・新VAIO Zシリーズのを手にした時に感じる軽さと薄さ、そして質感の感動。
・使いたい時に思い通りに気持よく使える、それが新VAIO Zシリーズ!
・新VAIO Zシリーズは、薄く軽くなってもパフォーマンスは上がっているのか?(基本スペック&ストレージ編)
の続き。
新
VAIO Zシリーズ(Z21)は、本体単体で駆動させても快適な動作が出来るのはもちろんだけれど、
PowerMediaDockという拡張ユニットをつなげる事で、
さらなるパフォーマンスアップも使い勝手もアップする。
もちろん、それなりの特性を持っていて
それをいかにうまく使いこなすかも重要になる。
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<PowerMediaDockを実際に使ってわかる特性>
「PowerMediaDock」は、スロットインの光学ドライブとして、
Blu-ray Discドライブか、DVDスーパーマルチドライブが存在。
そして、この中には、
外部GPUとして、「AMD Radeon HD 6650M グラフィックス(1GB)」を内蔵して
今までのVAIO Zなら本体内部に納めていた
光学ドライブと外部GPUが完全にこのDockという形で外に切り離された事になる。
さらには、LANポート、USB 2.0 × 2、USB 3.0 × 1、ミニD-Sub15ピン× 1、
HDMIの出力ポートx1(3D対応)などを備えていて、
常時つないでおくような機器やディスプレイをつなぎっぱなしにしておいて
外出時には本体だけを切り離して使うという事ができるという
今までならドッキングステーションをさらに買い揃えなければいけなかった事が
このPowerMediaDock一つで出来てしまうというのはかなり便利。
接続の方法はいたってシンプルで、
PowerMediaDockから伸びるケーブルを、本体の電源とUSB3.0のコネクタ部に
そのままガシっと装着するだけ。
つながると、
本体側ではCPU内蔵のインテル HD Graphics 3000で動作していたグラフィックスが
PowerMediaDockに内蔵される「AMD Radeon HD 6650M」へと自動的に切り替わって
外部GPUとして使えるようになる。
この時、前モデル(VPCZ1)の時の挙動に似ていて、
グラフィックスの切り替わる瞬間に、一時的に画面が消灯して、その後再度表示される。
だいたい待たされるのは3〜4秒程度。
例えば、外出先から帰ってきて、自宅にある環境とつなぎたいと思ったら、
PowerMediaDockのコネクタに接続という行為だけでそれが可能になる。
どうして今まで出来なかったことができるようになったのか?というと、
インテルの提唱しているLight Peakという技術を採用して
このVAIO Zには、USB3.0のポートの中に光接続用の端子を仕込む事で、
そこから外部GPUだけにとどまらず、
ディスプレイ出力、USB、LANといった信号までもやりとりしている。
さらに、Power Media Dock側からも電源が供給されるので
ケーブル1本しか抜き差ししなくて良いというのは使う上では楽。
ただし、このPower Media Dockとの接続には注意すべき点が一つある。
というのも、
本体に電源が入ったままでもこのケーブルの抜き差しが出来るのは良いとして
“外す時にはその手順”があって、
まず、グラフィックスを利用しているアプリを終了して、
その後コネクタ部分にある「UNDOCK」ボタンを押して青いランプが消える事を確認する必要がある。
実際に、この動作がメンドくさいかというとそうでもないのだけど
問題はそこではなくて、それ以外のイレギュラーが起きた時。
仮に想定してみると、
間違えてコネクタを抜いてしまった時とか、
それこそPowerMediaDockの電源が不意に抜けてしまったとか停電になってしまった時。
で、これがどういった挙動になるかはやってみるしかない。
一切の手順を無視してコネクタをエイっ!と抜いてみると
抜いた直後は何事もなかったかのように動作しているのだけど、
数秒するとフリーズする…
もう、ウンともスントも言わずフリーズ。
為す術はなく、強制的に電源を落として再度立ち上げるしかない。
再度立ち上がると、
Dockが正しく取り外されなかったみたいだから
手順をきちんと守ってねというメッセージが現れる。。
あぁ、すみません…
これは、ごもっともな挙動で、
PC的はそもそも描画するには必ずGPUを使用しているわけだけど、
それを強制的にズボっと取っ払ってしまったのだからそれはどうしようにもない。
もっと簡単に考えれば、デスクトップPCで使っている途中に
グラフィックボードをウリャ!と抜いてしまう行為に等しい。
そりゃ動かなくもなるよね…
まぁ、それは理解も出来る挙動ではあるのだけど、
どうにも頭の中には、あくまでも基本ベースはモバイルノートだという概念がこびりついていて
コネクタを引きぬく行為はしないとしても、不意の停電時には、
普通のノートPCであれば単純にバッテリー駆動に切り替わると思っててて
でも実際にはフリーズして、やりかけのデータを失ってエェェ!!?って事になりかねない。。
無停電電源装置(UPS)を用意してもいいのだけど、
ノートとしての見た目的に納得がいかないというか、
理想としては、グラフィックスの切り替えもやってくれたらいいのになーとは思わなくもない。
でも、以下のディスプレイ出力機能を理解すると
それは無理だろうという事も何となくわかってくる。
このVAIO ZとPowerMediaDockを接続時には、
Dock側の
HDMI出力と
D-sub15pinの2つから外部ディスプレイに出力して、
さらにVAIO Zの画面を表示しつつ、
さらにさらに、VAIO Zからの出力(ここは
HDMI出力、もしくはD-sub15pin)とで
合計で4つのディスプレイ出力が可能なシステムになっている。
要するに
VAIO Z本体の内蔵GPU(CPU内蔵のインテル HD Graphics 3000)を使って
自身のフルHDディスプレイと外部出力の2つを担い、
PowerMediaDockの「AMD Radeon HD 6650M」を使って
HDMI出力とD-sub15pinの外部出力を担うという
どっちのグラフィックスも活動させて初めてこの出し方がMAXで可能になる。
まぁこんな機構になってたらノートPCとして考えるのは難しいなというか、
やりすぎというか、よくやったというべきか。
実際に4画面出力をするかしないかは置いといて、
ディスプレイの設定は、キーボードで、「Fn+F7キー」を押すと
複製や拡張の選択や、より細かい設定もできるようになる。
設定画面では、
VAIO Z本体とPowerMediaDockのどこの部分にディスプレイが接続されているかの検出や
もしくは接続されているディスプレイに対して出力するかしないかを決める事も可能。
さらに、PowerMediaDockをVAIO Zと接続した状態で、
VAIO Zのディスプレイへの描画出力を変更も可能。
設定の『グラフィックスモード』から「外部出力モード」を適用すると、
Dock内の外部GPU(AMD Radeon HD 6650M)を使用せずに、
本体内蔵GPU(CPU内蔵のインテル HD Graphics 3000)を使用して表示されるし、
「本体ディスプレイモード」を適用すると、
Dock内の外部GPU(AMD Radeon HD 6650M)から表示される。
文章だけ見てると非常に複雑に思えるかもしれないけれど、
こっちの設定画面を見たほうがもっとわかりやすいかもしれない。
画面上で右クリックから
「Catalyst Control Center」を開き、
開始メニューから「デスクトップとディスプレイ」→「AND XGP ドッキングステーション」と
順に進めていく。
すると、『追加ディスプレイを有効化』と『ノートブックディスプレイを向上』という選択肢から
外部GPU(AMD Radeon HD 6650M)で、
追加のディスプレイを表示したいのか?
それともVAIO Zの本体画面でグラフィックのパフォーマンスを向上させるのか?
そのどちらかをビジュアル的にその流れを把握しながら変更する事もできる。
こんな一見ややこしい設定も
実際には、外部ディスプレイを接続した時に
自動的に構成してくれているので使う側が悩む事はないのだけれど、
PowerMediaDockに外部ディスプレイをつないだ時のその振る舞いを
自分の意思で変更できるようになっておくといざという時にとても役に立つ。
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<PowerMediaDockのパフォーマンス>
ここで前回のおさらいにもなるけれど
GPU-Zでのグラフィックスのスペック。
VAIO Z本体で動作するCPU内蔵グラフィックスは、インテル HD Graphics 3000で
内蔵とは言えパフォーマンスはとても高い。
というかその高い性能が故にCPU内蔵GPUのみで本体構成に踏み切ったわけで、
外部GPUを別のDockへと移行したという経緯がある。
このインテル HD Graphics 3000に関しては、
上位「Core i7-2620M」、「Core i5-2540M」、「Core i5-2520M」の
最大クロックは1300MHzとなっていて、
「Core i5-2410M」の最大クロックは1200MHz、
「Core i3-2310M」の最大クロックは1100MHz、という違いもある。
「AMD Radeon HD 6650M」
GPU Clock :725 MHz
Memory Clock :900Mhz(128bit)
Shader Clock :600 MHz
専用のビデオメモリーは1024 MB。
PowerMediaDockに内蔵された「AMD Radeon HD 6650M」は、
LightPeak技術により、本体とは別体になりながらもそれを可能にしているのだけれど、
一応内部的な事で言うと、そのLight Peakの帯域としてのボトルネックから
本体に内蔵されている状態でのパフォーマンスに及ばない部分もある。
けれど、非常に大きな熱量を持つこの外部GPUが本体から切り離されたという事は
従来のようにCPUと外部GPUという2つの熱源を放熱しなければいけないという
モバイルPCでは最も悩ましい部分が、
本体内ではCPU部分を、Dock側では外部GPUを分担して放熱する事ができるようになった
と考えると、この2つのユニットに別れたというメリットというのも見えてくる。
複数のベンチマークテストをしていく上でも
パフォーマンスという目に見えてくる数値だけではなくて
その動作中の放熱ファンの音の様子も、
本体単体、PowerMediaDockと接続時で随分と違っている事にも気付かされる。
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では次回に、基本的なPC性能に焦点をおいたベンチマーク、3D系のベンチマークなどを、
本体単体と、PowerMediaDock接続時それぞれで計測してみよう。
続く。
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