2011年07月05日

VAIO史上最強のパフォーマンスと妥協のないモビリティを持ったVAIO Zシリーズ!(前編)

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先日、海外では先んじて発表された新VAIO Zシリーズついに国内でも発表!

なぜVAIO Zシリーズがセパレートという道を選んだのか!?
このデザインとスタイルがどういう理由でどういった意図から完成したのか?
その内容を見て聞いて来たのでそれを解説しよう!

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<Important(超重要)>

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と、その前に非常に重要なポイントとして、まず何よりも今回の新VAIO Zシリーズは、
実際の受注が行われる際の混雑を避けるために
[先行予約エントリー]を採用しているという事。

1年前のZシリーズの時も、アクセス過多によるサーバーダウンに見舞われて
購入ページすら開かないという最悪のケースを避けるためにも
せっかく買えたとしても、納期がはるか先になってしまったりしないためにも
購入する気があってもなくても、まず真っ先にエントリーを済ませておく事を本気でオススメ!
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情報を得るのは後からでもゆっくりできるので、何よりも先にエントリーだけは済ませておくべき。

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<究極のモバイルの追求という重要なテーマ>

究極のモバイルノートPCを求めて来たVAIOの変遷を振り返る。


2008年7月に登場したZシリーズ(VGN-Z90)は、
パフォーマンスとモビリティの融合、
「性能もモビリティもデザインもあきらめない」、「妥協のないモバイル」をコンセプトに
液晶天板にカーボン素材を採用し、アルミのパームレストといった素材感と軽量化を施し
CPUやGPU、光学ドライブを含めて新しいハイエンドモデルを目指した。

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2009年10月、Windows7の発表と同じタイミングにして
「まるで紙のノート」という究極のモバイル、
薄さ軽量化をつきつめたモデルXシリーズが登場!

11.6型というサイズに、フルフラット13.9mmという極限までの薄さと
655gという超軽量ボディを持ったモバイルノート。

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そして2010年3月、Zシリーズの進化形として
パフォーマンスとモビリティの融合をさらに突き詰めて
「持ち歩ける書斎」という領域に突入。

フルHDという超高解像度やクアッドSSDという超高速レスポンスなど
Zシリーズを超える存在新Zシリーズ(VPCZ1)として現れた。

そして、Z11が販売終了して数ヶ月が経ち、
その次なる妥協なきパフォーマンスとモビリティの高次元の融合という
難しいテーマをクリアするモバイルVAIOはどうなるのか?

途中で海外リーク情報が流れてきたために
いろんな憶測が飛び交いはしたものの、姿を現したのは
4月にSonyTablet発表時に「Ultimate Mobile PC」として紹介されたあのモバイルVAIOだった。

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そのコンセプトとしては従来のZとは変わらず、
”VAIO Z Series Beyond the ultimate”
「VAIO史上最強のパフォーマンスと妥協なきモビリティを」

「真のパフォーマンス」と「真のモビリティ」、
使うシーンに合わせて選べるPCソリューションとして、
仕事場や自宅では「真のパフォーマンス」を発揮するために
標準電圧版CPUや高速SSDを搭載し、
「Power Media Dock」を接続する事でさらなるパフォーマンスと性能拡張を持たせ、
出先では「真のモビリディ」を実現するために
究極までの軽量化や薄型化、そしてロングバッテリーといった外出時に必要な機能をする。

それを現実のものとするために、
新VAIO Zシリーズは、Made in Japan、Made in NAGANO(長野)
長野県の安曇野で設計され生産されている。

単純に、VAIOの里である長野(安曇野)でやるというのは
ただ国内生産だから良いというわけでない。

設計から商品企画も全てをチームとして創り上げる。
Xシリーズでもそうだけど、あの薄型モデルが完成したのは、
例えばチップをマザーの上だけに載せる片面実装といった技術が伴う。

通常であれば、PCというのはパソコンを開いてキーボードをはがした状態から
そこにいろんなものを埋め込んで、最後にキーボードをはめて作るといった工程のため
どうしても数ミリ単位で本体がブ厚くなってくる。

それを、長野(安曇野)で設計すると、
本体の裏側から作りこんでいくといった内部作りから設計が入ってくるため
その薄さが実現できたという経緯がある。

安曇野設計、安曇野生産というのはいわゆる日本のSonyのVAIOの技術の結集とも言えるのであり
今回の新VAIO Zシリーズもまさしくそうして生まれてきたVAIOとなる。

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<軽量・スタイリッシュデザインと基本性能の両立>

まずはその高い剛性を実現する素材と構造。

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採用された素材は、
液晶天板と、背面といった外装部分には、
軽さと剛性を兼ね備えたモバイルVAIOの証となるカーボンを採用、
織り込まれたパームレストやヒンジといった部分には、
堅牢性を確保するためにアルミニウム合金を採用。

そして素材に頼るだけでなく、
閉じたときの断面が六角形に見える事から「Hexa-shell(ヘキサシェル)」といった形状で
剛性を高めるデザインを採用、
その見た目にもフルフラットなデザインは非常に美しい。

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これは、VAIO S(SA/SB)シリーズに初めて採用されたデザインコンセプトで
カーボン外装と合わせて高剛性を実現して
上からの加圧などに対して強度が高く、
縦横、上下、前後といった全方面から本体を保護をする。

そうして、出来上がったフルフラットボディは、13.1型のフットプリントを持ちながらも
約16.65mmという薄さと重量も最軽量値で約1.165kgという軽さを実現する。

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バッテリーにしてもただ単純にスイッチではずれる仕様ではなく
8つのスクリューネジで本体にガッチリと固定する。

通常こういった開口部というのは強度が不足しがちになるけれど
曲げても歪みのないバッテリーが構造体として機能している。

確かにその剛性感は本物で、実際にこのZシリーズの角をもって揺らしてみても
歪みのない堅牢なボディだという事を実感できる。
持ち運ぶ時のひとつの不安要素が確実に省かれている。

ちなみにVAIO S(SA/SB)シリーズでは、精密ドライバーなどの2つのネジをはずして
外装のフタをはずした後に、内部のバッテリーを交換する方式になっているけれど、
VAIO Zシリーズでは、コインでもあけられるネジ穴になっていて
交換時の整備性も確保、メーカーに預ける必要はなく自分でメンテナンスできるのも利点。

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また、「コンシールドヒンジ」といわれるヒンジ部は、
薄型ボディの画面を開いた際には液晶ディスプレイ部と本体部の継ぎ目がみえないデザイン。

「コンシールドヒンジ」はアルミ素材で剛性感も高く
液晶画面を開くと、本体を支えるほどにヒンジ部がチルトして床面と接地、
気になるグラつきはほぼ皆無に等しく
打鍵していてもディスプレイが動いてしまうという事もない。

ヒンジがないデザインになると、キーボード面を画面に近づける事ができて
その分パームレスト部分を広くとる事ができて、タイピングの際にもゆったりと手を置ける快適さや
結果として、バッテリーの大型化にも寄与してよりスタミナ化がはかれるといった
全て計算によって作られている。

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冷却に対するこだわりも見せていて
薄い筐体に通常電圧版のCPUを載せて冷却は大丈夫なのか?という疑問が浮かぶのだけど
冷却機構には、初となるデュアルファンを搭載
(今までは1枚のファンで冷却。)

この二つのファンも41枚と37枚ということなる羽の枚数から
計算された効率的な吸気を行っていて、
さらにサイドにあるエアインテークからの吸気に加えて、
キーボードの横にあるスキマも吸入口になっていて、
これら全てからフルに空気を吸い込んで効率的に排熱。

今や、VAIOの必須アクセサリーになっているキーボードウェアを辞めてまで
徹底的な冷却へのこだわりを見せ、薄型ボディでも吸排気効率を疎かにしていない。

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フルフラット、薄型化実現のため、かつてVAIO Xシリーズでも採用された
裏面からの実装をVAIO Zシリーズでも採用、
フタを外して中をみると、基板やファン、SSDなどがものすごい密度で実装されていて
そのパームレスト裏にあたる残りのすべての部分をバッテリーにあてるといった
涙ぐましいまでの実装努力をまざまざと見せつけられる。

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もちろん、外装パネルを取り付けたその底面のデザインにも気を使っていて、
底面にあるのディアルファン吸気口も六角形を基調とするデザインに統一し、
さらには底面のビスの取り付け位置も左右対称にするといった
こだわった機能美を追求するためのデザインとなっている。

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<ストレスフリーなPCとしての価値>

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モバイルVAIOとしてもVAIO Zシリーズには妥協は許されない。

仕事の時間は一分一秒たりとも無駄にできない!
そういった要求に応えられるストレスの感じないマシンじゃなきゃいけない。

まずはその基本パフォーマンスとして、
”SandyBridge”の通常電圧版のCPU
VAIOオーナーメードではCore i7 2620M(2.70GHz)をはじめとして、
予算に応じで、Core i5、Core i3を搭載できる。


そして、快適と思わせられるのが「Quick Boot」による高速起動
既にVAIO S(SA/SB)シリーズなどにも搭載されている機能で
電源を押してから立ち上がるまでが最速で約13秒程度と異常な速さ!

従来のVAIO Zシリーズ(VPCZ1)ですら十分に速いと思っていたのに
それでもやはり30〜40秒かかっていたものからすれば、
新VAIO Zシリーズの約13秒という速さは驚異的としか言いようがない。

でも確かに、最近はタブレットやスマートフォンといったものが普及してくると
使いたいと思った時にすぐにサクっと使えるのは魅力というより当たり前になってきていて
そことはジャンルが違うとはいえ、モバイルPCでもその時間を大幅に短縮してくれるのは
非常に助かるし、
移動時間のほんの少しの間でも立ち上げてより仕事を進める事ができる。

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それと、パッと見には気づかない恐ろしいまでのSSDの劇的な進化!

従来のVAIO Zシリーズ(VPCZ1)が第1世代のSSDだとすると、
今回の新VAIO Zシリーズの
量販店などで販売されるリテールモデル(標準仕様モデル)が第2世代のSSD
VAIOオーナーメードモデルが第3世代のSSDという事になり、
比較すると化物のように大幅なパフォーマンスアップしているのがわかる。

ベンチマークで比べると、
VAIO Zシリーズ(VPCZ1)の第1世代SSD RAIDと、
新VAIO Zシリーズ(VPCZ2)の第2世代SSD RAIDを比べると約2倍のスピード
新VAIO Zシリーズ(VPCZ2)のVAIOオーナーメードモデルに搭載される
第3世代SSD RAIDになると約3倍ものアクセススピードになる。

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細かい話をすると、
本体側のHOSTとSSDとの間でのSATAの通信速度が、
従来の3gbpsから6gbpsへと2倍の転送速度に対応したRAIDモジュールになっていて
HOSTとSSD間でのコマンド発行時間が短縮され、実データ転送時間も短縮して、
シーケンシャルの大きいデータも、ランダムも小さなデータも転送速度が一挙に向上している。

さらには、WAY数が容量によって違うため、
その容量が増えると動作速度もその分高速になる。

例えば、Crystal Disk Mark3.0でベンチマークを計測した場合、
新VAIO Zシリーズ(VPCZ2)の【SATA 3Gbps Dual SSD】を基準とした場合でも、
新VAIO Zシリーズ(VPCZ2)の【SATA 6Gbps Dual SSD】では、
128GBで約150%、256GBで約170%、512GBで約180%前後の速度アップとなる。

今回、クワッドSSDは存在しないのは、
第3世代SSDがデュアルの状態で、第1世代のクアッドSSDの転送速度の2倍を誇っているためで
最速のSSDは、VAIOオーナーメードでこそ手に入るという事になる。

ちなみに、見せてもらったデモ動画では、
1GBのファイルを本体にコピーするといった実験では、
VAIO Zシリーズ(VPCZ1)の第1世代SSD RAIDが15.44秒
新VAIO Zシリーズ(VPCZ2)の第2世代SSD RAIDが9.34秒
というほどに速度差が現れ、
さらに、新VAIO Zシリーズ(VPCZ2)の第3世代SSD RAIDになると、7.27秒
データ転送を追えるなど、もう何かJPEGの画像でも転送してるんじゃないか?
といった錯覚を起こすほどに飛び抜けて速かった。

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また、仕事効率を大きく左右するディスプレイに関しても、
1600x900という解像度から、
フルHDとなる1920x1080という超高解像度も選択が可能。

「1920x1080」の解像度では、AdobeRGBカバー率96%を達成して、
広色域のディスプレイで、写真や動画を正しい色で表示できる
VAIOディスプレイプレミアムを搭載。

単純に13.1型という大きさの液晶ディスプレイに1920x1080という解像度を詰め込もうとすると、
高解像度になってTFT素子が増えるため
液晶の透過率が下がってしまい画面が暗くなるという現象が起きてしまう。

その輝度低下を防ぐためにはデスクトップ用のディスプレイであれば
単純に光の出力の高いLEDを使って補う事はできるのだけど、
それをノートPCでやってしまうとバッテリー消費が激しくなってしまうため
そこで30%もの発行効率の高いLEDを開発しLEDの光の成分を調整するという手法を採用。

LEDの光の成分の調整というのは、
通常の白色LEDは、青色LEDの表面に、黄色の蛍光体を塗る事で白い光を出しているものを
新たに青色LEDの表面に、赤と緑色の2色の蛍光体を塗る事で、
カラーフィルターに最適な白い光を出すようにしている。

これによって、効率よくディスプレイの輝度を上げる事ができ
高解像度からなる暗さをなくし、さらにはAdobeRGBカバー率96%を達成するまでの
色再現度を手に入れる事が出来ている。

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1920x1080ドットという解像度があれば
デスクトップで使っている主要なディスプレイの解像度と同じで、
だとすれば、仕事場や自宅にあるデスクトップの作業領域を
そのままモバイル環境でも扱えるという事になって
ノートだから仕事効率が半減してしまうという事がない。

もちろんディスプレイにはアンチグレアと低反射コートが施されていて、
液晶にあたって反射する光をある程度拡散する事で映りこみを減らしたり、
不意に液晶に触れてしまった場合でも
細かい傷がつきにくいハードコーティング処理も施されていて
外出先でも積極的に使える仕様になっている。


●VAIO史上最強のパフォーマンスと妥協のないモビリティを持ったVAIO Zシリーズ!(後編)
に続く。

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<Important(超重要)>

しつこいけどもう一度。
今回の新VAIO Zシリーズは、実際の受注が行われる際の混雑を避けるために
[先行予約エントリー]を採用しているという事。

1年前のZシリーズの時も、アクセス過多によるサーバーダウンに見舞われて
購入ページすら開かないという最悪のケースを避けるためにも
せっかく買えたとしても、納期がはるか先になってしまったりしないためにも
購入する気があってもなくても、まず真っ先にエントリーを済ませておく事を本気でオススメ!
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詳しくはソニーストアのVAIO OWNER MADEへ。



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7月9日(土)22時40分頃からUstream配信。お題は人呼んで新VAIO Zスペシャルっ!【ソニーが基本的に好き。】at 2011年07月09日 21:33