・新VAIO Zシリーズのカスタマイズ状況[8月4日(木)10時〜21時データ]
の続き。
新
VAIO Zシリーズの先行予約エントリーが8月4日10時から始まって、
翌日5日(土)にも予想を上回るオーダーが入っていてかなりビックリしつつも
より多くのデータからオーダーの内訳を把握する事が出来たので
最終的に7日(日)までの全データを含めて再度統計データを算出しなおしてみた。
一応、「ソニーが基本的に好き」経由でオーダーの入ったもので
・8月4日(木)10時〜23時59分
(第一次エントリー30,000以上〜5,000STAR)
・8月5日(金)0時〜23時59分
(第一次エントリー2,000STAR〜第二次エントリーのゲストの0STARおよびゲスト)
・8月4日(木)10時〜8月7日(木)23時59分(〜一般受注)
のそれぞれの受注スペックの選択比率を掲載。
幸いな事に、初日と2日目の実績台数は多少前後するものの
大きく変わらなかったため、代数的な割合もそのまま比較しても差し障りがないと思われる。
また、トータル集計のみ、6日、7日の実績台数を加えて全体の比率を表示。
より精度を高めるため小数点第1位までを表示している。
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<新VAIO Zシリーズのオーダー内訳(8月4日〜7日)>
あくまでもこちらを経由したデータからの集計となるため
ソニーストア全体の比率とは異なることに注意。
(また一部にはピッタリ100%にならないところもあるのであくまでも参考値として。)
<OS>
OSについて、
初日よりも2日目でよりProfessionalの選択傾向が高まっていて
最終的には61%を占める割合になっている。
価格的にはもっと多いと思っていたHomePremiumはこの4日間ベースでは30%に落ち着き、
Ultimateは約8.7%となった。
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<カラー選択>
カラー選択としては、
あいかわらずというかさすがというかプレミアムカラーとしての
「カーボンブラック」の人気は変わらずあるもののが圧倒的で
4色の1色であるにもかかわらず70.3%にも及び
VAIO Zシリーズの顔としての人気を誇っている。
また、おもしろい事にブルー、ゴールド、ブラックのチョイスにも変化があり、
初日で頭ひとつでていたゴールドと入れ替わるように
2日目でブルーとブラックの数が伸びて
結果的に、3色はほぼ均等に数を分け合う形になった。
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<PowerMediaDock>
光学ドライブと外部GPUという役割だけでなく
ポートリプリケーターの役割もはたしてくれるPowerMediaDock。
本体だけのパフォーマンスもかなり良いため
PowerMediaDock不要論も出てきたけれど、
外部GPUのパフォーマンスもかなりのもので週末Ustでも発覚したとおり、
グラフィク系の排熱処理をPowerMediaDock側が担ってくれるので
CPU本来の力を発揮できるというメリットもある事がわかった。
という事で、2日目にはDock非搭載も増えて来たものの
それでもトータル数で76.2%もの選択率はあるわけで非常に搭載率は高い。
くどいようだけど、後で買うよりも同時購入のほうが安価に購入できるという事と
同色カラーが同時購入でしか手に入らないという事を考えると
同時に買っておくのが間違いなくオススメ。
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<プロセッサー>
CPUはもう本当にブレる事なく最上位のCPU
「Core i7-2620M(2.70GHz)」一択。
そして、それ以外のCPU選択においても
エントリーの「Core i3-2310M(2.10 GHz)」は全くのゼロで、
TurboBoostできる「Core i5-2410M(2.30GHz)」以上の選択となっている。
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<メモリー>
メモリーに関しても、後から増設できないという事もあるので
CPU同様に8GB一択状態。
というか、最上位CPU「Core i7-2620M(2.70GHz)」とメモリー「8GB」の組み合わせは
もうほぼセットのようなもので、
それ以下のCPUと4GB、6GBで組み合わせが一部というカスタマイズ内容だった。
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<ディスプレイ>
ディスプレイも
フルHDの高解像度と色再現性に優れるAdobe RGBカバー率96%を搭載する液晶の
選択率が96.5%。
このフルHD液晶ディスプレイは、VAIO Zでしか選択できないし、
文字の小ささはDPI変更での調整もできるので
おすすめは間違いなくフルHD液晶ディスプレイ。
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<ストレージ>
まったくの予想外の展開をみせた第3世代SSD RAID!
初日にはなんと半数に迫る選択されっぷりの約512GBだったけれど、
さすがに2日目にはやはりコストパフォーマンスの高い約256GBが躍進、
総トータル数では最終的に51.2%の選択率を誇った256GBが大多数となった。
といいつつも、同じ第3世代の安価な128GBよりも
3倍にもなる36.6%が512GBを選択しているという事実も物凄い。
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<無線WAN、WiMAX、無線LAN>
NTTドコモの
「FOMA HIGH-SPEED」を利用できるワイヤレスWANは
2日目になると選択率がガクっと落ちた。
けれども、逆にとというか、WiMAXの選択率はコンスタントで
なんと45.3%という約Z購入者の半数がWiMAX装備で購入しているという事になる。
もちろんWWAN搭載&WiMAX選択という最強モバイラー状態もありつつ
WiMAXの急成長っぷりに驚いた。
また、WiMAXと搭載しない場合でも
ワイヤレスLANのアンテナの本数を増やしたMIMO3x3の選択率も多くて
いかに良い状況を作り出そうとしているかというのがよくわかる。
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<ノイズキャンセリングヘッドホン、指紋センサー、TPM>
デジタルノイズキャンセリングヘッドホンの選択率は53.5%、
指紋センサーの選択率が59.9%、
TPMセキュリティチップが37.2%。
傾向としては、指紋センサーとTPMセキュリティチップを同時に付ける、
もしくは、指紋センサーのみを付けるという選択肢が多かった。
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<HDウェブカメラ>
HDウェブカメラに関しては、
初日は非常に高い選択率を誇っていたけれど、2日目になると非搭載率も増えてきたようで、
傾向としては全部載せというよりは
必要なものと不要なものを分ける人が増えた印象。
ただ、非搭載にするとベゼルの本来カメラが装着する部分に目隠し板が装着されるだけなので
スタイル上、HDウェブカメラを選択するという傾向も強い。
それでも最近は、Skypeや、Google+のビデオチャットといった
コミュニケーションツールが多いので付けて置いて損はないはず。
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<キーボード、バックライトキーボード>
キーの文字についても、
初日は、
日本語(かななし)配列の選択率が非常に高かったものの
2日目には急激に減っている。
これには理由があって、
実は途中から日本語(かななし)配列とバックライトキーボードの組み合わせで
納期が異常に遅くなるという状況が出始めたため
かなり顕著な選択肢の変化が起きている。
英字配列は必要としている人が選択しているという様子で
全体からする割合としては安定。
バックライトキーボードの搭載率も非常に高く
やはり、3種類のキーボードどれからでもバックライトキーボードがチョイスできるというのは
非常にありがたい。
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<バッテリー>
駆動時間は約17.5時間にまで伸びて、さらなる長時間運用が可能になる
拡張用シートバッテリーについても、
後から購入できるにもかかわらず、23.3%もの選択率。
拡張シートバッテリーを装着しても
約24.7mmという薄さをキープしつつ、1.7kgの重量にしかならず
実際に電源の確保できない場所での長時間使用にはとても心強いアイテムとなる。
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<長期保証サービス>
さすがに、2日目にもなると
長期保証の
「5年ベーシック OR 3年ワイド無料」クーポンを持っていない人がでてくるため
自然と<ベーシック>保証の選択率が上がってくる。
というか、初日の
<3年ワイド>保証選択率の高さは凄いというか
皆持ってるクーポンをここぞというタイミングで使っている模様。
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ちなみに、
平均単価も算出してみていかがその金額。
8月4日(木) ・・・291,719円
8月5日(金) ・・・264,563円
6日(土)、7日(日)・・・251,792円
近年のPCの低価格化は一体どこへ行ってしまったのか?
と思えるほどに非常に高い性能でのカスタマイズが目立った。
特に初日での第3世代 SSD RAIDの装着率といい、
PowerMediaDockや拡張バッテリーの同時購入率の高さといい、
妥協なきマシンを作るという姿勢がはっきりと見えていて
ほぼフルスペックというマシンが多数あったのには本当に驚いた。
でも、これはそれだけVAIO Zシリーズというもののクオリティの高さを裏付けるもので
それだけに愛情を注いでいるからこその作りあげるマシンになっているのだろう。
おそらく、単純にCPUやメモリーといった目に付く性能の数値が多いマシンをみて
いかに安くコストパフォーマンスさえ高ければいいやという次元で見ていると
おそらくこのVAIO Zシリーズの本質的な価値は見えてこない。
でも間違いなく自分のカスタマイズしたVAIO Zシリーズが手元にとどいて
目で見て、指で触って、電源を入れて動作させて、
五感で感じられるそのクオリティに間違いなく感動できるはず。
まず初回出荷で届くのは発売日の8月13日(土)。
この日を指折り数えて待っていよう。
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