・新VAIO Zシリーズのを手にした時に感じる軽さと薄さ、そして質感の感動。
・使いたい時に思い通りに気持よく使える、それが新VAIO Zシリーズ!
・新VAIO Zは、薄く軽くなってもパフォーマンスは上がっているのか?(基本スペック&ストレージ編)
・VAIO Zシリーズをより強烈にサポートするドッキングステーション「PowerMediaDock」
・新VAIO Zは、薄く軽くなってもパフォーマンスは上がっているのか?(基本性能ベンチマーク編)
・新VAIO Zは、薄く軽くなってもパフォーマンスは上がっているのか?(グラフィックベンチマーク前編)
・新VAIO Zは、薄く軽くなってもパフォーマンスは上がっているのか?(グラフィックベンチマーク中編)
の続き。
−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−
<3Dアクション系ベンチスコア>
●DEVIL MAY CRY 4
カプコンの「デビルメイクライ4」のオフィシャルベンチマークソフト。
DirectX 9.0c以上(DirectX10)が必須。
2008年7月に登場したアクションアドベンチャーゲーム。
前々Z(Z90)の時より継続して計測しているベンチマークのため試みた。
●VAIO Zシリーズ(VPCZ21AJ)『本体単独使用時』
[Core i7-2620M、8GB]
解像度(1280x768) :
Rank C (43.60/39.28/50.95/30.30 FPS)
解像度(1600x900) : Rank D (33.34/29.25/38.70/23.61 FPS)
解像度(1920x1080) : Rank D (25.44/22.46/29.13/18.49 FPS)
[Core i5-2410M、4GB]
解像度(1280x768) :
Rank C (41.83/37.02/49.01/27.61 FPS)
解像度(1600x900) : Rank D (30.46/27.00/35.99/21.83 FPS)
解像度(1920x1080) : Rank D (23.34/20.59/28.11/17.22 FPS)
●VAIO Zシリーズ(VPCZ21AJ)『PowerMediaDock接続時』
[PMD⇒内蔵液晶ディスプレイ]
解像度(1280x768) :
Rank B (67.27/60.24/80.35/44.95 FPS)
解像度(1600x900) :
Rank B (49.47/46.39/56.89/35.38 FPS)
解像度(1920x1080) :
Rank C (37.49/34.26/42.91/27.99 FPS)
[PMD⇒外部ディスプレイ]
解像度(1280x768) :
Rank A (74.72/66.22/90.94/50.09 FPS)
解像度(1600x900) :
Rank B (61.70/54.53/77.77/42.48 FPS)
解像度(1920x1080) :
Rank B (50.02/44.04/60.23/37.05 FPS)
VAIO Zシリーズ「VPCZ11AHJ」
[SPEEDモード]
解像度(1280x768) :
Rank B (64.22/52.60/81.26/38.34 FPS)
解像度(1600x900) :
Rank C (47.52/37.08/55.07/29.95 FPS)
解像度(1920x1080) : Rank D (35.99/29.53/40.58/24.00 FPS)
[STAMINAモード]
解像度(1280x768) : Rank D (13.45/11.54/18.04/9.86 FPS)
解像度(1600x900) : Rank D (10.50/ 8.69/12.99/ 7.60 FPS)
解像度(1920x1080) : Rank D ( 8.19/ 6.91/ 9.68/ 6.00 FPS)
VAIO Zシリーズ「VGN-Z93JS」
[SPEEDモード]
解像度(1280x768) : Rank D (21.78/15.87/23.90/14.43 FPS)
解像度(1600x900) : Rank D (16.24/11.46/19.06/11.36 FPS)
[STAMINAモード]
解像度(1280x768) : Rank D ( 9.70/ 7.68/14.78/ 5.40 FPS)
解像度(1600x900) : Rank D (10.14/ 8.11/14.66/ 6.93 FPS)
グラフィックの細かいキャラクターとの戦闘シーンを動作させたベンチマークで非常に負荷高く、
当時、前々Z(Z90)では、ベンチマークの映像すらカクカクでまともに流れなかったけれど、
前Z(Z11)の[SPEEDモード]でようやく評価が
Rank Bまで引き上がっていた。
ただし、デフォルトの解像度(1280x768)の話で、
解像度を上げるとやはり急激に苦しくなってくる。
そして、新Z(Z21)にPowerMediaDockの組み合わせになると
フレームレートのグラフはかなり持ち上がり、
デフォルトの解像度に外部ディスプレイ出力であれば
Rank A「悪魔たちをスタイリッシュに狩ることができます。」
を獲得するに至った。
解像度を1600x900、1920x1080と上げても
これだけ安定して流れるようになったのは正直凄いなと。
ちなみに、本体の排熱ファンは常時回っているものの静かで、
PowerMediaDockが動作中にそこどこがんばっているようだったけれど
ピークまで回るような事はなかった。
<公式ベンチマーク指針>
RANK S・・・悪魔たちを非常にスタイリッシュに狩ることが出来ます。
RANK A・・・悪魔たちをスタイリッシュに狩ることができます。
RANK B・・・悪魔達をスタイリッシュに狩れないことがあるかもしれません。
RANK C・・・悪魔達をスタイリッシュに狩るのは難しいかもしれません。
RANK D・・・悪魔達をスタイリッシュに狩るのは難しい状態です。
−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−
●STREET FIGHTER IV
カプコンの「ストリートファイター4」のオフィシャルベンチマークソフト。
DirectX 9.0c以上(DirectX10)が必須。
2009年7月に登場した格闘ゲーム。
●VAIO Zシリーズ(VPCZ21AJ)『本体単独使用時』
[Core i7-2620M、8GB]
解像度(1280x768) :
Rank C 8397 (41.67 FPS)
解像度(1600x900) :
Rank D 7424 (32.81 FPS)
解像度(1920x1080) : Rank E 6361 (24.61 FPS)
[Core i5-2410M、4GB]
解像度(1280x768) :
Rank D 8062 (37.25 FPS)
解像度(1600x900) : Rank E 7134 (29.20 FPS)
解像度(1920x1080) : Rank E 5950 (19.00 FPS)
●VAIO Zシリーズ(VPCZ21AJ)『PowerMediaDock接続時』
[PMD⇒内蔵液晶ディスプレイ]
解像度(1280x768) :
Rank A 9880 (59.40 FPS)
解像度(1600x900) :
Rank A 9554 (59.44 FPS)
解像度(1920x1080) :
Rank B 8411 (51.86 FPS)
[PMD⇒外部ディスプレイ]
解像度(1280x768) :
Rank A 9899 (59.61 FPS)
解像度(1600x900) :
Rank A 9565 (59.59 FPS)
解像度(1920x1080) :
Rank B 8851 (57.72 FPS)
VAIO Zシリーズ「VPCZ11AHJ」
[SPEEDモード]
解像度(1280x768) :
Rank B 9339 (53.07 FPS)
解像度(1600x900) :
Rank C 8163 (42.05 FPS)
解像度(1920x1080) :
Rank D 6780 (30.17 FPS)
[STAMINAモード]
解像度(1280x768) : Rank E 5937 (11.88 FPS)
解像度(1600x900) : Rank E 5483 ( 8.56 FPS)
解像度(1920x1080) : Rank E 5004 ( 6.55 FPS)
VAIO Zシリーズ「VGN-Z93JS」
[SPEEDモード]
解像度(1280x768) : Rank E 6395 (17.43 FPS)
解像度(1600x900) : Rank E 5875 (13.46 FPS)
[STAMINAモード]
解像度(1280x768) : Rank E 5697 (8.99 FPS)
解像度(1600x900) : Rank E 5343 (6.81 FPS)
グラフィックにおもいっきり依存する格闘アクションゲームで
フレームレートが遅延してしまったら元も子もないスピードが全てのゲーム。
前々Z(Z90)では、デフォルトの解像度(1280x768)ですら
やはり遅すぎてゲームとしてなりたたなかったけれど、
前Z(Z11)の[SPEEDモード]では
Rank Bと高い評価が出ていて、
モバイルノートでも格闘ゲームが可能になっていた。
けれど、やはり排熱ファンはブンブン回る状態というのはあいかわらす。
新Z(Z21)にPowerMediaDockを装着した状態で計測してみると
最高ランクの
Rank Aになるのは当然ながら
解像度を1600x900に上げても
Rank Aを維持していて、
フルHD(1920x1080)でも十分なほどのフレームレートを確保していて超安定。
さらに動作中でも、本体の排熱ファンもPowerMediaDockも動作しているものの
ほとんどその音が気にならないほどでとても快適な環境と言える。
ちなみに、このゲームは、
Rank C程度あれば、実際のゲームでも設定次第で
快適にする事ができるので、新Z(Z21)の[Core i7-2620M、8GB]なら
外出先でも格闘ゲームが楽しめるという事にもなる。
−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−
<シミュレーションベンチスコア>
●GNO3(ガンダムネットワークオペレーション3)
バンダイナムコオンラインの「ガンダムネットワークオペレーション3」の
オフィシャルベンチマークソフト。
2010年3月に登場したオンラインシミュレーションゲーム。
シミュレーションゲームなので、そもそも負荷率も低いのだけど
前々Z(Z90)より計測しているベンチマークのため比較のために試みた。
●VAIO Zシリーズ(VPCZ21AJ)『本体単独使用時』
[Core i7-2620M、8GB] [Core i5-2410M、4GB]
3D HIGH :
43.4 FPS 42.1 FPS
3D MID :
44.6 FPS 42.7 FPS
3D LOW :
47.8 FPS 44.3 FPS
2D :
96.9 FPS 67.8 FPS
●VAIO Zシリーズ(VPCZ21AJ)『PowerMediaDock接続時』
[PMD⇒内蔵液晶ディスプレイ] [PMD⇒外部ディスプレイ]
3D HIGH :
55.8 FPS 67.2 FPS
3D MID :
59.4 FPS 68.5 FPS
3D LOW :
64.2 FPS 79.1 FPS
2D :
97.3 FPS 128.9 FPS
VAIO Zシリーズ「VPCZ11AHJ」
[SPEEDモード] [STAMINAモード]
3D HIGH :
57.4 FPS 25.6 FPS
3D MID :
54.8 FPS 26.4 FPS
3D LOW :
59.8 FPS 28.6 FPS
2D :
98.3 FPS 48.6 FPS
VAIO Zシリーズ「VGN-Z93JS」
[SPEEDモード] [STAMINAモード]
3D HIGH :
26.4 FPS 21.3 FPS
3D MID :
29.6 FPS 21.0 FPS
3D LOW :
40.4 FPS 23.6 FPS
2D :
87.4 FPS 44.5 FPS
どこでも出来る事を前提につくられた
シミュレーションゲームだけにとてもハードルは低い。
戦闘シーンにきめの細かい3Dが使われている部分で
多少のグラフィックパワーを使う。
快適がプレイできるかという基準であれば、40FPSあれば最適とされていて
そうしてみると
前々Z(Z90)では、[SPEEDモード]にしても「3D LOW」止まりだった。
前Z(Z11)では、[SPEEDモード]にすれば、「3D HIGH」はもちろん快適、
ただし[STAMINAモード]にすると多少3Dモードでは物足りなさがあるかもしれないけれど
それでも利用はできるレベル。
新Z(Z21)はPowerMediaDockはもはや使う必要はなくて、
本体単体動作でも「3D HIGH」で十分40FPSを超えていて
このあたりはサラっと動作してくれる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
前々Z(Z90)は、
[NVIDIA GeForce 9300M GS]のパフォーマンスが
それほど強力なグラフィックではなかったので、
ゲームをやるには少し力不足な部分は否めなくて
前Z(Z11)になって、
[NVIDIA GeForce GT 330M GPU]が搭載されて
随分とパフォーマンスを発揮してくれる外部グラフィックになっていた。
今回は、外部グラフィックをPowerMediaDockに分離してしまうという力技に出たので
非常に気にかかるところではあったけれど、
これだけのベンチマークテストを繰り返していると、
CPU内蔵GPU(
Intel HD Graphics 3000)は
思っていた以上に高いパフォーマンスを持っていたという事。
もちろん新Z(Z21)単体動作では、
前Z(Z11)の
[NVIDIA GeForce GT 330M GPU]の性能を超えるとはいかないけれど、
それに準ずるパフォーマンスを持っていて
それがCPU内蔵GPUで解決できてしまって、
かつ本体が薄型化や軽量化に貢献した要因となったのであれば、
これは必然の選択肢だったのかもしれない。
さらに、PowerMediaDockに搭載された
「AMD Radeon HD 6650M」は、
外部グラフィックとして相当なパフォーマンスを発揮してくれているという事。
まず一体化していたとしたら、
「AMD Radeon HD 6650M」を搭載する事は出来なかっただろうし
今までも排熱処理の大変さを知っていると、
そして別ユニットになった事で、CPUとグラフィックをそれぞれ個別に
排熱ファンで冷ます事ができる機構はとても理にかなっているのででないかと。
手に入れる前よりも
セパレートとしたメリットを感じられているし
モビリティとパフォーマンスの両極を使い分けられる充実度はなかなか高い。
Twitterで何かをつぶやき中。ID:kunkoku
【VAIO typeZ特集ページ】
【TOPページへ】