新しく
「NEX-C3」に搭載されてる「ピクチャーエフェクト」をはじめとした機能が
既に発売済みの「NEX-5」や「NEX-3」、「α55」、「α33」にも搭載される
ファームウェアアップグレードが6月20日(月)から可能になっていたのだけど、
遅ればせながらアップグレードしてみた。
・デジタル一眼カメラ「NEX-3」、「NEX-5」ファームウェアアップグレードのお知らせ
・デジタル一眼カメラ"α33"「SLT-A33」、"α55"「SLT-A55V」ファームウェアアップグレードのお知らせ
いちおう、「NEX-5」、「NEX-3」と、“α55”、 “α33”には
共通して「ピクチャエフェクト」は搭載されつつも、
他の機能はそれぞれ若干違うので以下に列挙。
●「NEX-5」、「NEX-3」
1.「ピクチャーエフェクト」機能の追加
2. MF(マニュアルフォーカス)時のピーキング機能の追加
● “α55” “α33”
1.「ピクチャーエフェクト」機能の追加
2. D-RANGEボタンによく使う別の機能を割り当てることができる機能を追加
3. ファインダー上で、すべての撮影情報を表示させないモードを追加
4. メニュー選択の操作性向上
5. 対応する外部フラッシュを使用して、ワイヤレス発光でハイスピードシンクロ撮影できる機能に対応
(“α55”のみ)
6. クリップオンLCDモニター『CLM-V55』などの外付けモニターを接続して使用した際の水準器対応
ファームウェアのバージョンは、
「NEX-5」、「NEX-3」がver.3.00、
“α55” “α33”がver.2.00。
専用のアップグレードファームウェアをPCにダウンロードして
実行すると、「Firmware Updater」が起動。
USBケーブルでデジタル一眼カメラをPCと接続して
ウィザードを進めていくとアップグレードされるので
最後にカメラをリセットして終了ー。
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じゃ早速「ピクチャエフェクト」を使ってみよう。
と言ってもその効果に合わせた被写体を探すヒマなかったので、
もうてっとり早く目の前にあったトリコロールカラーのガンダムで試してみる。
「ピクチャエフェクト」は全部で11種類あるので、
同じ被写体をあえて同じアングルで撮って雰囲気がどう変わるか?
撮影した画像は、
「NEX-5」に、
マウントアダプター「LA-EA1」経由で、
マクロレンズ(DT 30mm F2.8 Macro SAM)「SAL30M28」をくっつけて撮影したもの。
【ポスタリゼーション(カラー)】
全体にデフォルメされながら原色のみで再現される。
ハッキリと端的に表現されるので、
実在する物体が、よりイラスト風になるのがおもしろい。
【ポスタリゼーション(白黒)】
その白黒バージョンがこっちで
表現方法は同じく、白黒の印刷風味というか墨で描いた劇画調っぽく仕上がる。
けど、どちらも白飛び黒ツブレが極端に出やすくなるので
露出の合わせどころが感性の分かれ目っぽい。
【ポップカラー】
色合いを強調したまさしくポップなカラーに仕上げる。
青赤黄色がより鮮やかに浮き立っていて
オリジナルとは違う楽しさが味わえる。
【レトロフォト】
古びた写真のようなコントラストを落としたセピア色に仕上がるモード。
だけど、これはかなり微妙!
効果が微妙ではなくて、効果に対する被写体が微妙すぎて全然あってない(汗
古い建物とか人物とかそういったものに使うべき。。
【ハイキー】
明るくて、透明感や軽さ、優しさ、柔らかさをもった
イメージの画像に仕上げるモード。
けど、ガンプラに透明感やら軽さ、優しさ、柔らかさはいりません…
ただ白っぽくなって終了ー。
【ハイコントラストモノクロ】
モノクロでもより明暗を強調させるので
本来なら、被写体と背景を含めた全体の世界観がモノクロで表現される。
えぇ、別の作例を用意したほうがいいかと思われます・・・。
【パートカラー(レッド、ブルー、イエロー、グリーン)】
ひとつのカラーだけを残し、
その他の部分は全てモノクロになるパートカラーは、
レット、ブルー、イエロー、グリーンから選べる。
そう!まさにこのためにあるようなトリコロールカラー!
ガンダムには、赤青黄色全てが色分けされてるから
この効果がよくわかる事。
さすがにグリーンはないよね?と思って撮影してみたら、
右肩の識別灯にあたる部分がグリーンだったらしく
そこだけが見事に緑色で抜かれていた。
【トイカラー】
レトロっぽさが入りつつ周辺が暗くなって独特の雰囲気を醸し出す。
これは、物撮りをしてもその被写体を特別なモノに見せてくれるというか、
おそらく今回の効果の中で一番にわかりやすくて良い雰囲気の写真が取れそう。
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本当は手抜きせずに、
それぞれ作例を撮影すれば、もっとその効果がわかりやすかったかも?
と思いつつ、室内で何気なく物撮りする時でも
いつもの同じ画像だけじゃなくて、雰囲気を変えた写真が撮れる事がわかって
また写真を撮る楽しみが増えた感じ。
それと、「NEX-5」に追加された
マニュアルフォーカス時のピーキング機能も、ピント合わせにとっても便利で、
どうせなら、”α55”にも搭載してくれたら良かったのになーと思ったり。
ひとまずは、バージョンアップでこうして新しい機能を追加してくれるのはとってもありがたい。
持っててまだバージョンアップしたなかったって人は、
今回は面倒でもやったほうがもっと楽しさを引き出せるはず。
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