2013年11月25日

細かく改良されて、装着性と没入感が向上したヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T3」

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ソニーのヘッドマウントディスプレイ、3世代目となる「HMZ-T3/T3W」

そのうちの、ワイヤードモデルの「HMZ-T3」の実機が来たので
まずはその中身の構成をチェックしてみる。

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ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T3」の中身はやたらと付属品が多い。

本体ともいうべき、ヘッドマウントユニット・バッテリーユニットに、
プロセッサーユニット、ヘッドホン、MicroUSBケーブル、HDMIケーブル(1.5m/3m)、
ACアダプター「AC-UD10」、ACアダプター「AC-L200D」、電源コードx2本。

ワイヤレスモデル「HMZT3W」は、プロセッサーとの間をワイヤレスにできるから、
HDMIケーブル(3m)が付属していないという違いがある。

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ヘッドマウントディスプレイ自体のデザインは変わっていないものの
初代、2代目と、ホワイをを基調としていたものから
新型の「HMZ-T3/T3W」では、ブラックに周囲を反射するミラー状の
サイバーな印象に変更。
いや、ホワイトの時も十分サイバーチックだったけど。

今回は、さらに装着性に改良が加えられていて
額に固定するヘッドパッドの大きさがかなり大きくなっていて(HMZ-T1比で約1.8倍)
オデコにあたる部分も広く前後に調整もできる。

バンドは耳の周りをあけるような形状になっていて、
別に用意したヘッドホンを付けるときも邪魔にならないように配慮。

それから、ヘッドバンドの長さは大きなボタンを押して調整できるので
自分での装着しながらの調整もかなりやりやすくなっている。

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ヘッドマウントディスプレイは、装着している状態で
人の目が無意識に取り込むとされる
周囲約200度を含めた視野角を覆うようなデザインになっていて
中の映像に集中できる没入感がウリ。

それでも、装着した隙間から外の光がさし込むので、
よりその映像世界に没入したい場合には、付属のライトシールド(遮光板)を装着すると
さらに光を遮って、ほぼ外界からの情報をカットしてより没頭する事ができる。

この遮光板の形状も、より顔の形にフィットするように複雑なカーブを描いていて
ヘッドホン端子部分には干渉しないような形状になっていたり
鑑賞中にはずれないようにしっかりと本体に装着できるようになっている。

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付属のイヤホンは、
「HMZ-T3」には、直径13.5mmドライバーの
密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式ヘッドホンで、
MDR-EX300相当とされる。

「HMZ-T3W」には、大口径16mmドライバーユニット採用した
密閉型バーティカル・イン・ザ・イヤー方式ヘッドホンを
MDR-XB90相当が付属する。

もちろん「HMZ-T2」以降、ヘッドホン端子に
お気に入りのヘッドホンを差し替えられる。

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使いやすさについては、
特に初代の「HMZ-T1」と比べてみるとその進化具合がよくわかる。

「HMZ-T1」は、
ヘッドホンはもともと付いているものしか使えなくて
オデコのパッドの面積がちいさくて長時間つけると痛くなるとか
頭に装着するときの調整が留め具だったために面倒だったり
遮光板が小さくてすぐにポロポロとれてしまうとか

ヘッドマウントディスプレイとしての
映像を見るための装置としては完成度が高いのだけど、
実際に使い出すと、見るまでの装着が面倒だったり、装着感の違和感だったり、
そうした事の煩わしさのほうが気になっていたのは事実で、
「HMZ-T2」をへて、「HMZ-T3」では装着に対するストレスがかなり減っている。

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電源やメニュー、ボリューム調整は
ヘッドマウントディスプレイの直下にあって
視聴しながら指の感触で形状を確認しつつ操作できる。

それから、左右のレンズ間隔は、
それぞれが独立して調整が可能。

ヘッドマウントディスプレイ自体の重さは
「HMZ-T1」の約420gから、
「HMZ-T2」で約330g、「HMZ-T3」で約320gと軽量化しているので
装着している時の負担は随分と減ってきている。

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それから、従来と違うのがこのバッテリーユニット。

「HMZ-T1」、「HMZ-T2」では、専用ケーブルが
ヘッドマウントディスプレイから、プロセッサーユニットにつながっていたけれど、
「HMZ-T3」にはこのバッテリーユニットが備わっていて、
付属のMicroUSBケーブル経由で充電して単独での利用ができる。

バッテリユニットには、HDMI(MHLケーブル)入力端子があるので、
ここに、スマートフォンやタブレットをつないで
外出先だろうが、ベッドだろうが、トイレだろうがどこでも視聴する事ができる。

こうした使い方は、ワイヤレスモデルもワイヤードモデルも共通。

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そして、セレクターの機能をもつプロセッサーユニット。

前面に、ステレオミニプラグのヘッドホン出力端子、
背面に、HDMI入力が3つ用意されていて
ブルーレイディスクレコーダー、PlayStation3/4といった機器を接続できて
切り替えて使用できる。

また、HDMI出力からテレビへ接続して
「HDMIパススルー」をONにすればそのまま
接続した再生機器の映像をテレビで視聴できる。

ただし、ヘッドマウントディスプレイとテレビ同時の視聴はできない。

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ちなみに、ワイヤレスモデル「HMZ-T3/T3W」は、
は、ここのヘッドマウントディスプレイとプロセッサーユニットの間が
ケーブルレスになって、
例えば、リビングにあるブルーレイディスクレコーダーや、PlayStation3/4をプレイする場合でも、
その近くにいなければいけないという事もなくて
家中で自由に好みの場所に移動して、映画やゲームなどを楽しめる。

ここをどう捉えるかで、
ワイヤードかワイヤレスかの選択肢がわかれる。

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見始めようとしたときの装着しやすさとか、
つけていての負担も軽減されていて
没入感を増すために付けるライトシールド(遮光板)も
顔のギリギリまでを遮光するようになっていたり
今まで取り回ししてるとポロポロ外れやすくてストレスだったのもが外れにくくなっていて
このわりと地味なようだけど、ヘッドマウントディスプレイには重要な改良ポイント。

それから、今までは、
まずリビングにあるブルーレイディスクやゲームを使うのが鉄則になっていて
使うチャンスが限定されていたけれど、
バッテリーでどこにでも移動できて、
スマホ/タブレットに入ってる動画を見られるというオマケがついたおかげで
手に入れたヘッドマウントディスプレイの活用する場も増えてくる。

という事で、実際にコンテンツをいろいろ見てみよう。

続く。



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