動も悪くないし。
ただし、データ容量が巨大になるので
Youtubeにアップロードしようと思うと
WiFiからアップする必要がある。
Bluetoothの接続性もよくなっていて
今まではイマイチ接続がうまくいかなくて
毎回毎回手動で接続をしてやらなきゃいけないという手間があったのも
アップデートしてからは
Bluetoothヘッドセットを起動するとすぐにつながるようになった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
後はもう、ものすごく当たり前の事なんだけれど、
単純にAndroid 2.1に対応したアプリが使える。
さすがに1.6だとせっかくのアプリなのに
使えませんという事も最近は遭遇するようになって来てたので
対応幅が広がったのは素直にうれしい。
アプリの更新もまとめて出来るようになったのも便利だし。
調子にのって
動く待ち受け画面の「ライブ壁紙」でも入れてみようと思ったりもしたけど
どうにも今までバッテリーの消費で苦労させられてるXperiaだけあって
このあたりは使いながら様子を見ようかなとは思うけど。
何にしても
今回のアップデートは単純なAndroid 2.1になったという恩恵だけじゃなくて
スマートフォンとしていかに便利に使えるか?
という事を充分に考慮して細かい点にまで修正が加わっていて
もう本当に今までのXperiaとはまるで別モノと言っても
言い過ぎじゃないほどに進化。
Xperia(スマートフォン)の敷居が下がったというか
これならかなりの人に受け入れられるんじゃないか?
というくらいのフレンドリーさを感じられて
今までのXperiaにガックリ来てる人はぜひアップデートをお勧め。
今回のアップデートはものすっごく良かった。
Android 2.2へのアップデートは今のところ全く未定らしいけど、
出来ればぜひやって欲しい。
最新ネタは、Twitterでつぶやき中!ID:kunkoku
【TOPページへ】