Sony Tablet Sシリーズのデザインってのは、
雑誌を折り返したような形をしていて、実際に手に持ってみるとまさにそんな感じ。
Androidタブレットなので、まぁ何でも出来るのだけど、
せっかくのこの形を活かして本でも読んでみたい!と思ったら
「Reader Store(リーダーストア)」が使えるようになるのは10月からって事で
今はまだ利用できない。
じゃあ自力でPDFファイルを作って見られるようにしてしまえばイイ!
って事で自分の手持ちの紙類や書物をPDFデータ化して
Sony Tabletで見られるようにしてしまおう。
<物凄く注意点>
書物をバックアップするためのスキャンに関しては
あくまでも自分の購入した書物の一部とし、自分が利用するためのみに限定しています。
また、バックアップ元となる書籍も保管しているなど著作権に配慮しています。
こちらの方法を参考にされても、誤った使い方をされる場合には
メーカー、および当方は一切の責任を負いません。
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以上の注意点を理解していただいて
今回はその一つの実験例として。
例えば、全180号を3年がかりで毎週発売する「週刊 ガンダム パーフェクト・ファイル」。
初回バインダー付きでこれはこれで物理的にコレクションしていくのだけれど、
これがおおよそ貯まってくると恐ろしいまでの物量と重量になると思われ
ヘタすると見なくなるんじゃ?とか途中で買うのを断念してしまうんじゃ?
という心配もある。
でも、これがPDFファイルになっていると、
仮にPCでチェックする事もできるし、こうした
Sony TabletやiPadのようなタブレット端末で
簡単に楽しむ事もできるだろうという事で実験。
まずは、PDFとして取り込もうと思った場合には、
一般的にその書物を1枚1枚切り離す作業が必要になるのだけれど、
この雑誌はもともとバラバラになる仕様になってるので
バラすのはとっても簡単。
それに全てが必要ではなくて、このなかの不要な部分は取り除いて
必要な部分だけを集めておく。
後は、FUJITSUのドキュメントスキャナ
「ScanSnap S1500」で、
サクサクっとスキャンしてしまう。
このドキュメントスキャナを使うと何が便利かって、
一回の読み込みで表面と裏面を同時に読み取ってくれるし
ワンボタンで、1分間に20枚程度をドバドバとスキャンしてくれるので
とっても作業は快適。
それに、多少斜めになってもきちんとまっすぐに読み込んでくれたり
まず2枚重なって読み取ってしまう事もなく
万が一重なってしまった場合でもすぐにその旨を通知してくれて
非常に使いやすい、というか普通のフラットベットスキャナと比べたら
その扱いやすさは遥かに違う。
と言いながらもまず1個目の難関として、
ドキュメントスキャナ
「ScanSnap S1500」の読み取り原稿の大きさの限界はA4までなんだけれど、
なんと今回の中には、A3サイズのポスター状の物もあったりする。
でも、このドキュメントスキャナは非常に賢くて
付属の「A3キャリアシート」という透明なファイルのようなものに
A3を2つに折りたたんでA4サイズにて入れた状態でスキャイングすると、
なんといつもは表面と裏面という認識なのに
この時は、その同時に読み込んだそれぞれの面を1枚の画像として取り込める。
一つ注意すべきは、その原稿となる読み取りの向きを間違えてスキャンしてしまうと、
1枚の合成する方向が間違った方向にくっついて取り込まれてしまうので
間違えないように確認する必要がある。
でも、これでA3サイズのスキャニングが発生しても大丈夫!
がしかーし、さらに手強い強敵があって
今度はなんとA4が3枚にわたっての「年表」的な大きさのもの。
さすがにこれはムリなので、そもそもスキャンする事を諦めるか?
それともカッターなどで切ってしまって取り込みを決意するか?
それともう一つ難関があって、
初回特典でついてきた特製バインダーには、
より効率的に中身を仕分けできるようにと「ディバイダー」という間仕切りが入ってる。
もちろんこれもPDF化してたら目安的にとっても便利に違いないと思いながらも
なんとこの「ディバイダー」、A4サイズではあるものの
指でチェックできるようにそれよりも大きくタグが付いていて
これが邪魔してドキュメントスキャナに取り込む事ができない。
うーん、今回のPDF化だけが目的じゃなくて、バインダーに収めるのも楽しみの一つなのに
そうすると切るという行為が納得できない。
どうしたものかと悩んだ末、
そうか!最終180冊にもなる物量がひとつのバインダーで収まるワケないか!
という事でもう一つ「週刊 ガンダム パーフェクト・ファイル」を買えばいいやという結論に達したので
もう一つには切るという手を加えよう。
ということで登場するのが、SANWA SUPPLY製の
ドキュメントカッター(裁断機) 「DCC-4」。
この裁断機は、一度に150枚もの雑誌類をザックリと切ってしまうほどの威力で
ここまで用意する必要はないかもと思いながらも
正確にかつ綺麗にカットできるので、これで裁断。
「ディバイダー」のタブは切り離されてA4の大きさに、
それから横長の年表もA4サイズに3分割。
こうなってしまえば、
ドキュメントスキャナでPCに取り込んで、PDF化できる。
何回かにわけて取り込んだPDFファイルの塊も
ドキュメントスキャナ付属のアプリ「ScanSnap Organizer」を使って
一つのPDFファイルに統合、
スキャニングされた画像の向きを修正したり、
これから順番通りに見られるように、順序を入れ替えなどをしたら出来上がり!
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Sony TabletをUSBケーブルでスキャンしたPCと接続。
Sony Tabletの中に「Reader」というフォルダがあるので、
そこに自分で作ったPDFデータを移せば準備は完了。
トップ画面か「app」にある「Reader」をタップして起動すると、
自分のとり込んで転送したPDFファイルが画像付きで
ズラズラーっと並ぶので、なかなかこれを見るだけでも壮観。
始めて転送して一度も見てないものには、Newというロゴが付いているので
どれを新しく入れたかも人目でわかる。
ちょっと残念なのは、このReaderのトップ画面は横画面固定になっていて
縦方向に向けても切り替わらないのが惜しい。
さーて、今回取り込んだ「週刊 ガンダム パーフェクト・ファイル」を見てみる。
横向きにすると、2枚のページを見開きで表示、
(設定で1ページにも変更可能。)
縦向きに持ち帰ると、1ページだけを大きく表示する。
横向きのままでも二本の指でピンチインしてやれば拡大して読みやすくもできるし
縦向きに持って、さながら雑誌を持つ感覚で読んでもいい。
指でなぞってページを送ったり戻したりもできるし
画面に対して、右寄りをタップすれば次のページへ進むし
左寄りをタップすれば一つ前のページに戻るので
本を読む感覚としてもとても楽チン。
ちなみに、画面の中央あたりをタップすると、画面下にツールバーが表示される。
赤いバーは、全ページ中、何ページを見てるかが一目瞭然でわかるし
バーを左右になぞって一挙にページを飛ばしたりもできる。
それとちょっとというか、かなり便利なのが「検索」機能で、
ここでキーワードを入れて検索すると
PDF内にあるテキストデータからそのキーワードを検索して
そのページに飛ぶといった技も使える。
考えてみても今はまだ180冊中の1冊でしかないから
内容がわかりやすいけれど、これが全部揃おうものなら、
自分の探したいモビルスーツはどこ?とか探すのに手間がかかってしまいそうだけど、
テキストから検索できると、特定のページに限らず
そのキーワードのあるページをいろいろ探して見る事ができるから
これはかなり重宝しそう。
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って具合に一つの例ではあるけれど、
こうしてPDF化したデータを
SonyTabletで見られるのは
とても楽しいし理にかなってるし、
こんな風に見て始めて、あぁこの
SonyTablet Sシリーズの形って持ちやすいよね
と思えたりする。
これも
SonyTabletの一つの利用方法。
後は、見たい小説とか雑誌とか漫画とかを
いつでも自由にダウンロードして購入して見られるようになると
もっとこの本的な使い方も当たり前になってくれそうなので、
「Reader Store(リーダーストア)」の解禁を待ちたい。
・イライラしない、心地良く気持よく動いてくれるタブレット、それがSonyTablet
・SonyTabletが家にあると、ちょっとおもしろい生活がやってくるかも。
・ソニー純正の液晶保護シート「SGPFLS1」をSonyTablet Sシリーズに貼ってみる。
・ワリと実用的に使えるSonyTablet Sシリーズ専用のキャリングカバー。
・SonyTablet Sシリーズ(Wi-Fiモデル)はいきなりアップデートでAndroid3.2になる!
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先日のPlayStationStoreの解禁に続いて、 ようやく、Sony Tabletでも本をダウンロードして読めるReaderStoreが利用可能に。 逆に、ReaderStoreで購入した“電子書籍”は、 今まで電子書籍リーダー”Reader”でしか読むことが出来なかったのに、 今回の広がりでやっとマルチ
ソニーストアで、電子書籍リーダー「PRS-T2」や、 サイバーショット「DSC-WX300」、「DSC-WX200」、 ハンディカム最上位モデル「HDR-PJ790V」を値下げ! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ●電子ペーパーで読む電子書籍リーダー 電子書籍リーダー Wi-Fiモデル「